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ときめき

空野さんから連絡もなくまた一週間が始まった。


連絡が無かったから大丈夫だったんだろうけど思ったけど、正直顔を見ないと安心出来ない私は、いつもより早く学校に向かった。


学校に着いた私は早足でクラスに向い空野さんの姿を探した。


ほっ。


良かった。


空野さんを見つけた私は、空野さんの元気な姿を見て安心し、私は席に着いた。


それにしても空野さんは、人気何だと改めて分かった。

クラスのほとんどが久しぶりの空野さんに会えたのが嬉しく空野さん周りに集まっていた。


そんな空野さんと偽装だけど恋人のフリをしているなんて、私はいつか何かヤバい事が起こるじゃないのかな…。


と急に一人不安になっていると


やえ「おはよっ!」


私「え?」


さっきまで、みんなに囲まれてた空野さんが私の前の席に座った。


やえ「なに、驚いてんの?」


私「や、さっきまで皆んなに囲まれたのにここに空野さんが来たから。」


やえ「彼女を見つけて彼女の所に来ちゃ駄目なの?」


私「駄目ってわけじゃないけど…」


駄目では、ない。

でも、私の側にいる事は当然でもない…。

から、何を言えば正解なんだろうと思っていると


やえ「でしょ!てか、今日放課後、時間ある?」


と違う話を切り出してきた。


私「放課後?」


やえ「うん、放課後。」


私「あるけど。」


やえ「じゃ、放課後先に帰らないで教室で待ってて。」


私「え?何かあるの?」


やえ「何かあるのって、私ん家に来て欲しいからだけど?」


私「な、何でよ!?」


やえ「何でって、私の家のが他の人の目とか気にならないからだけど?まぁ、とりあえず放課後ね。」


と返事もしてないのに話を勝手に進め、言い事を言い終えると自分の席に戻って行った空野さん。


放課後、空野さんの家で?

他の人の目とか気にならいって何///?


私は、今日の放課後の事ばかり気になり他の事を考えれなかった。


そんな私に変だと思った、昼メンツのれいな、ゆみ、さやが私を心配して聞いてきた。


れいな達は、部活の時のるな達の件を知り私の異変に気づいてあげれなかった事に凄くショックを受け私に凄い謝ってきた。


その事から、ちょっとした私の異変に三人はすぐ気づくようになり、私も三人にはあまり心配させたく無いから言える範囲はこの三人に言う事にしていた。

それにストレスも発散させて貰っている。


だから、今回もこの三人に今日の放課後に空野さんの家に行く事になった事を言った。


ゆみ「え?まじっ!!それって、もしかしてっ!」


とニヤけだすゆみ。


私「もしかしてってな、なにさっ?」


ゆみ「いや、他の人の目気にしないですむからって理由で家に呼ばれたんでしょ?そんなの、アレしか考えられなくな〜い?」


と更にニヤけるゆみ。


私「だから、アレって何さっ!」


ゆみ「カップルが二人っきりになりたいって事は、学校でできない事をしたいって事でしょ?」


私「学校でできない事?」


ゆみ「例えば、エッチな事とか?」


はぁーーー!?


私「エ、エ、エッチって!?」


ゆみ「ちょ、声でかいって。いだっ。」


れいな「変態か!」


れいながゆみの頭にチョップした。


ゆみ「だってぇ〜、それしか思いつかなかったんだも〜ん」


れいな「だからって、ひなたを動揺させてどうするのっ。」


ゆみ「うぅ。ひなた…ごめんね〜。」


私を見たゆみは、私に抱きつき謝って来た。


私「だ、大丈夫だよ。それに空野さんがそんな事する訳ないし。」


そうだ。

空野さんが学校以外で私にそんな事をする訳がない。

絶対に…。


ゆみ「え〜。そんなの分かんないじゃ〜ん。」


とまた言い出すゆみ。


ゆみ「空野さんだって、好きな子と二人っきりになったらそう言う気待ちになるに決まってるよ!」


好きな人なら、空野さんもそうかも知れない。

でも、空野さんは私の事が大嫌いなんだよ?


れいな「こらっ!また、そうやって。」


ゆみ「うぅ…ごめん、ひなた…。」


上目遣いで謝るのゆみが野良犬みたいに可愛く見えた私は、頭を撫で許した。


私「良いよ。」


さやは、こう言うの話にはあまり乗って来ないが心配してくれてるのは分かっている。


私「皆んな、ありがとう!」


と言い私は三人に抱きついた。


三人もまた私に抱きつき笑いあった。


そして、お昼も終え午後の授業も終わり、あっという間に放課後になった。


私は、空野さんの言う通り教室で空野さんを待ち空野さんと共に空野さんの家に向かった。


向かってる最中、空野さんは喋らなかった。


だから、無言のまま空野さん家に着いてしまった。


空野さんの家は、先週来たばかりだけど何故か緊張が走った。

あの時は、空野さんが熱で弱っていたから私も何も考えず入ったわけで!

