第二弾 魔法がある世界では科学はどの様に定義、発展するのかについての一考察
前作の反響が良かったので、こすってみました。( ̄▽ ̄)//許して。
皆様こんにちは。二番煎じ大好き加藤良介です。
今回は前回に投稿した「魔法がある世界では科学はどの様に定義、発展するのかについての一考察」の反響が良かったので、思考をもう一歩踏み込んでみることにしました。
ディスカッションの一種と思ってお読みいただけたら幸いです。
まずは、前回を簡単に振り返るりまする。
私は便宜上、魔法使いが存在する人間社会を4つに分類しました。
① 魔法使いが一人の場合
② 魔法使いが少数だけ存在する場合
③ 魔法使いがそこそこ存在する場合
④ 魔法使いがめっちゃいる場合
こんな感じに4分類して、①と②ではふつーに科学は発展するだろうけど、③と④は程度の差はあれど難しいですよ。と言う結論でした。
①と②の結論には皆さん同感だったみたいですが、③と④に関しては別のご意見の有る方が多かったようです。
今回はこれらのご意見を立脚点にして考察をすすめましょう。
ではではスタート。
・地球とは違う、その世界独特の科学が発展するはず。
このご意見を読んだとき、私の頭は「???」状態になりました。
初見ではマジで意味が分かりませんでした。
(。´・ω・)?。どゆこと。地球と違う科学ってナニ?
科学ってのは思想や文化ではなく、物理現象を体系化したものですから、同じ条件下であれば地球だろうが火星だろうがアンドロメダ星雲だろうが同じ結果が出るはずです。
それとは違うってことでしょ。
これはもしかして、地球とは違う物理現象が起こる世界ってことなのかとも思いました。
例えば、我々の認識での光の速さは299 792 458 m / sらしいですが、これより速かったり遅かったりする世界があるってことなの?
別にそんな世界観を構築して作品を展開することは出来ますし、その作家の自由ではありますが、設定がクソ面倒な上に、読者に理解してもらう工夫が半端ないです。
めっちゃ書きにくいやろ。
(。´・ω・)?。そんな奴おる。いや、おるかもしれんが圧倒的少数派でしょう。
そもそもの文意として、科学で説明できない現象を魔法と定義づけして論述しましたので、科学と違う段階で、それが魔法なのではないのかとも思いましたね。
あのエッセイでの「科学」ってのは、我々が理解している科学ですので、そこをずらしたら話の基準点がずれてしまい、文字通りお話になりません。
ですがそんな返答をしても面白くありません。我々の認識とは別の、科学的な何かが発展するというご意見も理解できます。
ここはその、科学的な何かを"科学"と言い切ってお話をすすめましょう。
問題は、それがどう発展するかでするかですよね。
これは③で書きましたが、魔法使い自体が魔法以外の科学的現象を発見するのが手っ取り早いです。と言うか魔法を使えない人は、自分が発見した現象が魔法なのか別の何かなのか判別するのが難しい。
分かっているのが、自分は魔法を使っていないという事だけでしょう。事実検証の基準点を発見するところから、始めなければなりません。ですので③の世界では、魔法使いに科学研究の先陣を切ってもらわねばならないでしょう。そしてそれを書籍にして流布し、ある時、魔法を使えない一般人の手に渡り、何らかの進歩をするかもしれません。それにしたって、かなりの難事であるとは思います。
この世界では、魔法使いの協力が有れば科学が発展するかもしれません。
そして④の世界では難易度がさらに上がります。
私は④の世界では「全ての現象が魔法の論理で説明されるでしょう」と述べました。
木が燃えるのだって、ファイヤーボールを放つのだって、同じ理論で説明されるでしょう。ってか多分説明できると思います。数多くの魔法使いが存在する世界はで、そのことに疑問を持つ人はかなり少ないと思われます。
それらの常識を否定して、独自の理論展開をしていくのは至難の業です。
魔法の一言で説明できるのに、わざわざ別の小難しい理論が認知されるとは思えません。
仮に誰かが魔法とは違うと強弁しても、目の前で魔法を使って説明されたら、そこで試合終了です。なんも言い返せん。
えーっと、この場合はどうしたらいいんだろう。
前にも書きましたが、山奥で変な一般人が一人で研究するしかないと思います。その研究結果をどうやって社会に流布したらいいんでしょうか。とりあえず、魔法使いは無視して一般人の間に広めるしかないでしょうね。
ただ、④の世界では、一般人の地位はかなり低いでしょうね。良くて発言権が制限された自由民。悪くすると農奴、最悪「家畜」扱いもあり得ます。
なぜならば自身より劣った存在である一般人に、遠慮する理由が存在しないからです。魔法が使えない身内には優しい程度でしょう。
この例として真っ先に思いついたのが「さすおに」です。
私も大好きでして、単行本を25巻ぐらいまで待っとります。
