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第54話 ベネツエイラ

前回の荒すぎるあらすじ

あんず、弱音ハク。

一行ベネツエイラへ向かう。

以上。

皆さんお久しぶりです。スリ師キャンドルです。

前回、荒すぎるあらすじを完全に忘れていました(´>ω∂`)てへぺろ☆

さて、そんなことより前回投稿より約4ヶ月も経ってしまい本当に申し訳ないです。

今回は特に理由もなくただただ睡魔に負けてしまいました。ごめんなさいm(_ _)m

おうちに帰ってきたら8時過ぎてて、お風呂に入ったりご飯食べてたりなんやらかんやらしてたら大体11時頃になって、そこからPC立ち上げて書き出そうとするけど眠たくてまた明日にしようとPCの電源落とすという生活をしてたら全然進みませんでした。申し訳ない。

さて、それでは本編をどうぞ!

雄騎ゆうき

「うおーー!海だーーー!!超綺麗だーーーー!!!」


3人は既にベネツエイラに到着していた。

ここに来るまでは整備された道をただ歩き続けただけだった。


雄騎ゆうき

「よっしゃ!それじゃあ珊瑚探すか!」


雄騎ゆうきを先頭にベネツエイラの船着場に向かう。

船着場で漁師と思しき人達に事情を話した。


漁師A

「珊瑚?ああ、いつも漁に行く場所にたくさん生息してるよ」


漁師B

「あんだ?珊瑚さ欲しいだべか?あんならあすたの朝5時30分までにここに来てくれんかのぅ」


雄騎ゆうき

「明日かー!また宿探しか!」


漁師A

「なんだ、宿無しか?なら今日はうちに泊まるか?」


雄騎ゆうき

「いいのかおっちゃん!」


建太けんた

「ご迷惑では?」


漁師A

「この時間から宿探すのも大変だろうし、それにそっちのお嬢ちゃんも疲れてるみたいだしな」


漁師Aの言葉で建太けんた雄騎ゆうきあんずの方を向いた。

あんずは下を向いたまま黙っている。

心ここにあらずといった感じだ。

建太けんた雄騎ゆうきはあえて何も言わず漁師Aの申し出を受け入れた。

3人は漁師Aの家に泊まりよ夜が明けた。

朝、漁師Aに5時に起こされ漁の準備を始める。

船着き場に到着すると昨日の漁師Bが既に出発の準備を整えていてれた。


漁師B

「んだらば早速出発するべっさ。さっさと乗りゃんせ」

3人は漁師Bの言葉の自由さに戸惑いながらも船に乗り込んだ。


漁師B

「儂等は普段通り漁さするだもんで、珊瑚は自分たちで採ってくだしゃんせーな」


漁師2人と建太達3人を乗せた船は普段漁を行っている海域に到着した。


漁師A

「到着したぞ…起きろ!」

3人は朝起きるのが早かったため船の中で眠っていた。


漁師A

「眠いのは分かるが到着したぞ。しゃきっとしろ!」


漁師B

「まあまあ、まだ子供やーて、そないに怒鳴らんてーもーえんやのーとかい?」


建太けんた

「ん?あ!ご、ごめんなさい寝てた!」


あんず

「ご、ごめんなさい」


建太けんたあんずは目を覚まし漁師に謝る。


漁師A

「いや、別に怒った訳じゃないだが…それにしてもそっちの子はよく寝てるな」

漁師Bの言った通り雄騎ゆうきはまだ眠り続けている。

あんずがそうだ、と何かを思いついた。

あんず建太けんたと漁師Bに話しかける。

そして、建太けんたが眠っている雄騎ゆうきの両足を抱え、漁師Bは両手を掴み持ち上げる。

建太けんたと漁師Bは雄騎ゆうきを振り子のように振り海に投げ込んだ。

雄騎ゆうきは投げ込まれる直前に目を覚まし、海に落ちた。


雄騎ゆうき

「は!?う、うわーー!!」


海に落ちた雄騎ゆうきは慌てて船に掴まり漁師Aに引き上げられた。


漁師A

「はっはっは!少しは目が覚めたか?ほら見てみろ、もう珊瑚礁に到着したぞ」


辺りを見回すと少し離れた場所に大きな珊瑚礁が広がっている。


漁師B

「そいだらば儂等はここで漁さやってんけん、珊瑚は泳いで取ってきりゃんえーがな。そいと『ロープシャーク』にゃ気をつけなされぃ。この時間は出んと思ーがの」


建太けんた

「ロープシャーク?サメですか?」


漁師A

「なんだ知らないのか?この辺に出る中型のモンスターだよ。ロープのような長い髭で獲物を水中に引きずり込んで捕食するんだ。奴らは夜行性だから今は出ないと思うが、まぁ気をつけな」


