正
43日目
休日の2日を丸ごと使ってアニメを見た。
本当は日曜に夕食を親と食べる予定があったけれど、
ここ最近味覚が薄れていってせっかくの外食なのに申し訳ないと思ってキャンセルをした。
日頃から話題のアニメは見ているけれど、何か片手間に流してる感じで
ちゃんとアニメを見る時間を作っていなかったから新鮮だった。
テーマは「善悪」について。
社会的弱者は強者に負けないために強く生きようとし、
強者に生まれた主人公は弱者に寄り添えるように今の社会に立ち向かう。
私の見てきたアニメのほとんどは「善悪」について触れているものが多いが、
複雑で偽善やら裏切り、逆転までの苦悩をいくつもありあわせている作品が多く
感動が大きい反面、疲れてしまうということがあった。
けど、今回の作品はシンプルで「悪」は「悪」、「善」は「善」としての絶対値が決められているから
とても見やすかったし内容も一周で理解できた。
見終えて思った感想は、「善悪」の区別は多くの人間が一致しているが
少数派の「善悪」の価値観も間違っていないということに気づいた。
元々、主観で決まる物事は人それぞれだから正解はないと知っていたけれど
私の今までの感覚として、それは「間違いではない」という見方をしていたけれど
実際は「それも合ってるよね」という似ているようで違う価値観だった。
どんなことにも批判的な思考から入ってしまう私の価値観は
相手からの提案や誘いに対して、いつもリスクやデメリットから考えてしまう。
マイナス面から考えてしまうと、何かに取り組もうとしたときに気持ちがマイナスからスタートするから
作業が進まずスローペースになってしまうことが多い。
でも、もしプラスな面から目を向けていけば気持ちもプラスになりやすいし
リスクやデメリットに対しての対策を前向きに考えることができる。
わかりやすいことでいうなら、
友人の宿題の手伝いを頼まれた時、以前の私なら
「自分はやったのになんで同じことしなきゃいけないの」と思ってしまっていた。
これをプラスから考えていけば、
「復習ができるし、教えることでより頭に入るチャンス」と考えれるようになる。
同じ物事でも、捉え方の違いでモチベーションは大きく変わる。
アニメの「善悪」とは少しかけ離れているけど、勉強できてよかったと思えた。
だから私が死ぬことも悪いことだらけじゃないんだなと、
理由は別に公でいうこともないから言わないけどね。
さて、そうは言ったもののこの考えで生活するのはどれくらい続けられるだろうか
ふとした出来事で一瞬に元の私に戻りそうだ、
人は簡単に変われない、変わろうとすればするほど今の自分が引き戻そうと足を掴む。
せめて死ぬまでには自覚できるくらい自分が変われたらいいな。
今日はここまで
明日は朝早く散歩をしようかな。




