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あのときの海に

作者: Soraきた

あのときの海の誘いを断った

暑さが苦手だったわけじゃなく

疲れていたわけでもなく

ましてや、あなたを嫌いになってた

そんなこともなく


夕焼け間近

あの紅い、

何とも言えないキレイな色を見ながら

わたしは想う

もっとステキなことが起きないかと

あのときの夏に思った

通り過ぎようとしてた時間を

少しでも遅らせようと

あなたからのメッセージを

何度も読み返した

真新しい文字でも探しながら


失いかけたもの

まだ失っていないから

強い気持ちでいようと

何度か思いながら

消えゆく今日を

真っ白なココロの上に置いた

平面だと思ってたら

斜めなココロに気づいて

置き場所に迷った


少し熱の冷めた砂浜に降りたった

あのときの夏の景色を

思い浮かべながら

思うだけなら勝手だよと

開き直っては

涙を後出しした


あなたからのメッセージ

気づいたことがたくさんあった

お互い、言えそうで言えないことが

たくさんあったね

どちらかが言いだせれば・・・


それがいちばん難しいこと

お互い、気づいていたんだけど












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