あの世界では一見、科学と魔法が融合しているように見えますが、あれはかなり無理の有る設定だと思います。その証拠に「さすおに」では、一般人の出番がほぼ存在しません。
重要人物もいません。
完全に魔法師と呼ばれる人たちだけで物語が進みます。国防なんて、ほぼ魔法師たちが担っていました。ってか、一般人の科学の力では太刀打ちできん。出てきてもやられ役が精々です。
怖いですね。国民国家ではなく、特別な才能を持っている一部の人たちだけが軍権を握る世界。絵にかいたかのようなディストピア。
( ̄▽ ̄)//嫌いじゃない。
あの世界の一般人は、地下人扱いです。魔法師だけが殿上人として人権があるのでしょう。
お兄様は学校では劣等生扱いでしたが、あれは例えるのなら旧帝大の中での序列であって、世間一般から見たらお兄様は、充分にスーパーエリートの類です。
そして、ここにヒントが有ります。科学と魔法が融合する世界の。
それは、科学が先行して充分に発展したのち、何ならかの理由で魔法使いが大量発生した世界です。
②から急に④になった世界です。
( ̄▽ ̄)//これならいける。
ただしこの先は、魔法が先行して社会を引っ張っていくと思われます。
実際にお兄様も、その路線で人生設計していましたので。
・ 物理現象だけでなく、精神をもあやつれる魔法も存在している世界の場合。
精神魔法。相手の精神を好き勝手にコントロールする、恐ろしい魔法です。
指輪物語で、サウロンとかサルマンとかが使っている魔法です。
これが存在する世界の場合は、科学の発展とかそんな些細なことを述べている場合ではありません。
②の世界でもヤバいですが、③以降の世界では人間社会そのものが存続不能でしょう。
それこそ魔法使いの好き勝手にできる世界です。
ガンダルフのお陰でサルマンのかけた、ローハンのセオデン王の精神魔法は解けましたが、指輪の力はガンダルフをもってしても歯が立ちませんでした。
不思議な縁と偶然の力によって指輪は葬られましたが、特別な力を持たない人間だけではサウロンの勝利は揺るがなかったでしょう。
死と不正と暴虐と邪悪が蔓延る世界です。
(。´・ω・)?。あれ。今と変わらんか・・・まっ、まぁ善意や正義や人権もあるのでセーフ。
・魔法使いの人口割合の問題ではなく、魔法の強度による場合。
これも大事な視点です。
精神魔法にも関わるお話ではありますが、人の心を操るような絶大な力を持つ魔法使いの存在は、数名だったとしても、その影響力も絶大と言えるでしょう。
科学どころの話ではありません。人類社会のピンチです。
一方で私の作品の魔法使いのように、風を起こしたり光ったり水をまき散らしたりする程度であれば、社会への影響力は限定的なのかもしれません。私の作品の魔法使いも、魔法そのものへの評価は高くありません。種も仕掛けもない手品程度の感覚で使っています。
この様な世界であれば、子供でも理解できる程度の科学知識は積みあがっていくかもしれません。そこから天才があらわれて、体系化した学問へと昇華することもあり得るでしょう。
・最後に
前のエッセイに寄せられたご意見のエッセンスを取り出して、再構築してみました。
ご意見をくださった読者さんには、この場を借りまして御礼申し上げます。皆さんのご意見ご感想が無ければ、本エッセイは存在しておりません。
私の出した結論に同意してくださる方もいらっしゃいましたが、魔法と科学の融合した世界は、あり得るとの意見が多かったですね。
私も物凄く条件を絞れば、あり得るのでないのかもしれないとは思います。
もしくは地球の常識ではない物差しを持ってきて、それを科学と言い張ることによって成立する科学は、科学的ではありませんがその世界の科学なのかもしれません。←何言ってんだ。(。´・ω・)?
ただ、両者が普通に並行して進歩していく世界だけは私には想像できません。
アクセルとブレーキを同時に踏み込んで、車がウンウン唸ってはいるけど進んではいない状態に見えるからですね。
まぁ、物語なんて面白かったらそれでいいんですよ。
どれほど整合性が取れていようと、おもんなかったらそれだけで駄目ですからね。
科学的にどうとか考えて物語が行き詰まるぐらいなら、いっそ訳わからん理論をぶちかまして物語を進展させる方が、結果として面白い作品へと仕上がるでしょう。
結果よければすべてよし。
しっかし残念なのが、私がオチとして書いた、科学と魔法が併存する世界を描いているのが「SF小説」なのではという文言には、どなたも反応してくれませんでした。
(/ω\)。かなしいなー。
一SFファンとしてはファンタジーばかり好まれる風潮に対して、ここが言いたかったのであります。
終わり
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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