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東方幻想人  作者: 黒方
3/3

紅魔郷編 1

作「というわけで、いよいよ紅魔郷編本編スタートです」

狂「いよいよか。腕がなるぜ」

作「まあ、誰かさんはほぼ空気だけど」

狂「おい、喧嘩なら買うぞこの野郎」

作「まあ、アレだな。書いてる機種を変えたせいもあってか、結構時間使ったんだよなコレ」

狂「スルーしやがった。で、それがどうした?」

作「いや、まあ気まぐれ更新っていう予防せ―――げふん、設定にしてるから別に時間には追われてないんだけどさ」

狂「ならどうした?」

作「いやー、機能というか使い方というかに慣れてないから、せっかく書いたのに消したり、違う文字が入ったりでかなり不便なんだよ」

狂「その辺は慣れるしかないだろう」

作「だよなー。まあ、書いてる内に慣れるだろうきっと。

それでは恒例の

異変の首謀者からの刺客が狂夜と霊夢に襲いかかる!

ついに現れた宵闇の妖怪、ルーミア!

果たして勝負の行方は!?

よし、こんなもんだな」

狂「で、さっきの話だが」

作「ん?なんだ?」

狂「お前が不器用ってだけなのもあるんじゃ………」

作「では、後書きで会いましょう!」

狂「あ、逃げやがった」

「…………あんたついて来なくても良かったのよ?」

霊夢が空中に浮かびながら俺に言う。

それを俺は息絶え絶えの状態で聞いていた。

「………でもぜえ………女の子一人じゃ………ぜえ……危ないだろ………?」

「………今のアンタがいてもあまり役に立たなそうだけど」

霊夢の厳しいツッコミが入る。

あの後、霊夢が準備を整えてる間に魔理沙は先行し、霊夢も準備を整えてすぐに出発した。

幻想郷を覆った紅い霧は、魔理沙が言っていた紅い館から出ていると言うことで、現在そこに向かっている。

二人とも女の子だし、男の俺が守らないと、と勇んでついてきたわけだが

「………まさかぜえ………二人とも………空を飛べるとは………」

魔理沙は箒で、霊夢に至ってはなにもなしで普通に空を飛んでいる。

当然、障害物のない空と、障害物がある地上じゃ、進むスピードも体力の消耗も違う。

それでも一時間はついていってたんだが、ついに限界がきたということで今の状況である。

てか何で飛べるんだよ………魔理沙はまだ分かるが、霊夢はどうやって飛んでるんだ?

見たところ、何も使ってないみたいなんだが………

「っ!?避けなさい!」

突然、霊夢が叫んだ。

「はっ?いきなり何をぶべらっ!?」

言いかけてる途中に顔に何かが当たり吹き飛ぶ俺。

その直後、様々な色や形をした何かの塊が空を埋め尽くすほどの数飛んできた。

『あの人一回当たったよ!』

『あと二回!あと二回!』

それと同時に、背中に翅の生えた小さな子供がどこからか大量に現れた。

「っていきなり何なんだ!?

とりあえず、頭が痛い!」

「弾幕ごっこよ」

「弾幕ごっこ!?」

俺の問いに答えながら霊夢はひょいひょいと塊をかわしている。

俺も何とかかわしつつ、さらに霊夢に聞く。

「弾幕ごっこというのは幻想郷での決闘ルールで、簡単に言えば決められた回数、弾幕を相手に当てた方の勝ち。

ただ単に当てるだけじゃなくて、美しい弾幕の方がより良い勝ち方になるの。

この妖精達は恐らく、コレの主犯が送ってきた刺客じゃない?」

霊夢が空を覆う紅い霧を指しながら言う。

「あと二回っていうのうわっ!?ひぃっ!?」

「異変解決の挑戦者は大体最初は三回までって決められてるのよ。

ある条件で増やすこともできるけど………まあ今はこいつら、ね!」

そう言うと霊夢は札を取り出し、妖精達に投げつけた。

『あいた!』

『いたい〜』

札は次々と命中し、それに当たった妖精達が次々と落ちていく。

「あれ、結構な高さから落ちてるけど大丈夫なのか?」

「大丈夫じゃない?」

な、投げやりだな………。

まあ、人とは違う種族みたいだし、人よりは頑丈なんだろう………多分。

「そんなことより先に進むわよ」

霊夢は次々と札を投げつけ、妖精達を落としながら進む。

俺はその後をついていく………って本当に役に立ってないな俺。

でもしょうがないな、武器も何もないし。

素手でも普通の人間が武器持つよりかは遥かに強いが、普通に空を飛んでる奴に素手では流石に勝てない。

うーん………何か俺の立つ瀬がいよいよないな。

そんなことを思いながら進んでいくと、霊夢が空中で止まっていた。

近づいていくと、霊夢の前に誰かが立ち塞がっていた。

見た目は小さい子供ぐらいで、黒い服を着ており短い金髪にリボンを結んでいる。

「暗い夜ね。気分が良いわ」

「夜じゃないわよ。まだ朝よ」

女の子の言葉に霊夢がツッコむ。

「あれ、そうなの?

