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この世界について

作者: 原初龍

私は、なぜこの世界が存在するのか、というこの世界についてのある種の疑問を覚えた。

そこで私はこう考えた。この世界は別次元の存在が書いた物語の目に見えない読まれない、目に見えない場面の一つではないのではないかと。

これは普段私達が読んでいる物語にも同じことが言えると思う。

なぜなら、私達は物語に一回だけ出てくる登場人物がどんな人生を歩んできたのかを知ることが出来ないからだ。例えば、お馴染みの物語に登場する剣一本。あれが誰によってどんな風に作られたのか、どんな過程でその店で売られていたのか私達は知ることが出来ない。もっと極端な例で言うと、スターウォーズでは宇宙間での戦争が起こっている。だが、私達はあの場所で起こっていることのみしか知ることが出来ず、あの場所以外で何が起こっているのかを知ることが出来ない。また、あの場所で過去に一体何があってあのような事態になったのか、なぜあのように多種多様な生態系や技術が生まれたのかについて知ることは出来ない。

だから、私はこの世界にいる全ての存在はこの世界という名の物語の目に見えない登場人物なのではないかと思う。

最近の学説の一つでこのような説がある。

それは「この宇宙の外側にある無は最低限のエネルギーが存在するだけの場所である」という物である。

ただ、私はこの学説に疑問を持った。それは、なぜ最低限のエネルギーが無には存在するのか、という点についてである。今の所は無から有を作り出すことは出来ないとされている。だが、この学説を参考にすると世界には最初からエネルギーがあったことになる。また、最低限のエネルギーしか無い中からなぜビックバンが起こったのかという疑問もでる。これについて、私はこう考えている。この世界だけに限らず高次元低次元関係なく全ての世界は、法則や概念というあらゆる理を越えた何者かによって作られたのではないかと。

そしてこの世界はそんな何者かが作った数ある世界の内の一つではないかと。そしてそれぞれの世界にはそれぞれの役目が与えられており、この世界はそれを作っている途中なのではないかと。

それにより、私は冒頭にも説明したとおりこの世界は未完成の物語であると思う。

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