俺の小説がつまらないだと?お前の読解力が無いからだ!馬鹿め!
せっかく書いた小説が、読者から「つまらない」「面白くない」と言われたら、誰だって傷つきます。
しかし、それを「読者の読解力が無いから」「読者が馬鹿だから」と読者のせいにするようになったら、創作家としてはおしまいです。
「面白くない」と言われたら、成長のチャンスだと思いましょう。もっと面白いものを書けばいい。
読者から「つまらない」と言われる多くの理由のひとつが、「文章が読みにくい」「分かりにくい」というのがあります。
しかし、それを棚に上げて「最近の読者は、ラノベのような読みやすいだけの小説しか読んでないから、読解力が無い」「俺の小説は難解だが、きちんと読めば面白い」と開き直っていませんか?
たいていの場合、それはあなたの小説が難解なのではなく、文章が下手で読みにくいだけです。
最近の読者は、読みやすいラノベばかり読んでいて、読解力が無い。
読みやすい小説は、深みがなく、読んでも心に残らない。
難解な書物からじゃないと知見は得られないし、読解力も育たないのだ。
そんなことを言って、自分の小説が読みにくいのを正当化しようとしていませんか?
読みにくい小説と難解な小説を履き違えてはいけません。
市販されているラノベが、読みやすくて理解しやすいのは、文章の技術が優れているからです。
ラノベだけではなく、全ての小説において、読みやすいというのは大きなアドバンテージになります。
いえ、小説だけでなく、ビジネスにおいてのプレゼン資料や報告書などでも「読みやすい」「分かりやすい」は重要なのです。
仮に、ラノベやWeb小説の異世界ファンタジーではなく、重厚な雰囲気の本格ファンタジーを書きたいと思っているとしましょう。
重厚な雰囲気の小説は、読みにくいものでしょうか?
文章の技術があれば、読みやすくて重厚な雰囲気も感じさせる小説を書くことができるのです。
読みにくい小説、分かりにくい小説のパターンとしては、冒頭で固有名詞の連続というのがよくありがちです。
ここは、なんとか大陸のなんとか国のなんとかという町。読者の知らない固有名詞が連続して出てくると、それだけで読むのがうんざりしてしまいます。
読みやすい小説は、そこを上手く、固有名詞が連続にならないように、読者に必要な情報を開示してくれます。
あと、主語と述語がおかしかったり、修飾語ばかりで分かりにくい、そもそも文法が変など。読みにくい小説の一番の理由は、文章力の無さが原因となるのがほとんどです。
もちろん、文章力があってもストーリーが面白くなければ「つまらない」と読者から言われるでしょう。
しかし、「つまらない」「面白くない」と言われるのを読者のせいにする人は、たいてい文章自体に問題があるパターンがほとんどです。
読者のせいにしてはいけません。一度、立ち止まり自分の小説を読み返してください。
読者のせいにしては、創作家としての成長は止まります。そして、それは終わりの始まりなのです。




