第13話・・・速水愛衣_B級vsF級_覚醒・・・
土塊人形達が走ってくる。
愛衣の後ろには意識を失った友梨。
その後ろには道を完全に塞ぐシャッター。
『今の』愛衣はF級。相手はB級。
(この状況を打破しなきゃいけないのよねー)
緊張感のない心の声を呟き、愛衣は両手の平に発現した水を次々に放った。
屋島はまず舌打ちした。
(『妖具』のガキは後ろに置き去りか。こっちが危害が加えられないって分ってんのか…生意気な)
と、同時に笑った。嘲笑った。
ゴーレムの肩に足を付けてその光景を見下ろしている。愛衣は襲い掛かるゴーレムに効きもしない柔な水の玉を繰り出している。
土属性は基本的に水属性と相性が悪い。しかしそれは力が拮抗している場合に限り、だ。
そんなものは痛くも痒くもない。だが本人の顔を見ればこれで行ける、と確信しているようだ。それが笑えるのなんの。
(こいつやっぱ大したことねえな。社長達の話を聞く限りじゃ漣とかいうガキはともかく、こいつはそんな大したことしてねえようにも見えるし。…こんな雑魚に一度は出し抜かれたのは癪だが、楽な仕事だって割り切るか)
しかし、直後に屋島のそんな思考は吹っ飛んだ。
「……は?」
ゴーレム達が倒れているのだ。たった今愛衣と友梨の元へ駆けて行ったゴーレムが、二人の元へ辿り着く前に、だ。
(ゴーレムの制御は失われていない…けど、足が動かせないから立てない…!?)
すると、念じることに集中した所為で愛衣が倒れるゴーレムを素通りしてこちらに接近してきていることに気付いた。
屋島はすかさず他のゴーレム達を向かわせる。
走りながら、愛衣はまた手の平の水を投げ掛けた。
無駄な攻撃にしか見えないが、愛衣が何かしてゴーレムを転倒させたのは間違いない。屋島は目を鋭くする。
そして、またしてもゴーレム達は愛衣を捕らえることなく転倒していった。
(…なるほど)
事前に愛衣の質を聞いていた屋島はすぐに思い至り、不快感全開で舌打ちした。
(…こいつが狙ったのは足の関節部か……ッ)
人間でいう膝に当たる部分。愛衣はそこへ集中的に凝縮した水を掛けたのだ。
(ゴーレムは分身法より構造の上では劣る…。人間ほどしっかりとした関節を持っていない…。こいつはゴーレムの関節部に凝縮した水を掛けて浸透させて脆くし、あとはゴーレムが足に力を入れて走るだけで、その力に耐えきれずに自滅するってか……ッッ。…頭が回るのは確かみたいだな…)
左腕が痛む。…油断は禁物、か。
憎たらしく舌打ちして、屋島は走ってくる愛衣に向かって包帯を巻いていない方の手を突き出す。
(面倒はやめだ。手っ取り早く済まそう)
「『砂砲撃』」
屋島の気が膨れ上がり、両手から砂が勢いよく放出される。
高速、広範囲の雑魚を一蹴するには好都合な技だ。シャッター前にいる友梨にダメージが行かないようにしなければならないが、愛衣が頑張って近付いてきてくれたおかげで狙いが定めやすくなってくれていた。
いくら頭がよくても圧倒的な力の前では無力。
(潰し甲斐のある相手でよかったぜ)
これでお終い、そう思った時。
屋島から近距離の位置で爆発が起きた。
「ッ!?」
ゴーレムが何体か消えた。爆風で自分自身と立っているゴーレムがよろめき、慌てて歩空法に切り替えて空中で立ちなおす。突然の爆発は『砂砲撃』を相殺するように払った。周囲が土煙でこもる。
(今のは爆発……まさか!?)
