第7話 7月15日下校
最近荒川アンダーブリッジにはまってます
俺たちが屋上で弁当を食べているとき、雄騎が皆で遊びに行こうと言い出した。
「で?どうする?皆?」
と雄騎が皆に聞いてきた。
「もちろん俺は行くよ」
俺がそう答えたあと、秋季が
「私も行くー!」
と続いた。
「元も行くよな?」
と雄騎が元に問い出した。
「まぁ、良いけど」
元も承諾した。
「奏と杏も行くよな?」
今度は杏と奏に聞いている。
しかし、杏は
「何言ってんの?もうすぐ期末テストなんだぞ?遊んでないで勉強しなよ」
と、返してきた。
「なんだよ、まだ2日もあるじゃん」
「2日しか無いの!」
雄騎が痛いところを突かれている。
しかし、雄騎がこの程度で諦めるわけがない。
「だからこそ、鋭気を養う為に遊びに行くんだろ」
やっぱりまだ粘ろうとしてる。
「そんなこと言ってないでちゃんと勉強しなよ」
杏は正論を述べている。
「ほら、奏も言ってやんなよ」
杏は奏に同意を求めた。が、しかし、
「私も行くつもりだったんだけど…」
奏の思わね言葉に愕然としている。
「大丈夫だよ。雄騎には後でちゃんと私が責任もって勉強教えるから」
「うっ、わかったよ」
奏の一言で杏もとうとうおれた。
「それじゃあ、全員参加ということで、どこ行くか決めるか、皆、どこ行きたい?」
と聞いてきた。
「ショッピング!」
と、秋季が提案した。
だが、しかし、雄騎が反論した。
「ショッピングって遊びじゃないじゃん」
それを聞き秋季がブーブーとブーイングをしている。
だが、そんなことは完全に無視して自分の提案を出した。
「そんなことより、俺はゲーセン行きたい!」
「私もゲーセンがいい!」
と秋季も賛同した。
…どっちなんだ?
「ま、私は別にどこでも良いけど」
「私もゲームセンターで良いよ」
杏と奏も賛同した。
俺と元も了承したので放課後皆でゲーセンに行くことになった。
ていうか雄騎、はじめからゲーセンに決めてただろ
そして放課後
俺たちは全員揃って下足箱の前まで来ていた。
「あら、皆さんお揃いで、…あら?1人増えてる?」
突然、背後から話しかけられた。
振り返ると、そこにはアリアさんが満面の笑みで立っていた。
「あ、アリアさん!」
雄騎が即座に反応した。
「私はアリア・スフィール・フェンリルよ、貴女のお名前は?」
アリアさんは秋季に笑顔で自己紹介した。
秋季もアリアさんに自己紹介をした。
「私たち、今からゲームセンターに行くんですけど、アリアさんも一緒にどうですか?」
奏がアリアさんを誘った。
「いいの?なら一緒に行こうかな」
と、いうことで、アリアさんも一緒に行くことになった。
俺たちが学校を出ようとしたとき、
「ここは通さん!通りたければ俺様を倒していけ!」
と、俺たちの前に1人の男が立ちはだかった。
なので、俺はその男の腹を思いっきり蹴飛ばした。そしてその男は「ぐはっ」と言って崩れ落ちた。
「じゃあ、倒したから通るぞ。」
俺は、そう言って通り過ぎて行った。
「相変わらず容赦ねぇーな」
と雄騎が言っているのが聞こえてきた。
「ま、待て、俺はお前たちの目的を知ってるんだぜ?」
その男が訳の分からないことを言い出した。
「いい加減しつこいぞ、蒼太」
実はこの男、俺たちの友達の赤井蒼太だったのだ。
こいつは1年の頃同じクラスだったけど2年になってクラスが変わった友人たちの1人なのだ。「お前たち、今から皆でゲーセンに行くんだろ?」
と蒼太が問いかけてきたので、俺は「それがどうした?」と返してやった。
「なら、俺も、連れてけ!!!」
「やだ」
俺は蒼太の要求を速攻で断った。
「…………」
……………………
「えっと、ごめんなさい、連れていってください」
「やだ」
蒼太が言い直したが、また、速攻で断った。
「まぁ、良いじゃんか建太、連れていってやっても」
と杏が言うので俺も承諾した。
これで、蒼太を加えて合計8人でゲーセンに向かった。
先に言っとくが、俺は別に蒼太ことが嫌いな訳ではないぞ?
もう少しで次話も完成します。
もう少し待ってください