今回は、お呼ばれして来たから、ソワソワした。


てか、何で私はここに呼ばれたんだろう…。


と考えていると空野さんかテーブルの近くに座った。


やえ「アンタも座りなよ。」


私「あ、うん。」


空野さんが指さす場所に私は何も考えず座った…

が、その場所は空野さんのすぐ隣だったのをすぐ気づき離れようとしたら


手を掴まれた。


私「な、なに?」


やえ「何で離れんの?」


私「何でって近いから…。」


やえ「はぁ?」


一瞬、空野さんの眉毛がピクっと動いた。


やえ「別に近くても良くない?私ら付き合ってんだし!」


と私にまた近くに来て隣に座る空野さん。


私「ぎ、偽装じゃん。」


やえ「まぁ、そうだけど。てか偽装だけど、いつも教室ではベタベタしてんのに何急にそんな事言い出だすわけー?」


と私の言葉に疑問を持ち答える空野さん。


私「べ、別に急じゃないし。いつも、思ってた事だから。」


やえ「ふーん。そっ!じゃ、控えるよ。」


私「え…。」


空野さんは、私の言葉に素っ気なく返事をし私から離れ台所に向かって行った。


その後姿を見た私は、何でだろう…。


寂しくなった。


私の事をいきなり大嫌いと言うこの人がムカつくのに。

いきなり私をめちゃくちゃにする為に偽装恋人にさせられた事にムカつくのに。

二人でいる時は私には冷たいけど皆んなの前ではいつも優しく接する態度の変わりようがムカつくのに。

いつも見下されるのがムカつくのに。

冷たい目つきがムカつくのに。

腹立つのに…


私から離れて行くと思うと嫌だった。

凄く嫌だった…。


そう思うと身体が勝手に動いてしまった。


やえ「え?」


私は、空野さんの手を掴んでしまった。


私「…。」


やえ「な、何?何で手掴んだんの?」


私の行動に驚いている空野さんに私は、今度は勝手に口が開いてしまった。


私「うそ。」


やえ「は?」


私の意味の分からない言葉に眉間にシワを寄せる空野さん。


私「いつも思ってた…何て嘘。」


やえ「ん?…あっ!さっきの話?」


私の言葉に少し考えていると、思い出したように話す空野さんに私は頷いた。


やえ「別に気にしてないけど?」


分かっていた…。

空野さんにこんな事言ったって…。

空野さんは私の事、気にしてるわけないのに。

何でこんな事言ってしまったのだろう…。


私「そっ…だよね。私、やっぱ帰るよ。」


やえ「はぁ?」


私は、自分の行動に言葉に後悔した。

それに、何で空野さんの返事にここまで落ち込んでいるのだろうか。

分かっていたのに…。


分からない。

最近の自分が。


帰る支度をし玄関に向かう私に


やえ「ちょ、何帰ろうとしてんの!?」


と腕を掴む空野さん。


私「だって……私の事を嫌いでしょ…。」


やえ「はぁ?」


ヤバっ!

何、いきなりそんな事言ってんの私!?

嫌われてるのは、知ってんのに!

本当、私意味分かんない。


私「い、いや。嫌いな人が家にいるのって嫌だろうと思って!」


と慌てて違う言い訳をした。


やえ「何言ってんの!?私がアンタを家に呼んだんだけど?」


私「あ…そ、そうでした///」


そうだった。

私は、空野さんに家に呼ばれたんだった。

呼ばれていた事を忘れていた私は、荷物を置きまた座った。


どうしたんだろう、私。


やえ「何かアンタ、さっきからおかしくない?」


ドキッ!


私「えっ!?」


本当だよ!!

お昼ゆみ達に相談したら、ゆみが変な事言い出すから変に意識しちゃって。

勝手に空野さんを避けて。

空野さんに冷たくされた事に勝手にショックを受けて。

弁解したのに空野さんが全然気にしてなかった事に勝手落ち込んで…。

何してんだろう、本当…。


私「自分でも分かんない。」


やえ「はぁ?」


私「…。」


私の言葉に更に意味が分からなくなった空野さん。

でも、自分でも分からないから下を向いて黙っていると…


やえ「はぁ〜。別に良いけど。」


とため息混じりで冷蔵庫から取り出したお茶を私に渡し答えた。


私「あ、ありがとう。」


お茶を受け取るとまた隣に座る空野さん。


やえ「じゃ、早速やるよ!」


私「えっ!?な、何を////」


やえ「はぁ?何をってテスト勉強だけど?」


と鞄から教科書とノートを取り出しテーブルに置き私の方を見る空野さん。


私「テ、テスト勉強…?」


やえ「アンタ、あんまし勉強出来ないから私が教えて少しでも成績上げないと偽装でも私の恋人である以上それなりに成績も良くなって貰わないと良い彼女アピールできないでしょ!」


