第52話 セグラの厚意
前回の荒すぎるあらすじ
元優勝!
以上
あけました!!
おめでとうございました!!
今年もちまちま投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします!
それではどうぞ!( ^ω^)_
パンシンに到着した建太、雄騎、杏の3人はスキルショップに来ていた。
スキルショップ店員
「スキルの鑑定ですか?それなら無料ですのでこの三角水晶に手をかざしてください。右手にスキル、左手に属性が浮かび上がります」
建太と杏はそれぞれ順番に三角水晶に手をかざした。
すると建太の右手には融合、左手には雷。杏の右手には重力、左手には地が浮かび上がった。
スキルショップ店員
「君はいいのかい?」
雄騎
「え、俺?いや、俺はいいよ…スキル、持ってないから…」
雄騎が断りスキルショップをあとにした。
杏
「これで私たちのスキルがわかったな。次はテルカイアに向かうんだよな?」
雄騎
「それと七宝も集めるんだぞ」
という訳で3人はパンシンの入口にいた憲兵さんに話を聞きに行った。
憲兵
「テルカイアなら西門から出て道なりに街々を4つ超えたら見えてくるよ。それと七宝なら東門から出て道なりに行けばベネツエイラという港町がある。そこでなら珊瑚なら手に入るかもしれないよ」
憲兵の話を聞き3人は珊瑚を手に入れるためにベネツエイラを目指すことにした。
杏
「けどもう暗くなってきたから出発は明日だな」
建太
「となると問題は今日の宿だな。さっきちらっと見たけど通貨単位がSRになってた。俺たちそんな金持ってない」
雄騎
「セグラさんがくれたリュックの中に宿泊券的なものはないのか?」
雄騎はそう言うとリュックを探り始めた。
すると中から布製の袋と手紙が出てきた。
手紙にはこう書かれていた
「僕ですセグラです。見たところ君たちは地球から此方に飛ばされたみたいですね。なので少ないですが此方のお金を用意しました、使ってください。もしかしたら僕が地球の事を知っていたのを驚くかもしれませんね、実は僕も地球から此方に飛ばされてきたんですよ。それではお気をつけて」
建太
「セグラさん…ありがとうございます…」
杏
「このお金は大切に使わせてもらおう」
雄騎が布の袋を開き中を確認すると3000SR入っていた
雄騎たちは3000SR手に入れた。
雄騎
「今日はこれで宿に泊まって、それでいつか返しにいこう!」
建太
「ああ、そうだな」
3人はセグラさんから貰った3000SRを持ち宿屋に向かった。
宿屋
「いらっしゃい!うちの宿は一部屋400SR、食事は朝だけ用意するよ。何部屋借りるんだい?」
3人は相談し、一部屋借りることに決定した。
宿屋
「はい、これ部屋の鍵だよ。お風呂は1階にあるから自由に使ってくれていいからね!朝食は8時に部屋に持って行くからね」
3人は鍵を受け取り部屋に移動した。
雄騎
「はー、疲れた!俺ちょっと横になってるわ」
と雄騎はベッドに吸い込まれた。
杏
「それじゃあ私はお風呂使わせてもらってくるよ……2人とも、覗くなよ?」
と杏冗談っぽく言ってみせた。
建太
「わかってるよ!覗かないよ!」
雄騎
「なんだ?覗いて欲しいのか?」
建太は(けんた)は慌てて否定し、雄騎は冗談交じりで答えた。
杏
「バカ!」
杏は怒って風呂に向かっていった。
建太
「雄騎、杏怒らせたぞ?後で謝っとけよ」
雄騎
「大丈夫だよ、杏も本気で言ってなかったし、俺も本気で答えてないからな。それに今は奏がいるから、俺は奏を裏切るようなことは絶対にしない」
雄騎がベッドで横になりながら言い終わると寝息を立てて眠ってしまった。
雄騎が眠ってしまったため建太は宿を出て買い物に向かった。
その30分後、雄騎が目を覚ました。
雄騎
「あれ?二人共いない?…しょうがない、俺も風呂入ってくるか」
そう言うと雄騎は浴場へ向かっていった。
さらに10分後、建太が買い物から帰ってき、部屋に入るとすぐに杏も戻ってきた。
杏
「あ、買い物行ってくれてたんだ。ありがとう建太…あれ?雄騎は?」
建太
「おかえり杏、雄騎は寝てたはずなんだけど、どこいったんだろ?それよりさっき雄騎が言ったことだけど、帰ってきたらちゃんと謝らせるから許してくれないかな?と思うんだけど、ダメかな?」
杏
「あ、うん…別に雄騎には怒ってないんだ、冗談で言ってたのもわかってる…ただ奏と付き合ってるのにあんな事を言われるのは奏の親友としてやっぱり嫌だったんだ。それだけだからこの話はもうおしまい!それより晩御飯作ろ!」
二人は備え付けのキッチンで料理を始めた。
市場で買ってきたキャベツ、もやし、人参、ピーマン、玉ねぎ、豚肉をフライパンで炒め、備え付けの塩コショウで味を整え野菜炒めの完成!
鍋に油を入れ加熱し、玉ねぎ、人参を入れ炒め、水、だしの素を加え煮る。しばらく煮込んだら火力を弱め牛乳を加え5分ほど煮込み最後に塩コショウで味を整えミルク野菜スープ完成!
(全部で480SR消費)
この2品が完成すると雄騎が戻ってきた。
雄騎
「お、晩飯作ってくれてたんだ。ありがとな」
杏
「うん、丁度今出来たんだ。さ、食べよう」
3人は食事を済ませると雄騎が学生鞄の中からカードの束を取り出した。
雄騎
「飯も食ったしバトユニ(バトルユニット)しようぜ!」
杏
「お前は…、テストの日にまでカード持ってきてたのか?」
雄騎
「そういう杏だって持ってきてるんだろ?」
杏
「それは…そうだけど」
雄騎
「ならできるだろ!建太!お前もだ!」
建太
「ははっ、俺はその前に風呂に行ってくるよ」
雄騎
「わかった、じゃあ杏バトルだ!今年は皆で公式戦に挑戦するからその特訓だ!!」
杏
「はぁ!?公式戦!?お前正気か!?」
二人の会話を聞きながら建太は浴場へ向かって行った。
第52話 セグラの厚意 END
杏
「あ、建太お帰り」
雄騎
「建太、お前も聞いてただろ?」
建太
「聞いてたよ、皆って奏と元もか?」
雄騎
「そう!それと秋季も!秋季もバトユニ知ってたらいいなぁ、それと建太、お前の妹の晴香ちゃんも!」
建太
「秋季は知らないんじゃないか?それに晴香も向こうで学校あるし厳しいだろ」
雄騎
「だよなぁ、でもやっぱ皆で出たいよ」
杏
「そうだな、そのためにも早く元の世界に戻って、未来の戦争にケリつけて、元の時代に戻らないとな」
雄騎
「よっしゃ!!なんかやる気出てきた!!よし建太バトルだ!」
建太
「はいはい、わかったよ。それじゃあやるか!」
第52話 セグラの厚意 END