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泡沫の箱庭  作者: 風浮凛
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泡沫の箱庭 序章





ああ、今日も───

間違いがやってくる───



*・゜゜・*:.。.:*・゜・*:.。.:*・゜゜・*:.。.:*



時間はお昼に差し掛かろうとする頃〝ぼく〟は教室で授業を受けていた。

相変わらずつまらない先生の話、クラスの人たちも仕方なく席に座っているという感じだ。

窓際の一番後ろの席

〝ぼく〟はこの席が大嫌いだ。

窓からは海が見える、眺めていると


『ザザッ...ピンポンパンポン.........10秒後に波、高度50mが到達します、流されない様にして下さい、ピンポンパンポン......』


この放送の10秒後、教室は海水で満たされた。

しかし、だれも慌てないしだれも席を立とうともしない、先生でさえも板書をする事をやめない。

それどころか平然とあくびをしノートに書く手を止めない。

そう【何も起こってないかの様に平然と授業をしているのである】


30秒後、海水で満たされた教室から海水か引いて行った。

海水でベトベトになった教室。

何事も無かったかの様に鐘が鳴り、各自お昼を取る。

「今日の波神タイミングじゃね?」

「思った!まじ担任の文字流されまくってたよねw」

平然とこんな会話をしている。



そう......

〝ぼく〟たちは(コレ)が普通だと思っている───


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