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白き死神の挽歌(エレジー) ——極寒のコッラ、五〇五の墓標  作者: beens
第3章 氷点下の決闘

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第12話 東からの刺客

 その日、シモはいつものように前線の観測地点に向かっていた。

 その時だ。

 

 バァン!!

 

 鋭い銃声と共に、少し離れた場所を歩いていた伝令兵が倒れた。

 即死だった。弾丸はヘルメットを貫通していた。

 シモは瞬時に雪の中に身を投げ出し、気配を消した。

(今の音……)

 普通の歩兵銃ではない。狙撃銃スナイパーライフル特有の、鋭く重い響き。

 そして、何より恐ろしいのはその「待ち方」だった。

 敵のスナイパーは、倒れた伝令兵に続く二発目を撃ってこない。仲間が助けに来るのを待っているのだ。典型的な「囲い込み」の戦術だ。

(誘っているのか、俺を)

 シモは理解した。スターリンが送り込んできた「掃除屋」が到着したのだ。

 相手は、これまでの徴集兵とは違う。殺しの訓練を受けたプロフェッショナルだ。

 シモは動かなかった。助けに行けば、自分も撃たれる。

 冷徹な計算と、煮えたぎるような怒りが、彼の腹の中で混ざり合った。

 太陽の位置を確認する。まだ昼過ぎだ。

 勝負は、夕暮れまでに決まるだろう。

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