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〜家族への思いと歴史〜

今まで博一目線で進んでいた話が今回のみ逸花目線で進みます!なのでいきなり訳分から無いかもしれませんが逸花目線というのを、理解してお読みください!

m(_ _)mお願いします!

声を荒らげ、心配をするが故に怒る母のような声で父に訴える。

「父上!どうしてお兄様を一人で()かせるのです!知らせによるとあの方は…いえ、あの者は一般人を既に(あや)めたと言うではありませんか!それなのになぜ一人で!」

逸花の言葉を遮るように父は重い口を開いた。

「伝統なんだ。」

その一言のみを。

「伝統が守られるなら家族が亡くなっても良いというのですね!伝統というのは昔の方々の価値観によって作られたものです!現代の価値観とは相反します!」

そのように逸花が抗議をしていると、父の隣に座っている母が付き人を介して語りかけた。

父と同じく母、悠翠(はるみ)は妖使いの1番上の為、掟に従って陰陽師とは直接話をしない。

「確かに逸花の言い分も分かります。しかし我が子だからと、我が子だからこそ特別扱いはしてはいけないのです。」

逸花は普段はあまり話さない母がここまで意見を言うとは思わず、口を(つぐ)んだ。

そんな逸花を気にせず母は続けた。

「しかし、心配する気持ちは分かります。よって監視を付けることは許可します。」

逸花は納得は出来なかったが、ここまで母が譲ったのにも関わらず無茶を言うことは、母の優しさを無下にすると思い、静かに(うなず)いた。


外に出た逸花は懐から紙を人の形に切ったヒトガタを取り出し、呪文のようなものを唱え始め、それと同時にある一定のリズムでの足運びを始めた。

それらの動作が終わると、ヒトガタは空中で煙に包まれた。

そこから現れたのは、顔の真ん中に大きな目玉のある(きじ)であった。

逸花は千里鳥(せんりちょう)に命令を出した。

「千里鳥、お兄様を追って!」

「そして…」

命令を出し終えると博一へ千里鳥を向かわせた。

今回は逸花目線の話でしたが、次回から元に戻り博一目線になります!

正直分かりずらいとは思いましたがそっちの方が感情が伝わりやすいと思い、変えました。

次回はようやく戦闘シーンが入るかもしれません!楽しみにしてください!

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