な、なんだ〜


私「そんな理由だったのかっ///」


と今まで変に意識してしまった自分が恥ずかしくなり顔を隠し愕然としてる私を見た空野さんは、私が勉強を嫌がってると思ったのか慌てた様子で


やえ「そ、それに成績上がれば、アンタだって夏休みの補習しなくて済むし、お互いラッキーじゃん!!勉強嫌かもしんないかどさぁ!部活の為にもさっ!」


と言い出した。


私「別に勉強嫌とかじゃなくて///」


やえ「えっ?じゃ、何さっ!」


私は、正直に今日ゆみ達に言われた事で変に意識してしまった事を話すと


やえ「はっ///?なっ///何言ってんの///?バ///バカじゃないのアンタ////!」


と顔を赤くし動揺しているのが分かった。


私「わ、分かってるよ///!で、でも、そ、空野さんが悪いんでしょ///!誰にも見られたくないからって言うから///!!」


やえ「いや///そ///それは、アンタに勉強教えると素が出そうになるからであって///!!!それを勝手に解釈したのは、アンタらでしょ///!!」


私「うっ…。そ、そうだけど…///」


返す言葉がない。

確かに変に解釈した、私が…

って、ゆみが悪いんじゃんよ///!!!


でも、それを間に受けた私が悪いんだよね。


うわぁ。

恥ずかしすぎて空野さんの顔が見れない///

でいると


やえ「ぷっw」


私「え?」


やえ「ぷっ、はっはっはーwちょっと、待ってwアンタwアンタ、そんな事思いながらずっと私とw接してたって事w?そう思うとウケるw」


涙を流しながら笑い出した。


私「わ、笑い事じゃないからっ//あの時の私は、気が気じゃなかったんだから///」


やえ「くっwくっくっくww分かった分かったwでも、ちょっとまw待ってwツボってwしばらくはw笑いが止まらないwww」


私「むっ!」


お腹を抱えずっと笑っている空野さんに私は少しムってきてしまい、一人勉強をやり始めようとした。


やえ「ふぅ〜。やっと、落ち着いたっ!」


私「随分、笑ってたねっ。」


と空野さんを軽く睨むと


やえ「だって、面白くてっw」


涙を拭き答える空野さん。


私「はいはい。勉強教えてくれるんでしょ!」


やえ「そうだった。じゃ、最初は数学から。」


私「分かった。」


と数学の準備をしてやり始めようとした時


やえ「アンタ、意外に面白いだねw」


トクンッ。


と初めて私に向ける空野さんの優しい笑顔に私は、ときめいてしまった。


てか涙を流し声を出して笑う空野さんじたい私は、初めて見た。

いつも笑顔の空野さんだけど、ここまで笑う事は今まで私は見た事なかった。

それに、私に対してあんな笑顔をするなんて。


私は、空野さんに見惚れてしまった。


やえ「な、なに?」


私「え、ううん。な、何もない///てか、す、数学教えてくれるんだよね?」


見惚れてしまった事に気付かれてたくなかった私は、無理矢理テスト勉強方向に持っていき私の為のテスト勉強が始まった。


初めは、あまり集中が出来なかった私に対して空野さんは遠慮なくスパルタで教えてくれたお陰で途中から真面目に集中してテスト勉強をした。

てか、やらされた。

最初は、普通に教えてくれたけどあまりにも出来ない私にだんだんイライラし始めた空野さんは、「こんなのも分かんないの?」とか「馬鹿なの?」とか「授業ちゃんと、受けてんの?」とか「ちゃんと聞いてんの?」とか文句を言いがらもちゃんと教えてくれたお陰で分からなかった数学の問題が解けるようになった。