爆発源の正体に感付いた屋島は驚愕で身を震わせる。
その隙を狙ってか土煙の中からナイフが2本飛んできた。驚きはしたが余裕で躱す屋島。しかし、屋島が目を離した後、そのナイフは勢いが中々収まらないまま放物線を描いて、屋島の後方にいる2体のゴーレムの胴体に突き刺さる。
直後、再び爆発が起こった。
背後からの爆風に屋島のバランスが完全に崩れる。
(またか…! 俺が予めゴーレムの体内に仕込んだ爆弾ッ! 確かに以前あいつの前で使ったことがあるから予想されてもおかしくはないが…そういう問題じゃねえ! どうやって爆弾入りゴーレムを割り出しやがった!)
数秒前。
愛衣は冷や汗をかきながら屈んでいた。
亜麻色の髪を爆風で揺らしながらも、ダメージは見受けられない。
『今の』自分では防ぎきれない広範囲系の技を屋島が繰り出してくると見た愛衣は、爆弾入りゴーレムにナイフを刺し込み、爆破させて巧く相殺していた。
(爆弾が入ってたゴーレムの動きや形状が普通のゴーレムと少し違くて助かったー)
爆風が少し収まったところを見計らい、愛衣はまたナイフを投げる。他のゴーレムも爆破させるのを狙って。
(さすがに向こうも感付いていると思うし、ただナイフを投げただけだとこっちの狙いがばれちゃうかな)
そう思い、屋島がいるであろう位置に向かって、投げた。土煙の中に入っていき、予想通り屋島の後方にいる爆弾入りゴーレムに突き刺さる。二度目の爆破で屋島のバランスが完全に崩れただろう。
愛衣は加速法で疾走し、ゴーレム達の間を抜けていく。その途中でもう息が上がり始めている自分に気付く。
(あー、きついっ! 気の残りがもうこんな少ないなんて…! ほんと不便!)
でもリミッターを切るわけにはいかない。音声や映像がどこからもれてるか分からない。早く倒さなければ。
湊達の方も心配だ。まあ、湊なら琉花と紫音を使って上手く立ち回っていそうだが。
屋島は歩空法で何とか持ちこたえ、探知法を使用。琉花がゴーレム達の隙間を縫うような動きでこちらに接近してきているのが分かった。
ゴーレムもただ突っ立っているわけではない。常に近くの気体である愛衣に攻撃しているが、先ほどのように関節部を脆くされたり同士討ちを誘われたりで仕留められない。
すばしっこい。一応は名門の生徒というわけか。
(だったらこれでどうだ)
「『砂塵領域』」
屋島は中空に立ったまま、床に向けた手の平から砂が大量に溢れ出る。
廊下のように狭いところだと特に効果を発揮する技だ。見渡す限りの床が砂で包まれ、床から30センチ程高く盛り上がって砂漠のようになる。まだ歩空法も使えない愛衣は速さが鈍くなり、ゴーレムは逆に俊敏性が増す。
またこちらの爆弾を使われないように注意は常に払う。これで万全。確実に潰す。
しかし、結果はまるで逆。ゴーレムの動きが鈍くなり、愛衣の速さが上がった。
「…!?」
するすると動きにくいはずの砂の上で身軽に動く愛衣に対し、ゴーレムは何テンポか遅れて動いたり、愛衣の関節部攻撃で自滅したりと、事態がまるで好転していない。『砂塵領域』が己の足の一部となり、速さが格段に上がるはずなのに、だ。それも動かないのは愛衣の付近にいるゴーレムだけで、その更に周りにいるゴーレムや自分の後ろに控えるゴーレムは問題なく動ける。
なんだ? まるで『砂塵領域』に逆に足元を掬われたみたいな……、
(ッ(ッ!!)
