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◆助けた巨乳にポクポクチーンの巻◆

こんにちは、楽しんでもらえましたら嬉しいです。


 監獄島はあきらかに昨日とは違う世界を奏でていた。


 素人目の俺にもはっきりとわかる。


 殺伐と喧騒が入り混じった雰囲気が島全体をのみこんでいる。


 そう、それは悪意がある雰囲気だ。


 どごーーーん!


 とんでもないでっかい音が監獄島の浜辺に轟いた。


 その音は俺が乗っていた高瀬船が監獄島の浜辺に突き刺さった音だ。


 魔法とは便利なものだ。


 アーサー・C・クラークは『充分に発展した科学技術は魔法と見分けがつかない』と言っていたが俺には手品と魔法の境目もわからないぞ!


 さて、すごろくで言う所の、ふりだしに戻る魔法をファクターがかけてくれた。


 あの金髪の幼女……檻村先生に似ているだけあって最後は親切だったな。


 話しが脱線したがファクターの魔力が高瀬船に命を与える。


 いきなり『てやんでー、任しときな、こんちくしょー』と口のないはずの高瀬船が声たからかに叫ぶと大型エンジンが装備されたような猛スピードで監獄島の浜辺へ超特急、そのスピードたるや、体感だが時速二百キロはあっただろう。


 それはそれは滅茶苦茶怖かったーっ!(必死に高瀬船のへりに掴まったよ)


 勢い余って打ち上げられた高瀬船は砂浜にズッポリと突き刺さり力尽きた。


 そして船酔いで力尽きかけていた俺は吐き気をもよおしながらも純白だった砂浜に降りた。


 不思議な既視感が脳裏をよぎる。見覚えのある景色なのだから。


 ここは俺が最初に流れ着いた場所だ。


 美しい砂浜特有の五角形星型の純白の砂が敷きつめられていたことをはっきり覚えている。


 監獄島に漂着した俺にとってスタート地点だった場所だ。


 その場所で再スタートする……殺戮と狩りと言う名のゲームが。


 そして残念なことに俺の眼下の星型の砂は純白でなくなっていた。


 今の砂浜はカニも砂も深紅に染まっている。


 無論、絵の具などではない。


 鼻をつく匂い。美しい星砂で埋め尽されている砂浜が濃い鉄分の芳香と潮風の匂いが充満していた。


 目を覆いたくなる……酷い惨状。


 切り裂きジャックもびっくりだろう。


 散乱した新鮮な肉片の数々、それも鋭いミキサーで切り刻まれたような……プレデターの仕業かよっと言いたくなる。


 もうリアルに怖ろしいですよーっ!


 ここはノンフィクションではない現実のホラ―だ。


 こんなサディスティック的な世界に自分の意思で舞い戻ったのだ。


 非人道的すぎるむごたらしい惨状。

 

