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ある日突然に0102

終わりがあれば始まりがあり…空けぬ夜明けは無いもので…

はい、朝です、皆様、お早う御座います、ガリルです。

今日も一日頑張って参りましょう。

昨夜、須佐之男命様より差し入れして頂いた胃腸薬にて快眠を得た為、本日はスッキリとした目覚めとなっておりますです、はい。

本日の予定は親父様と共に城へ向かい転移陣を設置する事ですね。

昨日の宴会途中に抜け出して降臨界へは転移陣を設置しておりますよ。

インクを入れた瓶も懐にキープれす。

準備万端って訳ですね、分かります。

親父様には昨晩の祝いの席にて城へ転移陣を設置する事を告げてありますので大丈夫でしよう。

では、起きますかね。

そう思ってベッドから身を起こしてベッドから離れる。

朝日が上がったばかりの早朝なので時間は十分にあるだろうね。

まずは顔を洗ったりと身支度、身支度。

身支度が終わったら朝の散歩と行きましょうか。

ドアから廊下へ出る愚は冒しませんよ、ぼかぁ。

ゼッテェーにメイド部隊が手薬煉巻いて待機しているに決まっていやすかんね。

捕まったら朝から着せ替え人形ファッションショーの開幕となってしまいやす。

それは勘弁なので、窓を開けて直接外へとね。

現在は飛行魔術に対しては研鑽中にて使えません。

それでも風の力にて落下速度を低減させる事くらいは容易い事。

3階の部屋から舞い降りるなど、メイドさん達には予想出来ないでしょうからね。

なんて思っていた事もありました。

「ガリル様、お早う御座います」ってニッコリメイドさんのお出迎え。

って、完全な包囲網が出来上がっておりますねぇ…はははっ。

「い、いや…お早う御座います…って皆さん、お早いんですねぇ…あははははっ」

思わず空笑いってね。

「ええ、お陰様で」ってニッコリ。

い、いや…包囲網が狭まっていますが…抜ける隙は…無い様です、有難う御座います。

って…「確保ぉぉぉぉっ!」っうメイドさんの鶴の一声にて俺を捕まえるメイド部隊。

くっ、無念。

暴れる訳にもいかない為、大人しく部屋へと連衡される事となりやした。

部屋にはお袋様が既に待機していやす。

またファッションショーか…って思っていたのだが…どうやら今日は着せ替え人形にはならなくて良い様です。

既に3つの服が用意されており、それから選べとの事ですが…思わず冷や汗がダラダラってね。

「あのぉ~、この中から選ばないとダメですか?」って思わず訊いてしまいましたとさ。

だってさぁ…1つはカボチャパンツの白タイツっうウィンティア垂涎の王子(オウヂ)様衣装ってね。

マントと小さな冠がチャームポイントれす。

って、ゼッテェにヤダっ!

っても…対となる様なお姫様衣装は…もっとイヤです。

そして最後の1つは…キンギラキンの貴族様衣装って…典型的な成り上がり貴族のボンボン衣装ですね、分かります。

いや、俺にどうしろと?

選択肢0にて選べと言われても困る訳で…戦略的撤退も周りを固められて行えません。

俺がオロオロしていると…お袋様がニッコリと笑って仰ります。

「この中から選べないのなら仕方ないですわねぇ。

 では、この衣装ならどうかしら?」

そうお袋様が告げると、メイドが新たな衣装を提示して来た。

それは白地の衣装なのだが、銀糸の刺繍が施され襞と言うかフリルと言うか…

下はスラックス系統なのだが、此方も白で銀糸の刺繍が施されている。

コレに薄手の外套…コート?らしき物を羽織る形となる。

非常に上品な形とはなるが…どう考えても男装の女性っぽくなる衣装である訳で…普段の俺ならば絶対に選択しない衣装なのだ。

だが、しかし…他の選択肢が酷過ぎるぅ。

これは1択しか無いと言う事なのでしょうか。

「あははははははっ」って笑うしかありませんね。

もう、冷や汗、ダラダラですってばぁ。

「今日は、この衣装しか用意していませんからね、この中から選ぶのですよ」

いや…クローゼットの中に…って選ばせる気はナッシングですか、さいですか。

だから諦めて真っ白白助になりやしたよ、ええ。

その後はメイドさんに捕まってお着替えれす。

って…「何で髪を結うぅっ!」

思わず声を上げてしまいましたよ、ええ。

腰まで伸びる髪の一部を三つ編みの様に結い上げ、それらを使用して月桂樹の王冠の様に髪を結い上げてしまう。

って、アニすっだ、すっだぁっ!

「王城へと登城する訳ですから身嗜みはキチンとしないとダメですわよ」ってお袋様がね。

いや…「男の私が、この様に髪を結い上げる必要があるのですか?」

思わず尋ねるとだね。

「良く似合っておりますわよ」だってさ。

ガックリしていると…「にぃ~に、きぇ~」ってウィンティアがね。

「おや、そう?」思わず御満悦れす。

良いんです、ええ、ウィンティアに褒められたら、それが至言至上なのです。

そうにきまっているのでしたぁ。

その後は食堂へ移動してからの朝食で御座います。

今日はポーチドエッグの入ったスープとベーコンとチーズが乗った炙りトーストにフレッシュサラダと果汁ミックスミルクセーキとなっております。

相変わらず、ウマウマれした。

そんな朝食を頂いた後で、親父様と共に登城と相成ります。

今日は我が伯爵家自慢の馬車に乗車して正門からの出立となります。

多くの使用人とお袋様、ウィンティアに見送られて馬車に乗り、カッポカッポとリズム良い音をさせながら馬が馬車を牽引して行きます。

正門までの道のりを経て門を潜ると町中へと。

此処から王城までは些か距離がある為、徒歩ではとてもでは無いが毎日の登城は厳しいでしょう。

そして城までの道は貴族の馬車専用の道が確保されており、貴族以外の者が使用する事は禁じられているのですよ。

だから快適に馬車は、その歩みを進めるのでしたぁ、ってか。

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