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星が瞬く夜に、願いを捧げます。  作者: 夜花みあな
第2章「学園生活編」
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【特編】事件で起きたこと

この話は2章-11話のメリアが気絶している間に起こった出来事です。

登場人物は2章-2話、3話、3章-1話~5話で出てきます。自分的には見た方が分かりやすいと思うのでお勧めします。


―これはメリアが気絶している間の出来事だ。


 ヒューヒューと呼吸困難になって気絶した後、ナウアールは、メリアを抱いて立ち上がった。

その抱き方とは、まるでお姫様の様に持ち上げられる抱き方。

―通称、お姫様抱っこ

お姫様抱っこで運ばれたのだ。

そんな抱かれ方をされている最中にも、まだ気絶しているメリア。

その裏ではあの2人の魔の手が差し掛かっていた。


クレス・ラードリーとフェアン・ワリアーデの2人は、東側の螺旋階段の廊下、曲がり角で密話をしていた。

東側の螺旋階段の辺りは、移動教室が無い為、生徒は滅多にあまり通らない。

「なぁ、フェアン。これって、何処に置けば言いわけ?」

クレスが片手に魔導具を持って聞く。

クレスとフェアンは幼少期から仲が良く、歳が違くてもお互い、気軽に話せる話し相手だった。

手に持っている魔導具はリバン王国製のもので、名前さえ無いが、設置すれば少なくとも学園の半分は跡形もなく消し去ることが出来る。

起動方法も非常に簡単で、専用の紐で固定し、裏の突起を押すと、秒で起動する。

「まだ使わないよ。一旦持ってて」

「えぇ?もうすぐで組織の奴等が目を付けてくるから早く終わらせようぜ?」

「あの組織はそんなに有義に僕らを目をつけないよ」

あの組織―リバン王国内密組織ビティラ。

存在はフィーライト王国でもあまり知られていない。

「そろそろ付けておくかな。クレス、角の死角に設置して」

「何で判断してんだよぉ。まぁいいや。取り付けるわ」

「静かに」

フェアンは口に人差し指を当てると、警戒しつつ、様々な音を聞いた。


一方メリアは、目を覚まし、無事にいつも通り人格が替わっていた。

「あ、メリア気絶したね」

「そうだよ。ちょっと酷いと思うんだけどね」

驚きもせずナウアールが答えると、メリアの人格はナウアールを見つめる。

「人格替わっても怖がらない人間がいるなんてね。もしかしてナウアールって人?」

「当たり。歩けるみたいなら、そろそろ教室に戻った方がいいよ?」

「…そうしたいけど、少し違和感あるからちょっと行くね」

メリアの人格はお姫様抱っこから降りると、走って螺旋階段の近くに向かっていった。

ナウアールは微笑んで呟いた。

「あれは確か、ウィレンデントだったかな」


「クレス、一旦ここから―」

「あ、いた」

メリアの姿の人格の顔が2人の前に現れる。

間髪入れずに詠唱をする。

「―氷魔術、第33章、雨下の凍結路。―」

床が水で覆われた後、徐々に床が凍る。

「そうすると…。―光魔術、第4章、光線纏―」

凍った床に向かって殴るようにすると、爆発音と光と共に廊下が半壊する。

「おいおい、学園崩壊させてどうするつもりだ?メリア」

「生憎、この後は考えてないからね。でも、とりあえず―その魔導具を使うのだけは止めな?」

メリアの人格は真顔で告げると、不気味な笑顔を浮かべて、その場を去ろうと後ろを向いた。

ナウアールがこちらに向かってくるのと同時に、レジリアが上に向かって手を上げる。

「―記憶消去(メモルフライ)―」

そして、その場にいたメリアとナウアールの記憶を消した。

クレスとフェアンは笑みを浮かべて、颯爽と螺旋階段を上っていった。

「阻害結界を使うなんて、…リバン王国か」

レジリアはチッと舌打ちをすると、反対の方向に向かって走り出した。


―この後は2章-11話にて。

4章で、この話のその後のメリアからの制裁が書かれているので、見てみるとより良いのではないか、と自分的には思います。

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