 俺の魂までもが危険信号の警鐘を鳴らしている。


「……はじまっているな」


 黒い羽がパタパタ動かす。


 そして、悠長にクチバシで自慢の羽毛をつくろいはじめる。大変に余裕が溢れている。そいつは俺の右肩に陣取って止まっている、喋るカラスだ。


 今は俺とカラスは運命共同体なのだ。


 つい先ほど俺は全ての羞恥心をかなぐり捨てて全身全霊をかけた最高のベーゼにうっとり満足してくれたファクターが特別に優秀な使い魔を一体つけてくれた。


 それがファクターの肩に止まっていた黒のカラスだ。


「……グズがぐずぐずするな……早く進め」


 ダジャレか……流暢な日本語を話してくれるカラス君。


 俺は砂浜から見える鬱蒼と茂った森を見た。


 つくしとであった山岳地帯に続く樹海だ。


 俺はスズメの涙ほどの勇気を振り絞って、原生林が生い茂る緑の魔境・樹海へ踏み出した。


 手つかずの自然……伐採や災害などによって森林破壊の跡がまったくない植物群落に細くひらかれた獣道を突き進む俺のゆく手を遮断するように蔦や枝がはびこっている。


 シルバーセンターに伐採を頼みたいほどのありさまだ……などと脳内小人達が不満を述べる中、必死に振り払い獣道をひた走る。


「……止まれ」


 カラスの呼び声に俺は立ち止まった。


 そこは青葉を色付かせた緑樹達である低木地帯だ。


 ギョロリと俺に顔をむけて睨みつけてくるカラスが「かぁぁ」と鳴かず、流暢で丁寧な日本語で話しかけてくれる……さすが、留学経験豊富なカラスは違うね(どこにやねん!)


