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新著夕顔日誌  作者: 田罪雄沙夢
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短編第1集「余命24時間」

ある1人の少年は大病を患っていた。少年の親に医者は言った。「彼に明日はないでしょう」

少年はその言葉になんとも思わなかった。キリストは天国を示していたからだ。

少年はその日夢を見た。死神が自分の首を空中に投げる夢だ。首は広がりゆく宇宙の境界線まで超光速で飛んで行った。宇宙の先は無だった。そして、首は無に溶けるようにして、無くなった。

少年は起きた。天を仰いでも、下を見ても何も音はしなかった。

カーテンが窓から不法に入る風で揺れた。隣の患者が死んだ。

急に死ぬのが嫌になった。死体は何も喋らない。天国がある証明がないからだ。理由は死んだキリストは何も発しないからだ。

少年は生き急ぎ、2日後、病院の外で恐怖の顔をして死んでいた少年された。死因は自殺だった。

少年の遺書は2枚あり、1枚は白紙であり、1枚は題名と思わしきひとつの単語が書かれていた。

「死後」

どうか皆さんは死なないようにお願いします。

理由は人が死ぬのを見たり聞いたりするのが不快だからです。

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