漁師たちに注意を受け建太けんた達は珊瑚礁に降りた。


あんず

「きれい…」

あんずはそう言うと吸い込まれるように珊瑚の一枝を獲り、それを見つめている。


雄騎ゆうき

「よっしゃー!獲るぞー!」


建太けんた

雄騎ゆうきあんまり獲っても悪いから一枝だけにしとこう」


雄騎ゆうき

「ん?それもそうだな。んじゃ……この一枝だけ」

雄騎ゆうきは海に潜ると珊瑚を一枝だけ獲ってきた。


雄騎ゆうき

「案外すぐにゲットできたな」


建太けんた

「それじゃあ戻って漁師さんの手伝いでもしようか」


雄騎ゆうき

「そうだな!おーい、あんず!戻って漁の手伝いしようぜ!」


あんず

「え?、あ、うん。今行く」

建太けんた達は漁の手伝いをすべく漁船に戻った。


漁師A

「なんだお前らもう戻ってきたのか!」


建太けんた

「はい、一枝だけで十分でしたので」

建太けんたが言うと雄騎ゆうきが獲ってきた一枝を漁師に見せた。


あんず

「え?一枝でよかったの?どうしよう、私もう一枝持ってきちゃった」

あんずは自分の獲ってきた珊瑚を取り出し、見つめた。


漁師B

「別にえんでーな。ここいらんば珊瑚はぎょーさんあんとってな問題なーよ。それよかその珊瑚ちぃと貸しとくれんか?」

漁師Bに言われあんずは珊瑚を差し出す。

漁師Bはどこからともなく錐を取り出し、珊瑚に小さな穴を開け、またどこからともなく長めの紐を取り出し珊瑚に通し首飾りを作った。


漁師B

「ここらの珊瑚は宝石サンゴと呼ばれるほど綺麗やーてな、お嬢ちゃんみたいな可愛い子に使われるんやっと本望や」

漁師Bはあんずの首に珊瑚の首飾りを付けた。


漁師B

「何をそんなに思い悩んどるんか知らんけど、そないに暗い顔しとったら後ろのボーイフレンド2人も困ってまうで」


建太けんた

「いや、俺たちは彼氏とかじゃなくて、その、」


雄騎ゆうき

「何言ってんだよ建太けんたボーイフレンドは男友達だろ?」


漁師A

「そうだ、この子を女神様の所へ連れて行ってやったらどうだ。女神様なら何か力になってくれるかもしれん。なに、漁は俺一人で何とかするよ」


建太けんた

「それなら俺たちが漁を手伝いますよ」


雄騎ゆうき

「おう、もともとそのつもりだったしな!」


漁師B

「それじゃあボート用意するーで、ちょい待きなせ」


あんず

「待ってください!そんなに迷惑はかけられません!」


漁師B

「誰も迷惑やなんて思とりゃせんよ。それとも嫌なんか?」


あんず

「そんなことないです!」


漁師B

「そんなら儂ら大人に甘えたらええ、儂らも好きでやっとるからな」

あんずは涙を堪えるように静かに頷きボートの準備を待った。

建太けんた雄騎ゆうきは漁師Aに漁の手順を教わっている。

そして、ボートの準備が完了し、漁師Bとあんずを乗せたボートは近くの小島へ向かって行った。


数分後、漁師Bとあんずを乗せたボートは小島にたどり着いた。ボートを降り、島の中心に向かって歩き出した。するとすぐに木々に囲まれた泉にたどり着いた。


漁師B

「女神様招来!!!」

漁師Bはそう叫ぶと近くに落ちていた石ころを泉に投げ入れた。


女神

「てめぇ!石ころ投げ込むなっつったろ!ぶっ殺されてーのか!!」

大きな罵声とともに長い青い髪の女性が泉から現れた。


漁師B

「おお女神様、ご機嫌麗しゅう」


女神

「麗しいわけねーだろ!喧嘩売ってんのか?あぁん?」


漁師B

「ほっほっほ、では頼みましたぞ」

そう言うと漁師Bは泉を出て行った。


女神

「ちっ、わぁったよ!さて、」

女神は一度深く深呼吸するとあんずに向き直った。


女神

「汝が迷える人の子、名は…あんず、というのですね」

今度はとても優しく女神と呼ぶにふさわしい口調で話しかけてきた。


あんず

「いやいやいや、今更取り繕っても遅いでしょ」


女神

「…そうか?それじゃあ戻そう。さて、あんたの願いは…というより悩み、だね」


あんず

「なんで…」


女神