じゃあなんでこんなに暗いの?」

「理由は分からないけど、あの赤い霧のせいよ。だからそこをどいて、アレを出してる奴を退治しに行くから」

「へー、そーなのかー。

まあ、私はこのままの方が良いんだけどー、太陽の光は嫌いだし」

女の子が笑みを浮かべながら言う、どうやら大人しくどく気はないようだ。

「どうするんだ、霊夢?」

「………しょうがないわね。

この子はさっきまでの妖精たちと違って強そうだからなるべくやりたくなかったんだけど………」

霊夢はそう言うと、ため息をつきお札を構える。

「一応聞くけどあんたスペルカード持ってる?」

「持ってるわよ」

「何枚?」

「二枚」

「はー……じゃあスペルカード戦ね」

霊夢は心底面倒そうに言った。

「スペルカード戦?ってなんだ?」

「あー、あんたはまだ知らないのよね。

まあ、後で教えてあげるから待ってなさい。すぐ終わるから」

「それは私をすぐに倒すってこと?」

「そうだけど?」

霊夢は即答した。スゴイ自信だ。

「ならやってみるといいわ。私は常闇の妖怪、ルーミア。

人間相手に簡単には負けないわよ」

女の子、ルーミアはそう言うと弾幕を放ってきた。

それはさっきまでの妖精達との弾幕とは、数もスピードも比べ物にならない。

妖精達のは慣れれば当たることもなさそうだったが、ルーミアのは油断すると当たりそうだ。

それにさっきから霊夢がお札を当ててるが、妖精達が一枚で戦闘不能になったのに対して、ルーミアはあまり効いてる様子がない。

「流石は妖怪か。これは強敵だぞ」

「スペルカードも出てきてないのになに言ってるの?

そろそろ来るわよ」

霊夢が言った瞬間

《夜符 ナイトバード》

ルーミアが突然、何かの四角い紙を掲げて言い、そして円弧状に広がった弾幕を放ってきた。

そこまで避けるのが難しいわけではないにしろ、それまでのただばらまいてるだけとは違う弾幕に驚く。

「なんだ、なんだ?いきなり、ばらまき方が変わったぞ?」

「スペルカードを使ってきたのよ。

まあ、少し離れて見てなさい」

霊夢は落ち着いた様子でそう言うと、別のお札を取り出し投げつける。

バチィッ!!

「きゃっ!痛いじゃない!」

ルーミアが文句を言う。

そのせいで、弾幕が途切れてしまう。

「止めたからあと一枚ね」

「あ、このー妖怪としてはただじゃ負けられないわ」

《闇符 ディマーケイション》

再びルーミアが紙を掲げると、円形を保ちつつ弾幕が飛んでくる。

「この程度なら簡単そうだなってうおっ!?」

余裕をかましていると、いきなり弾幕が鳥が羽ばたくような形になったので焦る。

「ふう………何とか避け―――」

安心しかけた俺は固まった。

ルーミアがさらに二回、円形弾幕を放ちさらにだめ押しとばかりに横に広がる弾幕を放ってきたからだ。

「うおおおおおお!?当たるーーーーー!」

思わず叫びつつ、傭兵時代に培った経験と勘を頼りに気合いで何とか避けることに成功。

「はあ………はあ………あ、危なかった………。

途中何度かかすったし」

「へー、初めてにしてはやるじゃない、狂夜」

涼しい顔で全て避けきった霊夢はお札を構え

「これで終わりよ」

ルーミアに向けて投げ放った。

お札はルーミアの顔にストライク。

「や~ら~れ~た~の~か~」

やっとルーミアは目を回しながら落ちていった。

「あー、疲れた………」

「なに言ってるの、まだ一人目でしょ」

「………ちなみにあと何人ぐらいいるんだ?」

俺の問いに霊夢は「うーん」と一瞬考え

「分からないけど、私の勘ではあと五人はいるわ」

「………俺帰って良い?」

「ダメよ、ここまで来たのなら最後まで付き合ってもらうわ」

キッパリと霊夢に言われ、項垂れる俺だった。



作「というわけで、紅魔郷1面ボス、ルーミアが出ました。

闇を操る程度の能力を持ち、自分の周囲は常に真っ暗という宵闇の妖怪の二つ名を持ちます。

闇を操るといういかにもラスボスっぽい能力なのに1面のボスなのは、神主が出オチで作ったから、という理由があるそうです。

ルーミアと言えば『そーなのーかー』が有名ですが、公式では紅魔郷と文化帳(書籍)でしか言ってないとか。

ちなみに、『わはー』は一度も言ってません。

何気に妖魔夜行はファンが多い隠れた名曲」

狂「ルーミア自身も人気だよな」

作「まあ、インパクトが強いしね。人食い妖怪だし」

狂「え………(汗)あの能天気そうなのがそんな危険な妖怪だったのか」

作「本人は人間を襲うことを面倒くさーいとか言ってるけどな」

狂「それもどうかと思うが」

作「まあ、幻想郷の妖怪で人に害を与えない方が少ないから。

その辺は種族問題だから仕方ない」

狂「そうだな」

作「あと、最後に一つ。

この作品では、相手がスペカを持ってる場合のみ、スペルカード戦と呼んでいます。

弾幕勝負は、あくまで弾幕を使ってる場合のみ、そう呼んでます。

ややこしいかもしれませんがね」

狂「本当にな、書いてる本人もよく分かってないしな」

作「さて、次回はいよいよあの超有名キャラが登場します。ちょっとだけヒントをあげるなら………⑨。乞うご期待!」

狂「ヒントでほぼ分かるな……」

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