〜仲間の屍を束ねた後に〜
さて今回は前回よりも長くなりましたが、他の小説と比べたら全然進んでいません!
しかしそれでも内容は面白いと信じて投稿しています!
細かく描写を切る度に話数が変わっていますが、今回は試験的に2つ入れてみました!
どうか読んでください!
博一の一声によって今まで飛びかかっていた餓鬼達が次々と動きを止めていく。
そしてまた一鬼、また一鬼と動きを止め、ついには皆が止まった時彼らは隣に居た仲間を次々と食していった。
いつしか残った1鬼が最後の仲間を食い切る頃、その体は元の2倍ほどの大きさへと変化していた。
そしてその鬼はさらなる飢えを満たそうと目の前にいた鬼に食らいつく。
先程までなら腕を一振されるだけで吹き飛ばされていたのが嘘のように噛みついたその体は離れなかった。
そして体を押さえつけながら少しづつ鬼の身体が小さく噛み砕かれ、最後には塵1つ残らなかった。
飢鬼皆壊には2つの特徴がある。
1つは、餓鬼道に居る鬼をほぼ喰らい尽くすため1度使用するとしばらくは餓鬼を呼ぶ事が出来なくなる。
そしてもう1つは、残った餓鬼は己の指揮を離れ、独立し暴れる……
妖が術者の指揮下を離れ、独立することを”怨還し”と呼ぶ
今回も小説を読んでくれてありがとうございます!
次回も不定期ですが上げるのでよろしくお願いします!