【プロットタイプ】的にはハマらない
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
土地が影響してそうだな。
土地によって、特色がえげつなく出るから。
私も勿論人間である為、好みが存在する。中でも顕著に感じるのは、行き付けの喫茶店、一度しか行かない喫茶店だろう。
誤解して欲しくないのは、別に一度しか行かない喫茶店が悪いという訳ではないと言うこと。ただ些細な拘りがあって、縁があって、足が遠のいてしまうというものだ。
とある日の日常。純喫茶巡りを趣味とする同居人に連れられ、老舗の喫茶店を訪れた。地下へと続くステンドグラス。天井に幾つもぶら下がったシャンデリア。それだけで異界入りしたかの様な空気があった。
「いらっしゃいませ〜」
髪は鮮やかな金色。盛りを重ねたヘアスタイル。原宿や新宿でアパレル業を営んでいる様な女性が挨拶をする。どうやら店員の一人の様だった。
鏡花は笑顔で二本の指を立てると、お決まりのハイトーンを飛ばす。
「二名で」
案内されたのは、四名掛けの席だった。植物模様が描かれたソファは何処までも沈んで行くほど柔らかく、腰を上げるのが億劫になる。
部屋に響き渡るのは、舞踏会で流れる様なクラシックだった。機械の調子が悪いのか、途切れ途切れ音を運ぶ。それを補う様に、数多の若い女性達の華が咲いた声が聞こえてくる。この鮮やかで、華やかな空間からは少し浮くような空気感。この街の様な、夜の街の様な、歪さがあった。
目に入ったケーキセットを注文し、店の内装を見回すついでに鏡花の顔を一瞥する。俺が話し掛けて居ないせいか、無表情だった。何かを思案する様に、伏し目がちになり、タッチペンをくるくると回す。
「う〜ん……煙草の匂いは今少し強めが好みかなぁ」
困った様な顔だった。眉が歪に折れ曲がり、目は垂れ下がりながらも、口はへの字に曲がる。
鏡花は狂人ではあるが、マナーは弁えている。率直に言う必要性が無い場合には、牙を剥く事は殆どない。
「肺が痛くなる程、強烈な副流煙が欲しいかなぁ」
ただそれだけ。それだけを述べて、舌なめずりをした。
あまり好みでは無い様だった。明確に改善策を提示する程の事ではない。ただ思っていた、好みとは今少しズレている。ただそれだけの事の様だった。
そうして食事を終えたあと、鏡花は徐に口を開く。
「やっぱ土地との縁は出てくるね。ハマる時は芋ずる式だけど、ハマらない時はどれだけ探しても駄目。探すなら、本の街かなぁ」
ケーキも珈琲も美味しいです。
珈琲カップも類を見ない程凝ってます。
店員さんも丁寧で明るいです。
空気も豪奢で華やかです。
でも、ここではない。私が居座れるのはここではない。
ある意味、私の好きな街の空気がそのまま出てます。
清濁を合わせ飲んでくれる。
派手な人も、大人しい人も隔てない。
誰でも歓迎してくれる。
ただそのピントが今少し合わなかった。それだけの事。
純喫茶で酒類の提供は一切ないのに、夜の街の用。
不思議な街。不思議な純喫茶。とても面白い。
これだけだと批判だけになるので、ケーキと珈琲の感想でも。
珈琲は苦手と酸味が半々。重くない。しつこくない。
体感的な話ですが、苦手な方でも行けそう。
ケーキはレモンタルト。
上から生クリーム、レモンクリーム、クッキー生地。
このレモンクリームが良い仕事をしていて、確かに甘い。甘いけど、酸味があって爽やか。
あとクッキー生地ほろほろ柔らか。
珈琲カップがねぇ、可愛いんですよ。
与える印象は西洋風。
けれどもよくよく見てみると、日本の城とか、橋とか掛かってて、日本風。
飲みきると、底にも絵柄が書いてある。可愛い。
店員さんも明るいです。
ヲタクに優しいギャルって感じの方々。
(ラーメン屋で働く方々も、礼儀正しいギャルの方が多いのですが、同じ空気を感じます。
出入りドアのボタン押してくれるし、出る時、最後深々とお辞儀して下さる)
思っていた以上に煙草の匂いが軽いのが無念(・ω・ )