そこで屋島は相手が何をしたのかを悟った。
そうか…! こいつの属性は水! ある意味では教科書通りの対処法をしていたのか。……『砂塵領域』を破る手段として同等量の水を混ぜて動きを鈍くするのは一般的だ。まだ中学生だからと言っても、このガキが知らねえはずがねえ。B級の俺とF級のガキじゃ気量の差は歴然でそんなことは不可能だが……、このガキは接近するのに邪魔なゴーレムの足元に適量の水を撒いてたんだな…。その程度の水、すぐに乾くが、『砂塵領域』を展開した瞬間、数秒の間は泥となってゴーレムの足の自由を一瞬奪う)
そこまで考えて、屋島は接近してくる愛衣に言葉を飛ばした。渋面を浮かべながら。
「てめえ、俺が『砂塵領域』を使うって予想してたのか……!」
B級とF級では発現スピードもまた歴然。愛衣の所業は前以て準備していなければ不可能。
愛衣は息を切らせつつゴーレムの一撃を躱しながら、ニヤッと苦笑した。
「あなた、手っ取り早く広範囲系の技で片付けるのが好きみたいだから、対策の一つとして考えてただけよ」
嘘だ。部分的とはいえ、F級がB級相手にゴーレムを足止めする泥を作るのにどれだけの気が必要だと思っている。
(…こいつ、色々とどうかしてる)
そうこうしている内に愛衣がすぐそこまで近付き、ナイフを投じてくる。いくら凝縮の気で貫通力が上がっていてもF級レベルであり、『砂塵領域』から引っ張り上げた砂で防ぐ。
しかし正面から来たナイフを、壁を作るように防いだために、死角ができてしまった。愛衣の位置は探知できていたのだが、愛衣が一体のゴーレムに投じたナイフにまでは反応できず、結果としてそのゴーレムに仕込まれていた爆弾が爆発した。
爆風と土煙が吹き荒れ、視界が眩む。
(くそっ…! やっぱ爆弾入りゴーレムはばれてる…! …ッ。あのガキ、絶気法で気配を消しやがった…)
F級にしては上手い絶気法だ。だがまあ、今度こそ油断しなければ問題はない。
絶気法は気配は消せるが、その分、体を纏う気量が激減する。いくらその状態を維持したとしても、自分に攻撃する時は必ず探知可能な量の気が放出される。この目晦ましを逆に利用してカウンターを入れてやる。
屋島は自分の周囲のゴーレムをいつでも柔軟に動かせるように待機させるが、一向に攻撃してくる様子がない。
(今度はなんだ!?)
相手の次の手が読めない屋島は悪態をつく。
その時一瞬、僅かな気を感じ取った。しかしその反応は自分へと向かっていない。困惑していると、その気は屋島を完全に無視して横を潜り抜けていった。
(!? こいつ…『妖具』のガキを置いて逃げる気か!?)
この戦闘の音声は神宮寺や多摩木に流れている。いざとなれば、神宮寺や自分が持ってる端末でシャッターを閉じることはできるが、そんなのプライドが許さない。
屋島の背後にいるゴーレムを動かすが、直後に爆弾入りゴーレムを爆破させられ道が開けてしまう。その後も何度か爆発が起きる。
(力はともかく色んな面で相性が悪すぎる!)
「仕方ない…ッ。『岩塊人形』」
屋島はゴーレムの性能を二段階ほどアップさせ、素材を土から岩へと変換する。F級相手に使う気量ではないが、速水愛衣は別だと認めよう。
これで関節を濡らしても脆くなったりはせず、体内の爆弾に干渉することもできない。
屋島もロック・ゴーレムと共に追い掛け始める。土煙を抜け、愛衣の姿が視認できるようになった。屋島だけなら本気を出せばすぐに追い付くが、リスクが高い。
(もうシャッターがある位置だな。社長に手助けしてもらったら面子丸つぶれだ)
そう思い、屋島は性能アップしたロック・ゴーレムの内五体に集中することで性能を一時的に上げ、即座に愛衣の前に回り込ませた。愛衣の捕獲を急いだらまた裏をかかれて逃げられるかもしれないと思い、行く手を塞いだ。F級を優に越えるロック・ゴーレムで包囲している。そう簡単には突破できない。
愛衣自身、もう息が絶え絶えで限界近い様子だ。
「ハハ! もう打つ手無しか!?」
屋島がゴーレム達と到着………した瞬間だった。
愛衣が、こちらを見て妖艶で悪魔的な笑みを浮かべた。
次の瞬間、屋島を激痛が襲った。
■ ■ ■
は? なんだこの痛みは? なんだこの胴体を真っ二つにするような痛みは?
