私
21日目
思い出は足枷だ。変われない私には思い出ばかりの人生だ。
思い出は悪いものじゃないけれど、いいものでもない。
今の私を私とするためのものだ。
だから私は貴方の思い出になりたい、貴方に足枷として縛り付けるような人間でありたい。
友も親も好いてる君にも、私でいっぱいになるくらいの思い出になりたいんだ。
私に心の穴は絶望でなく貴方の人生が狂う瞬間を見たいという欲望だ。
私みたいに穴が空いてる君を見たいんだ、私だけ狂ってるなんておかしいんだ。
一緒にいこうよ 狂っちゃおうよ 私を変な目でみないでよ 私はまともだよ?
平然と立って 息をして 笑って 恋をして 眠って 死んで それで?
君は平凡じゃないよ 隠してるだけ
その姿が正しいと勘違いして あいつらと同じように振る舞ってるだけ
変わろうよ 僕らで
平気に歌って 息切らして 嗤って ふらついて 歩いて 死んで それで?
僕は天才じゃないよ 晒してるだけ
この姿を正しいと思い込んで 嫌われるように振る舞ってるだけ
変われないよ 1人じゃ
愛がどうこうなんてわからないからさ
哀を知ろうとして若さに憂う日々
掃除をしようとしても捨てられないものばかり
これはいわゆる整頓で捨てないものに正当な理由をつける思い出漁り
同じ景色と感じる世界も全部違うのに
映画のワンシーンを繰り返してるようだ
ありきたりなイメージと取り込んだばかりの新鮮な言葉で作っても
劣化品しかできないのはなんでだろう。
言葉なんて同じなのにね
もし あいつの書いた詩が飛ぶように人気になっていたらどうなんだろう
あいつの書いた詩が誰かのパクリだったらどうだろう
結局どれもこれも同じなんだ
複製したものでも心が動くならそいつの心も本心じゃ無いだろうな
そんなこと言ったらみんなそうなのか
あ〜あ
面白くもなんにもないのに
嗚呼
私じゃ何もできないや
今日は頭に浮かんだ言葉を羅列してみた
つまらないなぁ私
私の脳は生きている割に語彙力と感性が無いらしい
でも、思い出は足枷ってのはしっくりきたかも。
私の人生、もっというと生活は思い出だらけだ、捨てられないものばかり。
幼い頃からある人形、メガネ、時計、衣服、ゲーム、ギター
何かしら理由をつけて残しておいてしまう癖がある。
ゴミ捨てしようって思っても、いつも収まりのいいところにしまうだけで、何も捨てられない。
しまえどしまえど時間が経つと、彼らはのそのそと部屋から顔を出して存在アピールをしてくる。
いっそ、家ごと燃えた方が何もかもなくなってスッキリするかもなんてね。
思い出に縋りたい私の想いを誰かにも味わって欲しくて
いつもきっと、誰かに私を思い出にして欲しくて生きているのかもしれない。
私の心の穴は絶望や恐怖によるトラウマではなく、誰かに愛して欲しいとか承認欲求でもなく、
私と同じように苦しんだりする姿の人間を見てみたいという気持ちなのかもしれない。
だから埋まるはずもなく、埋まってはならないと思ってる。
自分の苦しみなんて他人に分ける必要なんてないから、背負うのは自分しかいないから。
今日はここまで




