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妄想注釈物語  作者:
7/11

空海が『モナドロジー』に注釈してみた件

密教と微積の神霊交信。

ライプニッツ『モナドロジー』概略


世界は無数のモナド(単子)からなる。

モナドは窓を持たず、互いに影響しあわない。

それでも宇宙は調和している。それは“予定調和”ゆえ。

神は、すべてのモナドの中に全体を映している。

最高のモナドが魂(spirit)、そして神(God)である。



空海『即身成仏義』『声字実相義』的注釈


第一節:「モナドとは、種字ビージャである」


ライプニッツ殿の「窓なきモナド」、

それは我が真言宗における「種子ビージャ」そのものなり。


種子は仏を象徴すれど、仏はただ一人にあらず。

一字成仏とは、すべての存在に即仏性が宿るという論理なり。



第二節:「モナドは宇宙を映す鏡=法界体性智なり」


モナドのごとき一点が、全宇宙を映す?

これは即ち「一即一切、一切即一」の理なり。


華厳経の法界縁起と相即相入、曼荼羅の重畳世界そのもの。

各モナドに宇宙が宿るのではない、

宇宙そのものがモナドであると知れ。



第三節:「予定調和は三密加持の現れである」


モナド同士が交信せずとも調和が生じるのは、

ライプニッツ殿の神が「予定調和」したゆえなり。


されど拙僧にとっては、

それは「三密加持」——すなわち

身体・言葉・心の一致による宇宙遍満なる法則なり。

密教における神は「大日如来」。

その智慧が諸モナドを“本不生”として調和させているのである。



第四節:「モナドに窓はないが、真言には窓がある」


モナドに窓なきは、自我が他者に直に触れ得ぬことを示す。

然れど、我が宗の「真言」は、音そのものが仏なり。


声と字がそのまま仏、

即ち「声字実相義」。

窓を開けずとも、音によりて全宇宙と即時交信可能なり!


ゆえに——

「モナドの密教アップデート」=「真言で万物即チャット可能な霊的5G」



「空海×ライプニッツ=霊性アルゴリズムの架橋」


ライプニッツ    /空海

モナド(閉じた単子)/種子ビージャ

予定調和      /三密加持

神の全能性     /大日如来の遍照智

無窓の内部反映   /声字実相・一音成仏

魂と数学の一致   /曼荼羅的宇宙設計図

BGM。

Cluster「Es war einmal」。

https://youtu.be/NnrcyHj6zrs?si=BWOSXBk8bil4_oj3

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