ユキユキテ
往けば往き行く。されども行かず。
留まる、さりとて流るるは。
此処は何処や、いづくにか。
まさに知るべし、すべからく。
此処に於いてか、幾日も。
其処に於いては、片時も。
真に覚せば、行き往かん。
(訳:この路を進めばたどり着く事が出来るだろう。
だが、進みはしない。
そうして留まっているというのに、
流浪しているとはどういう事か。
今居るこの場所は一体どこなのか。
そしてどこに向かうべきか。
知っているべきなのだ、それも明確に。
幾日も思い悩んだのは、この場所だっただろうか。
来るべき時が来れば思い悩む暇など無い。
その事を自覚したならば、前へ進もう。)