「抗う……声……そっち」


 褐色の瞳が煌くとカラスが首を横に振り、進むべき方向を指し示す。

最新ナビゲーションシステムもビックリなほど正確。


 俺は進む速度をおとして慎重に警戒しながらそろりとカラスが指し示す方向へ歩く。


 すると女性の声が聞こえた。


「この蛮族どもが、貴様らの恥辱は受けぬ、ひとおもいに殺せ!」


 切なく非憤する声音だ。


 あれっ!? これは聞き覚えのある声だぞーっ! そう先日、俺を食用肉扱いした奴だ。


 その声は枝葉がざわざわとざわめく樹海に木霊した。


 俺は恐怖心を克服したように身体が自然に声の方向に駆けだす。

鬱蒼とした茂みを掻い潜り、苔むしった獣道に足をとられながらもなんとか

 乗り越える。その先に断崖がそびえる人工的に作られたような広場が現れた。


 その広場は狭く粗末なものだが人工的に手が加えられた木のベンチや大きめの暖炉、それらを雨露から凌ぐための洞穴まで完備されている。


 文明に置き去りにされた憩いの場と言った印象だが、つくしの住処と比べればここは億万長者の豪邸の庭園に値するだろう。


 俺は広場の入口らしき場所にたどり着いた。


 両側の山肌の崩壊している。


 土石流に山肌が削り取られた跡が痛々しく生々しい。


 その傷跡は極めて最近、おそらく数分前だろう。


 人工的に何かが争ったことが起因して発生した現象だった。


 俺の目と鼻の先に展開されている光景はまさに凄惨だった。


 みじめなほど無残に引き裂かれた純白の巫女の服から鮮血が滴った裸体が見える……豊満なおっぱいもーっ!(ああっ俺って奴は……)。


 出血の為だろう、血の気がひいてなすすべもなく立ちすくむことがやっとだといった古都にゃんは乙女の恥じらいを具現するように必死に大きな胸を抱きしめ隠す。


 その豊満な肉体は大地を覆うように根をはやし、そして空へと続くように伸びていく巨大な樹の幹まで追いつめられていた。


「バルケッタ……雑兵……三体……確認」


 黒く尖ったくちばしで俺の頭をつつく。


 そしてカラスが流暢な日本語を駆使して俺の耳元で囁いた。


 ――バルケッタとは何だ? 『バケラッタ』の友達だろうか?――


 馬鹿な事が頭をよぎっている……意外と余裕があるようだ。


 俺の余裕は古都にゃんと生きて再会出来たことが素因だ。


 海岸沿いの冷酷無残で惨憺たる有様をみれば生きていることは極上級のプレゼントなのだ。


 あっ! 古都にゃんの瞳が俺を見たぞ、こちらに気がついたようだ、『馬鹿やろうっ! 逃げろ』とばかりに突き放すような眼光をむけて必死に首を横に振っているぞーっ。


 こんな悲愴な状況でも俺のことを気遣う奥ゆかしさを垣間見ることが出来る古都にゃんを取囲む屈強な巨躯の野獣達。


 その野獣の濁った眼球はふしだらな色が滲んでいた。


 まるでさかりのついた発情期のオス犬のように欲情している眼光だ。


 筋骨隆々すぎる屈強な巨体の野獣、いやバルケッタの雑兵達。

このゲームでは執行人と呼ばれるやからだ。


 ――こいつら野獣どもが海岸沿いの悲劇を実行した奴らか――


 その認識が俺の感情を激しく突き動かしていた。


 怒りだ、憤慨だっ! 憤激だっ! 嚇怒だぁぁぁっ! 俺は実感していた。


 計り知れないほどの感情の波動。


 一人の人間としてふつふつと沸点を超えた怒りが込み上がる。


「ファクター様から……授かった……真理……魂をためせ」


 カラスは再び俺に囁く。その言葉を口にしたカラスは俺に……いや、俺が授かった能力を期待するように口元を歪めて薄ら笑いをうかべた。


 カラスの言葉の意味、それは感情の赴くまま行動に移せと言いたいのだろう。


 もうひとつの真理とは魂の力だ。ファクターと出逢い高瀬船で食べた激マズだったあのパン……思い出しただけで吐き気が……うえーん、助けてくださいーっ!


 「………………」


 無言の俺『おっと、昔の事はもう忘れたさぁ』と脳内にて自分自身にお茶を濁し、空ぼけてみる……三流芸人なみにしょぼい一人ボケ突っ込みにより気分転換をはかる。


「………………」


 今は古都にゃんにとって鬼気迫る状況。


 ただ、俺には戸惑いがあった。


 無論、助けることに対してではない。


 そのとまどいをめざとく感知したカラスがくちばしを使って俺の両乳首の辺りの布を咥えて『ビリビリ』と引き裂きやがったーっ!


 「早く……やれ……」


 威圧的だ。睨みをきかせながら催促するカラス。

その目は『やらないと、ピンクの乳首くわえるぞ』と脅しが入っている。


 ――いゃゃゃゃゃ。乳首だけは。乳首だけはご勘弁くださいぃぃぃ――


 絶望的に観念した俺。


 それを直感で見破ったらしくカラスも俺の肩に止まる。


 どうも静観して見守るスタンスのようだ。


 俺は花も恥らう乙女のように両手の人差指を自分の左右の胸に当てて乳首をこねこねとこねくり回す。


――とと様・かか様……幼女とキスをした上に……堕落した変態息子の行き

過ぎた路上変態行為をおゆるしください――


「パルラ・ミルカ・パレール」


 乳首をこねくり回しながら、真顔で呪文を唱える……若干……こちらに動向を考察した執行人の顔が目を見開いてドン引きしているようだ。


 俺はファクターに望まれるがままにペドフィリア的ロリコン疑惑でもかけられそうな行動をとった。


 その正当な代償としてファクターより授かった『魂・覚醒の呪言』。

恥ずかしさを超越した次の瞬間……


 魂が膨れ上がるってこんな感じなのか……心の中に潜んでいた何かが(、、、、)空気が押し込められる風船のように急激に膨らんでいく……反動

だろうか、俺ははっきりと意識が保てなくなる。


 それは微小な構造体であるウイルスの浸食にも酷似した感覚。

無意識に俺の肢体が小刻みに揺れる……俺の意識は線香花火の繰り出す淡く儚い火玉から飛び出した松葉……そう、火が散りゆくように薄れていく。


 ――汝、我を呼ぶものか――


 声が響く。


 深みのある低い声。


 俺の意識と繋がった何かから語られた声だ。


 どれほどの時間意識が沈んでいるのか俺にはかいもく見当もつかない。


 時間的概念がない世界。それが魂の世界なのかもしれない。ただ、俺の身体が激しく躍動していることだけはおぼろげながら把握できる。これは俺の意識や魂が肉体から剥離されたのでい証拠だ。常に魂と肉体はリンクしている。


 やがて、全身麻酔から解放されたように俺の意識と肉体との繋がりが強くなっていく。


 心臓から送り出される血管を通る血液の流れや筋肉組織の収縮活動、そして、それらが生じる体温をはっきりと意識することが出来るまで回復した。

そして閉ざされていた俺の視界が開けた瞬間。


――なんでやねんーっ!――


 もう、殺人犯になっていたましたーっ。


 三分クッキングなみの速さで容疑者大友ゆうきが出来上がってしまっているぞーっ!


