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写真集
志音『女と言えば『胸』なのに、何で『まな板』なんだろうか……可哀想な奴だなと何時も思ってたんだよな……。』
勇気『嫌、まだ中学生やし……』
志音『永遠の0だよね……それ。A-(マイナス)』
此奴……。
次から次へと……
そして、私の怒りはとうとう爆発してしまった。
因みに、その時は授業中だったので、
先生に『煩い』と注意を受けて2人して、廊下に立たされた。
勇気『なんで私が……、、最悪。』
と呟く私の隣には何処から、隠し持ってたのだろうか……。
本を取り出して熱心に読んでいた。
こいつの事なので写真集でも読んでるのかと呆れていた。
しかし、それは大きな間違えだった。
勇気『何それ……』
彼が見ていたのは、スポーツ雑誌
何で……こんな奴が……?
そう思った。
志音『俺、負けず嫌いなんだよね……だから、先輩を負かすんが、今の目標。』
勇気『は?』
志音『まぁ、見てろよ。まな板女』
彼の目は輝いていた。一瞬だけだったけど。
それは、『希望』に満ちた目だった。