出会い
出会い
この世は実に理不尽で、真面目に生きている奴より、悪そうな奴が少し人に優しくしたりする方が評価が高い。
しかし、俺は絶対に悪そうな奴が時折見せるギャップなどに屈しはしない。
それはさておき、俺は今日デートをする予定なのだ。
デートの相手は、飛鳥ちゃん18歳高3。出会いはチャットサイトだ。
飛鳥ちゃんは、顔は載せてなかったのだが、女に飢えている俺はもはや女なら誰でも良かった。
熱心にチャットでメッセージを送っていると、飛鳥ちゃんは恋愛をしたことがないらしい。
チャットでの喋り方も大人しい。きっと、黒髪ロングの清楚お嬢様に違いない。
そう期待を膨らませていた。
そして熱心に会いたいとアプローチをしていたところ「お茶くらいなら...」と承諾してくれたのだ。
出会い厨?はい、そーですが?
悪いが俺は黒髪ロングお嬢様をゲッツさせて貰うぜ。ヒッヒッヒ。
〜待ち合わせ場所〜
「あの子かな?」
そこには黒髪ロングの小柄で可愛いらしい女の子がいる。
「すいません、飛鳥ちゃん?」
「えっ...」
...黒髪ロングの女の子は飛鳥ちゃんではなかった。
すると、後ろからクールな印象の女の子の声が聞こえてきた
「あの、すみません。飛鳥..私なんですけど。」
振り返るとそこには...
ヤンキー女が居た...
続く