 眼下には原型をとどめていない三体の屈強な執行人の死体が無残に転がっている。


 現場証拠として俺の両手は真っ赤に染まっていた。


 一〇〇%容疑者は俺やんかぁーっ!


 振り返ると、現場証人の古都にゃんが大きな瞳をさらに大きくして驚愕と茫然の入り混じった表情でこちらを見てくるぞ……もう、言い訳できません(涙)


「精神のレスポンスが鈍い……大飛丸にのみ込まれたか」


 呆れたように呟くカラスの一言で全てを俺は理解した……漠然と……もうひとつの魂にのみ込まれていた事実を。


 しかし、それは殺人裁判の被告人として『解離性同一障害』と言う逃げ道になりそうだーっ!


 このバイオレンス、かつ、ホラー映画的な惨状、真っ赤に染まった両手は俺の良心に自首しなさいと叫びそうな状態である。


「どうしてだ! 何故、肉がここにいる? それに何なのだ……今の……」

驚きというよりも釈然としない感情がうわまわった表情を浮かべて古都にゃんは俺に説明をもとめる。


 しかし、古都にゃんの声が届かないほど俺は冷静さが欠落した境遇に精神を陥っていた。


 ――ここは弱肉強食のヒエラルキーの監獄島……そうだ、日本の法的国家じゃないんだ……無法地帯のゲリラ地帯。生きる為に、ナムナムチーン――

その姿はさぞかし奇妙だったであろう。ぶつぶつとお経のように呟く俺に

「おい、肉っ!」と言葉の小尾を上げて古都にゃんは俺の両肩を掴んだ。


――ポクポクチーン――


 混沌としていた意識がはっきりと戻る。


 脳内で鳴り響いていたお経が終わったところだ。


 俺の肩をしっかりと掴んだ古都にゃんは目が笑っていない。


 古都にゃんは何か返答を待っている。


 肩を掴む力が万力のようにグイグイ食い込む。


 びえーん! とっても痛いですよーっ!


 俺は何か答えなきゃと思った矢先、意に反する言葉が咳をきったように連なった。


「え、えっと、そう、そうだよ、肩たたき券も使ってもらってないし、古都にゃんのおっぱいが見たかったからだよ。それとおっぱい触りたいし、夜一人になったときの妄想のネタはおっぱいだし、やっぱりおっぱいは素敵だね、おっぱいに対する帰巣本能かな」


 古都にゃん……キミのまとっているどす黒い気炎……これは間違いなく死ね死ねオーラだよねーっ!


 古都にゃんは精一杯の笑顔を作り口角をあげてお礼の気持ちを全面にだしてニッコリ微笑もうとするよりも早く殴りかかってきたぞーっ。


 シ○ヤだしパック並みに味と複雑な睨みが効いた古都にゃんの激・強力な右パンチが頬に刺さるーっ!


 ――す、すみませんでした。古都にゃんを助けたごときでおっぱいと言って横柄でありました! すみませんですーっ、頬が痛いであります。そんな蔑んだ目でみないでくださいーっ!――


