眠気
病院に行ってきた。
風邪を引いても、多少の怪我でも行こうとしないんだけど
ここ数年の間、いい睡眠を取れていなくて体に疲労や痛みが蓄積してきたから仕方なく。
あの場所は嫌い。
どうしてか負けた気分になる。
自分の弱点を曝け出しているような気がして、相手に労われているような感覚が嫌いだった。
医者は優しくこちらを見つめては、真剣に相談に乗ってくれた。
睡眠薬を渡された、実際には処方箋を出されて薬局に行って薬剤師に渡されたんだけど。
一日一錠が原則らしい、それ以上飲んではいけないんだとさ。
決められた以上に飲んだ場合、どうなるんだろうか、体が壊れてしまうのか。
「自己判断で量を決められないからですよ、効き目が悪かったらお医者さんに相談してくりを変えましょうね」
疑問は口から溢れていたらしい。
家に帰って早速飲んだ。
こういうのって一瞬で眠くなるものだと思っていたから、しばらく変化のない状況の疑いの目があった。
5分経たないうちに「夢」の中にいた。
海辺の喫茶店 二階建て 床は木造なのかな テラスが綺麗だった
席数の割に客は少なく、若者が多いのに静かな空間だった。
厨房には一人女性がいる。顔は見えないけれど何かを作っているのはわかった。
自分はというと、客でもなく店員でもない、でも店の席に腰掛けて海を見ていた。
メニューはほとんどが飲料で、料理はそんなにない。
コーヒーなんて飲めないのに机に置いてある。しばらくすると店員がサンドイッチを持ってきた。
ここまでしか覚えていない。
初めて見るような感覚ではなかった、むしろ見慣れた景色のようにすら感じた。
自分がもう一つの生き方をしていれば、こんな風に生活をしていたんだろう。
夢の中ですら幻想を抱いて、自分て人並み以上に妄想家なんだなって思った。
どうしてだろうか
もう何も頭から出てこない
現実のことも 夢のことも
ただ音楽ばかりが流れている
空虚に近いような感覚で、それなのに満たしているような感覚。
眠気があるのかもしれないね。
無駄に書き続けるのはやめよう、今日はここまで