正直、文句を言われた時はイライラしたけど教え方は分かりやすいし私が分かるまで何回も何回も教えてくれた。

問題が解けた時は、「ようやく理解した?」とバカにしたように言うけど表情は優しくどこか嬉しいそうにも見えた。


また、知らない空野さんを知れたと思った。


それに空野さんが学校ではなく、家で勉強を教えたかったのも理解もした。

こんなのを学校でやってたら、一発で怪しまれるに決まってる。

それを分かっていたから、私を家に呼んだんだと。


それから私は、テスト期間が終わるまで空野さんに勉強を教えて貰った。もちろん、スパルタで。

そのお陰でテストに出た問題がすらすらと解ける事が多かった。


そしてテスト期間最終日。


前回より自信を持ち無事テストが終わった。


はな「ひなた〜やっと終わったね〜。」


と疲れきった様子で私の方に来る、はな。


私「本当、終わったね〜。」


はな「てか、今回難しくなかった〜?」


と言うはなに対し私は、あまりそんな感じなかったので


私「え?そうなの?今回は、案外すらすらと解けた感じしたんだけど。」


と答えた。


はな「そりゃ、あの学年トップの空野さんに教えてもらえたんだから、今回はひなたも成績随分上がってるんじゃない?いーなぁ〜。」


と羨ましがるはな。


確かに空野さんは、学年トップで凄く成績が良い。そんな空野さんに私は勉強を教えて貰えた事だけでも私は感謝しないといけないはずなのに。


やえ「彼女の特権だねっ!」


と空野さんは私に抱きつき、はなに言い出した。


はな「ひなたが羨ましい!!!」


更に羨ましいがるひなを見て、私の耳元で


やえ「感謝してもいいよ!」


と嫌味ったらしく言うもんだから、素直に感謝したく無くなった、私も


私「そりゃ、どうもっ。」


と嫌味っぽく言ってしまった。


担任「はい。席ついてー。」


先生の言葉にはなも空野さんも自分の席に着き、帰りのホームルームが始まった。


担任「今日でテスト期間が終わり、部活動も始まるので帰宅時間が遅くなってしまうと思いますが寄り道をせずに気をつけて帰るようにしましょう。では、さようなら。」


と言いホームルームが終わった。


そう、今日から久々の部活。


テスト勉強やテスト期間で身体を動かして居なかったから久々の部活動にワクワクしている。


私は、荷物を持ち部室に向かおうとした時


帰る支度をしている空野さんを見た私は足が止まってしまった。


空野さんは、いつも通りに帰る支度をしているだけなのに私はその光景に何故か寂しなってしまった。


この時、私はテスト期間中、毎日一緒に空野さん家に行き一緒にテスト勉強をしたせいで…。

一緒に居る時間がいつもより長かったせいで。

寂しなってしまったんだと思った。


やえ「ん?あれ?まだ、いたの?」


部活に行って居ると思っていた空野さんが立ち尽くす私に気づき近づいた。


私「う、うん。」


なんだろう…。

空野さんとまだ一緒に居たいと思う自分がいる。


やえ「ん?どうしたの?」


元気がない私に上面なんだろうけど心配そうに見ている空野さん。


私「何もない。」


やえ「ん?」


あれ?どうしたんだろう…。

いつもなら上面をする空野さんにムカつくのに…

今日は…いや…最近はそんな空野さんに苦しくなる自分がいる…。


何もないと言う私に何かを考え出す空野さんに私は


私「もう、部活行くね。」


と言い空野さんの横を通り過ぎると


やえ「ちょっ!」


と慌てて私の腕を掴み青ざめた表情をし始め


やえ「アンタ…まさか…」


と言い出した。


私は、何を言われるか分からなかったけどドキドキと鼓動がうるさくなった。


私「な、何…?」


ドクンドクンドクンドクンッ


やえ「まさか…テスト出来なかったとか!?」


私「はぁ…?」


何を言い出すかと思えば…。


やえ「はぁ?じゃないよぉ。まさか…本番になって教えてもらった事忘れたちゃったとか?え…待って。どこを忘れた?てか、とごまで覚えてた!?」


とテスト勉強をした事を忘れてしまったから私が落ち込んでいると思い込んでいる空野さんは、何故か凄く慌てていた。

そんな、空野さんを見て居ると可笑しくなった。


私「ふっw忘れてないし空野さんに教えて貰った場所は、完璧に解いたはず!。だから、大丈夫なはず!」


と笑って答えた。


やえ「はず!じゃ、ダメじゃんか!」


と困った表情をする空野さん。


私「じゃ、大丈夫!」


やえ「な、なにそれ?そんなんじゃっ」


私「大丈夫っ大丈夫!空野さんに教えてもらった所は、本当完璧に答えたから。」


と自信満々に私は、答えた。


やえ「それ、本当?」


私「本当!?じゃ、私もう部活に行かないとだからもう行くねっ!」


やえ「はいはい。じゃ、頑張って。」


と半信半疑で答える空野さんに


私「空野さん、ありがとうっ!」


と素直にお礼を言う事ができた。


やえ「えっ?」


私「勉強教えてくれてっ。」


やえ「ふっw何、急にw」


といきなりお礼を言い出す私に最初は、唖然とした様子だった空野さんがまた、あの時と同じ優しい笑顔をした。


トクンッ


まただ。

また、私は空野さんにときめいた。


私「じゃっ////じゃ、また明日っ///」


と空野さんから目を逸らし急いで部室に向かった。


向かう途中…いや、しばらく自分の鼓動がうるさかったし

身体も熱かったし…

何より、空野さんのあの笑顔が頭に残り…部活に集中できなく顧問に怒られてしまい散々な日になってしまったけど、心は穏やかだった。




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