ある日突然に0110
その後、諦めた様に軽く首を左右に振り溜息を吐いたメイドさんと共に転移室へと戻る事に。
何だか諦めた感じなのだが…なんだろね?ま、今に良い事あるさ、キッとね。
さて、転移室へと戻ると…ファラールが俺達をキョトンっと見ている。
なんぞ?
「あれぇ~っ?
それ、確認するのでは無かったのですかぁ?」
ファラールが首をコテンって傾け、不思議そうに尋ねて来るのだが…美幼女の小首コテンって…萌えるぜ、オラオラ、バーニングってかぁっ!
思わず取り乱してしまったぜっ!ふぅ。
良いモノ見れたっう事でぇ…メイドさんを放置です。
い、いや…何だか縋る様に俺を見ている気がするんだが…彼方を確認して報告するのは俺の役目では無い筈だ。
だから…しらぁ~んぷいってな。
少し腹を立てた様な雰囲気を感じたが放置して召喚室隅のテーブルへと。
執事さんが俺へとお茶を淹れてくれていた。
それを頂き暫し寛ぐ事に。
メイドさんは俺が完全に静観モードとなった事を悟り諦めた様だ。
ファラールへと説明を始めたのだが…
「姫様、あの先は安全となつている様で御座います」
「まぁっ!なら、行って良いのですねぇっ!」
満面に笑みを浮かべて告げるファラール。
辺りが華やぐ様な明るい笑顔ってぇのは、この様な笑顔を言うのだろう。
家のウィンティアには敵わないだろうが…うん、お茶請けには最適な笑顔に和みます。
「ですがっ!」って、行き成り強い声で告げるなよなっ!
ファラールがビックリしているじゃねーかよぉっ!
「彼方は普通の場所では御座いません」
えっ?って顔になるファラール。
そら、意味が分からんだろーさ、って俺にも分からん、どゆ事?
「まず、彼方が室内と思っていたら間違いで御座います。
屋外となっておりますので、ご承知おきを」
メイドさんが告げると、他のメイドさんが不思議そうに尋ねる。
「それは、おかしいのでは御座いませんか?
彼方は魔術学術院の召喚室となっているとの事でしたが?」
そう不思議そうに尋ねる彼女へメイドさんが返答を。
「ええ、元、召喚室だった場所との事ですわね。
今は全く違う場所と言って良いでしょう。
彼処は降臨界と言う場所に変わっております。
これは神々の御技にて変えられた場所で部屋から世界へと置き換わっていると思って良いでしょうね。
ですので、部屋へ行くつもりでしたら、転移後に戸惑う事になりましょう。
そして彼方は神々が管理される場なれば、迂闊な行いを控える様願います」
そう告げ、恭しく頭を下げるメイドさん。
まぁ、そうだよねぇ。
ファラールが変な事をするとは思わないけど、彼処は特別な場所って言えるだろうなっ。
神魔仙幻の各界よりトップクラスの方々を含めて降臨して交流している世界…そんな世界は各界にも、ましてや現界にも存在しなかった場所だ。
それが現界へと構築され、今や彼処は限界以外の各界から来られた方々のサロンって扱いにな。
そんな場所で不敬を行ったら…ううっ…考えただけでも恐ろしい。
メイドさんから話を聞いたファラールはキョトンっとして言う。
「ファラール、ガリル様と一緒に居れるだけで良いのだけど?」
そんな感じで不思議そうに告げている。
そんなファラールを困った様に見ているメイドさんだが、覚悟を決めた様に…「では、参りましょう」っと。
いや、別に危ない場所へ行く訳では無いんだが…
俺は困った様に彼女を見た後でティカップをテーブルへと。
「美味しかったです、良い茶葉ですね」
「それは良うございました。
これは亡くなられたお后様も愛飲されておられた茶葉で御座います故」
い、いや…何気にヘビーな返答を返して来るな、この人。
「そ、そうか…有難う」
そう告げ、逃げる様に転移陣へと進んだのは仕方有るまい、よね。
誰だっ!ヘタレっうのはっ!
俺が近付き、いよいよファラールが転移陣へと。
俺もそれに続き転移。
メイドさん達も俺達に続き…降臨界へと皆で降り立った訳なんだが…
「わぁぁぁっ!
すっごぉぉぉぉぃっ!
わぁ~いぃっ!」
って、おいっ!
行き成り走り始めるファラール。
「姫様っ!」
慌ててファラールの後を追い始めるメイドさん。
って!此方へ先程に転移したメイドさんだけ正気を保ってファラールを追っているのだが…残り2人のメイドさんは放心状態へと突入中です。
いや、これ…どないせいっと?
放置で良いですかねぇ?
先程の2の前になるのが目に見えるから皆さんに任すのは危険だろう。
いや…たから、ラグナルぅ?さっきのリベンジって感じで近寄って来なくて良いからねっ!
絶対に2人が気絶するから、やーめぇーてぇーだぁっ!
仕方無いから俺が気付けをな。
っても…毎回火柱も芸が無い。
では、どうするか…ようは刺激を与えてやれば良いんだよな、うん。
そう考えて、軽く刺激を与える事に致しましたぁ~ドンドンパフパフってか。
用意致しますのは雷の魔術で御座います。
強烈に発しますと危険ですので微弱にて活用を。
そう…静電気が走る様に…
ビチィィィィィッ!
「「クッキァァッ!」」
おっ!可愛い声、頂きましたぁっ!イヒッっとな。