ぐわんぐわん揺れる視界で何とか状況把握に努める。一つだけ分かったのは、目線が床に近い位置まで下がっていることだ。両手にひんやりとした床の感触。頬にも同じ感触。顎や腕が痛い。口の中で血の味がする。床に打ち付けたのか。
そこで自分はうつ伏せに倒れていることを理解した。だったら立ち上がればいい。そうしようとして、できなかった。そこでもう一つ、激痛は主に胴体の中心から湧いてくるのを理解した。更にもう一つ、背中から『何か』に押し付けられる形で倒れていることを理解した。
屋島は恐る恐る後ろを向く。
そこにあった『何か』は、シャッターだった。
厚さ30センチを超えるシャッターが、屋島の体を潰している。
(思い……出した!)
ついさっき、確かに金属が擦れる音がした。加速法で走ってきていた所為でブレーキが効かなかったこともあり、正確に確認できず(なんだ?)と思った瞬間には意識がなかった。
愛衣がシャッターの位置を越えていたのは分かったが、ロック・ゴーレムで囲んでいた所為でまた油断してしまった。
でも、それでも………どうやったのだ?
「何とか生きてるようですね」
わざとらしい敬語が朦朧とする意識を明瞭にする。
顔を上げると、安堵の様子を浮かべる愛衣がいた。
「……おま…え………」
「重要な臓器が損傷していなければ助かるでしょうけど…そうでなかった場合は自己責任ということでよろしくお願いします」
憤怒や憎悪といった感情が湧き上がったが、それ以上に自分の心を占める感情を、屋島はぶつけた。そしてそれは偶然か必然か、瀕死寸前の美戸が湊にぶつけた感情と同じだった。
「な…、何を……した、ん、だ…?」
「ちょっと前に湊がやったことと同じです。シャッターが稼働するのに関係する配線を割り出して弄っただけです」
結論から言えばそうだろう。屋島が知りたいのはいつ、どうやって為したかだ。そう聞こうと口を開き、話すことすら凄く辛くなってきていて吐血する。
愛衣は顔を下げた屋島には見えないと分かっていて微笑んだ。
「大変でしたよ。私は紫音みたいに壁を貫く力もないし雷属性でもないから。…タネっていうほどのものでもないけど、私が取った手段は何体かのゴーレムに埋め込まれた爆弾を利用しただけですよ。壁付近で爆破させればある程度壁が削れる。ほら、私が貴方の横を抜けた後に何体かのゴーレムが爆発しましたでしょ? あの時に仕掛けたんです。シャッターから結構離れた位置でしたからね。一箇所や二箇所の配線を弄った程度じゃなんともなりませんから、本当に苦労しました。全部で十二箇所ですよ」
屋島は気付けなかった。
ここに至るまでの道筋で、廊下の壁が愛衣の言う通り所々削れ、剥き出しになった配線部にナイフが刺さっていたことを。
「シャッターの稼働時間を何とか設定して、その時間に貴方がそこに立つよう仕向けるのは本当に大変でした。チャンスは一回でしたからね」
(………いや、そういう次元の話じゃないだろ)
配線を弄る? 稼働時間を設定? それをあの戦闘の最中、満足に時間も取れない状況で成し遂げた? それもナイフ一本で? その時間ぴったりに俺を特定の位置に立たせた?