「『なんで分かったの?』ってか?私も一応神名乗ってるからね。人が思ってることぐらいは分かるよ。あんた、一緒にいた建太けんたって子が好きなんだろ?」

あんずは女神に指摘され顔を赤くする。


女神

「照れんなって。そんであんたの悩みの原因もあの子、か。ふむ、なるほど。あの子は一度死んでる。殺されたんだね~。それをあんたは目の前で見た。あんたはまたあの子を失うことを恐れている。とまぁこんな感じかね?」

あんずはうつむき視線を逸している。


女神

「…図星、だね。それじゃあ、あんたの悩みの解決方法教えてやるよ」

あんずは顔を上げ女神にどうやってと問いかける。


女神

「あんたが強くなればいい」

あんずはキョトンとした表情で固まってしまった。


女神

「あんた自身があの子を守れるくらい、あの子に守られなくて済むくらい強くなればいい。そうすればあの子を危険な目に合わせることもないし失うこともなくなる。どうだ、簡単だろ?」


あんず

「そう、だよね!私が建太けんたを守ってあげればいいんだ!でもどうやったら強くなれるか…」


女神

「あんたにはスキルがあるだろそいつを使えばいくらでも強くなれる。なに、使い方は私が教えてやるよ」


あんず

「ほんと!」


女神

「ああ、それじゃあスキルの使い方を教えるよ。それは強くイメージすること」


あんず

「……それだけ?」


女神

「それだけ。スキルは出来ることなら何でも出来る。出来ないことは出来ない。属性魔法も同じ。簡単だろ?」


あんず

「えと、具体的にはどういうことが出来るの?」


女神

「水はどうあがいても燃えないし火から土は生まれない。土は電気を起こさないし電気が水になることはない。とまあ起こりえない現象じゃなければどんなことでもできるんだよ。ちょっとやってみな」

あんずは女神に言われた通りいろいろと試してみた。

地の魔法でフライパンやテニスラケットを型どったり、最終的には重力のスキルで小さなブラックホールを作れるまでに至った。


あんず

「やったよミスリア!」


ミスリア

「上出来!それだけできれば今はもう十分、あとは自分で何とか出来るだろう」

※女神=ミスリア


あんず

「ありがとうミスリア。それじゃあ私そろそろ行くよ、みんなを待たせてると思うし」


ミスリア

「そうだあんず、その首飾りちょっと貸してくれないか?」

あんずは珊瑚の首飾りをミスリアに手渡す。

ミスリアは首飾りを受け取ると魔力を込め、あんずに返した。


ミスリア

「もし今後自分たちだけで解決できない困ったことが起きたらその首飾りに魔力を込めるといい。そうすればあんたのいる場所どこにでも飛んで行ってあんたを助けてあげる」


あんず

「ミスリアが助けてくれるのか?」


ミスリア

「ああそうさ、ただし私を呼べるのは3回までだよ。あんたが私を3回呼んだらその時は…死ぬよ」


あんず

「…わかった。私が命をかけてもいいと思った時だけミスリアを呼ぶ」


ミスリア

「はい、それじゃあ行った行った!みんなを待たせてんだろ?建太とのことがんばんなよ、私応援してるから」


あんず

「ありがとう、ミスリア!」


泉をあとにしたあんずは漁師Bと合流し、船に戻った。




第54話 ベネツエイラ END

漁師B

「戻ーたーよ!」


建太けんた達が船で休憩していると漁師Bとあんずが戻ってきた。


漁師B

「いやー急に空けて悪んかっちゃな」


漁師A

「大丈夫だったよ。二人が手伝ってくれたからな、今さっき終わったところだよ」


建太けんた

あんず、大丈夫だった?」


あんず

「うん、もう大丈夫、吹っ切れた」


雄騎ゆうき

「もう無理すんなよ。何があったかは知らないけど俺も心配してたんだからな」


あんず

「ありがとう、建太けんた雄騎ゆうき、それより私スキルの使い方教わってきたんだ。二人にも教えてやるよ」



第54話 ベネツエイラ END

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