空海が『モナドロジー』に注釈してみた件
密教と微積の神霊交信。
ライプニッツ『モナドロジー』概略
世界は無数のモナド(単子)からなる。
モナドは窓を持たず、互いに影響しあわない。
それでも宇宙は調和している。それは“予定調和”ゆえ。
神は、すべてのモナドの中に全体を映している。
最高のモナドが魂(spirit)、そして神(God)である。
空海『即身成仏義』『声字実相義』的注釈
第一節:「モナドとは、種字である」
ライプニッツ殿の「窓なきモナド」、
それは我が真言宗における「種子」そのものなり。
種子は仏を象徴すれど、仏はただ一人にあらず。
一字成仏とは、すべての存在に即仏性が宿るという論理なり。
第二節:「モナドは宇宙を映す鏡=法界体性智なり」
モナドのごとき一点が、全宇宙を映す?
これは即ち「一即一切、一切即一」の理なり。
華厳経の法界縁起と相即相入、曼荼羅の重畳世界そのもの。
各モナドに宇宙が宿るのではない、
宇宙そのものがモナドであると知れ。
第三節:「予定調和は三密加持の現れである」
モナド同士が交信せずとも調和が生じるのは、
ライプニッツ殿の神が「予定調和」したゆえなり。
されど拙僧にとっては、
それは「三密加持」——すなわち
身体・言葉・心の一致による宇宙遍満なる法則なり。
密教における神は「大日如来」。
その智慧が諸モナドを“本不生”として調和させているのである。
第四節:「モナドに窓はないが、真言には窓がある」
モナドに窓なきは、自我が他者に直に触れ得ぬことを示す。
然れど、我が宗の「真言」は、音そのものが仏なり。
声と字がそのまま仏、
即ち「声字実相義」。
窓を開けずとも、音によりて全宇宙と即時交信可能なり!
ゆえに——
「モナドの密教アップデート」=「真言で万物即チャット可能な霊的5G」
「空海×ライプニッツ=霊性アルゴリズムの架橋」
ライプニッツ /空海
モナド(閉じた単子)/種子
予定調和 /三密加持
神の全能性 /大日如来の遍照智
無窓の内部反映 /声字実相・一音成仏
魂と数学の一致 /曼荼羅的宇宙設計図
BGM。
Cluster「Es war einmal」。
https://youtu.be/NnrcyHj6zrs?si=BWOSXBk8bil4_oj3