ありえないとかそういうレベルの問題じゃねえ。
異常だ。
屋島は生まれて初めて自分より一回り年下で、力の差もある相手に恐怖を感じた。まるで全てが手の平の上だったかのような状況に、戦慄した。
言わずもがな、ロック・ゴーレムを動かす力なんてもうない。胴体の内臓や骨が幾つかダメになっている時点で、もう気なんて残っていない。
自分には何をすることもできない。体を動かすこともできなくなっている。
何なんだ…ッ、コイツは……!
「さて、そろそろシャッターが開く時間だし、バイバイだね」
気軽な声と共に脳天から響いた痛みによって、屋島は完全に気を失った。
■ ■ ■
愛衣はシャッターがゆっくり開いた後、屋島から壊れずに済んだ僅かな水薬や端末を回収し、閉まったシャッターの傍にいる友梨の元まで戻ってきた。
(疲れた…。やっぱ格上相手だとどうしても疲れるわねー)
抱き起こした友梨は未だに気を失ったままだ。おんぶしようと背負う………
そうしようとした時、すぐそこのシャッターがゆっくりと開き始めた。
愛衣の表情がひきつる。
(嘘…。私程度を捕らえるのに部下を何人も配置するとは思えなかったけど…マジかー。だったら紅井くんや紫音達に人手回しなさいよっ)
思いつつ、愛衣は屋島から奪った端末を弄ってシャッターを閉めなおす。
愛衣は友梨をおぶさり、必死に走るが、その直後に後ろから大きな破壊音が聞こえた。
シャッターを自力で破壊したのだ。それによって生じた風圧に愛衣はバランスを崩し、友梨を庇う形で転ぶ。
「Oh! ホントウにヤシマさん倒したんですネ! ビックリです!」
片言が男の声で聞こえてくる。
愛衣が嫌そうな目を向ける。
そこにいたのは予想通り、外国人だった。おそらくアメリカ人。金髪に碧眼の男。スーツを着てはいるが少し着崩している。歳は三十中盤を越えているだろう。若作りしているようだが愛衣から見れば皺が多い。
ビリビリと全身に雷を纏っている。
(この気の感じ……拡張系雷属性ね。…強さはさっきの男と互角ってところかしら…)
面倒だ、ともれそうな溜息を抑え込む。
二連戦はさすがにきつい。それもB級レベルともなれば尚更だ。幸い、屋島からひったくった端末があるので、それをうまく利用して逃げれないか…、
そう考えていると、
「ん、んー」
愛衣の手元からそんな声が聞こえた。
つい懐かしく感じてしまうほどの声が愛衣の神経を直接刺激してくる。
「友梨!?」
愛衣の声音には必然的に喜色が見える。しかし、すぐにその感情は消え去った。
重病の人間が必死の思いで立ち上がるように体を持ち上げ、友梨は立ち上がる。愛衣はその光景を手も貸さず、黙って見ていた。
(……この………気……)
冷静さには自信がある愛衣でも、動揺を隠せない。
「Wow!『妖具』のガール! 目覚めたんですネ! ベリーラッキー! これでジングウジさんもお喜びになガァ!?」
友梨が目覚めたことで嬉しさを吐露していた名も知らぬアメリカ人の言葉が途中で途切れた。
理由は単純明快。
胴体に大きな切り傷を付け、血を噴出させながらどさりと倒れてしまったからだ。動く様子はない。辛うじて息はしていることは分かった。
これは愛衣の仕業ではない。では誰の仕業か? 言うまでもない。
アメリカ人の男が倒れた位置より更にその先。ほんの数秒前まで愛衣の隣にいた少女が禍々しい気を全身に纏いながら、ゆらりゆらりと佇んでいた。
「っ…、ゆ……り…っ」
その少女の右手には、赤い液体が滴る包丁が握られていた。
妖具『泣落』。以前、友梨に見せてもらった妖具だ。