 平身低頭……助けた俺が三つ指ついて地べたに這い蹲るように謝る! 地球のため・万人のため・そして俺自身のためにとりあえずペコペコと謝っているぞーっ。


 もはや、角度や姿勢・はたまた間合いなど土下座に関しては俺の技量は職人の域に達している。


 やったぜ! 俺の誠意が伝わったらしく古都にゃんもトンボ玉のような煌びやかな瞳を背けながらも許してくれる雰囲気がでてきたぞーっ。

俺たちは危険回避のためにこの広場から離れることにした。


ザザーザザー


 山の中腹部から透明度が高い清らかな水が流れていた。


 その小川の畔は球形を成す鹿角コケやミズハコベ、生き生きと茂るセリなど多種多様な水草やコケが生息している。


 そんな静謐な小川のせせらぎの音色は疲れている俺の心も癒してくれそうだ。


 森林の立ち木から太陽の陽射しが木漏れ日となって降り注いでいる。


 小川からあがる水蒸気に反射してはっきりと目視できる。


 俺はそんな清らかな小川で手をバシャバシャとゆすぐ。


 清らかな小川の水はカラスもたいそう気に入ったようだ。


 羽根休みと喉を潤すためにじゃぼじゃぼと全身で水遊びをしている。


 ううっ……このカラス、水がしたたるとなんだか色気があるぞーっ!


 いっぽう、古都にゃんはゴツゴツした石が無秩序に転がっている河原で破れた巫女の衣装を修繕していた。


 蔦や大きめの葉っぱを駆使して、おっぱいなどが見えないように慎重に服を修繕している。


 針や糸や布があれば簡単なことなのかもしれないが今はそのような文明の利器は持ち合わせていない。


 修繕が完了したのだろう巫女の衣装に袖を通す古都にゃんに俺は心配そうに視線を向けた。


「怪我は大丈夫なのか?」


「私は肉に心配されるほど落ちぶれてはいない」


 そっけない返事だな!


 これだけはっきり嫌味が言えたのなら大丈夫だろう。


 俺は古都にゃんの言葉をそう理解した。


「ところで今の奴らは誰?」


 実のところはファクターから説明を受けて既知しているのだが情報とは適切な判断を助けたりするものなので、俺はファクターの情報以外の見解を知りたい為に知らないふりをして古都にゃんの話しに耳を傾けた。


 そんな俺の重要かつ素朴な質問をぶつけるとぶっきらぼうな言葉で「執行人」とだけ返事が返ってくる。こらーっ、それだけかよーっ!


「執行人? 古都にゃんを襲ってエッチなことをしようとしていたエロエロ星人みたいな奴らが?」


「ふん、肉と同様のエロエロ星人だ。そんなに聞きたいのなら教えてやる。一定の周期で行われるゲームだ。実行部隊が執行人。その執行人の役目は二つ、一つはこの監獄島に囚われた者の殺戮。二つ目は女だ。女性に属する者を捕え、強制的に性交を持ち孕ませる。それが監獄島の執行人の役目だ」


 苦虫を噛み殺したように古都にゃんは言葉を吐き捨てた。


 辛いのだろう、その表情は眉をよせて苦渋に満ちた顔だ。


 そんな古都にゃんをみると俺は無言になってしまう。


 そう言葉や表情で取り繕うことができそうもない壮絶な内容だった。


「古都にゃん、本当に怪我は大丈夫なのか?」


 俺の精一杯の心配りの言葉に古都にゃんははじめて素直に頷く。


「礼を言ってなかったな……命拾いをした……すまぬ……ありがとう」

恥ずかしいのだろう。俺の顔を見ないように目を伏せた古都にゃん。

その青ざめていたくちびるからこぼれ出た言葉(も、もしや初めて、まともに人らしくあつかってくれたのでは♪)。   


「つくしの場所わかるか?」


 古都にゃんは顎に指を当てて俺の言葉を少し吟味する。


 その真意を確かめるために。


 そして首を縦にふった。


「うむ……つくつく……いや、つくしの居場所……おおよそだがわかる。私についてこい」


 その声には覇気が戻っていた。


 古都にゃんの銀髪が揺れると飛び跳ねるように河原の石を蹴り上げて駆け出していく。


「……元気のよい……()きつねだ……」


 再び俺の肩に止まったカラスは感心したように耳元で吐露した。


いかがでしたか?

楽しんでいただけましたら嬉しいです!

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