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第45話 VSドドン・ドンドドン

皆さんお久しぶりです!

今回からの投稿はパソコンから行っていきます!

実は今までパソコンを持ってなかったんですよ(笑)

パソコンで編集することで少しでも早く投稿できるようになればいいなと思ってます!


それでは本編をどうぞ!

「かなちゃん!来るよ!」


奏たちが話している間に、ドドン・ドンドドンは体当たりを仕掛けてきた。



「プロテクト!」

紫の前に魔法障壁が現れ体当たりをしてきたドドン・ドンドドンを受け止める。



「ジャンプ!」


今度は奏の足が青い、淡い光に包まれた。



「今のでかなちゃんは通常の30倍まで高く飛べるようになったよ」


紫の言葉を聞き、奏はジャンプしてみる。

するとドドン・ドンドドンよりも遥かに高く飛んだ。

そして、ドドン・ドンドドンの上に着地する。

すると、ドドン・ドンドドンは体を左右に大きく揺らし、奏を振り落とそうとする。

奏はバランスを崩しながらも必死にしがみついている。しかし次の瞬間ドドン・ドンドドンによって奏は空中に投げ飛ばされた。



「かなちゃん!」


宙を舞う奏は為す術もなく地面に引き寄せられる。



「クッション!」


紫の掛け声に合わせ雲が奏を包み込み、ゆっくり地上に降りてきた。



「紫ちゃんありがとう」

奏は紫に礼を述べるとDRからハンドガンを取り出し、ドドン・ドンドドン目掛け撃つ。

しかし、ドドン・ドンドドンにはダメージが無いようだ。



「爆!爆!!爆!!!」

紫の掛け声と共にドーンという爆音が聞こえ、ドドン・ドンドドンが小刻みに震動していた。

しかし、ドドン・ドンドドンには大したダメージは無いようで再び体当たりで押してくる。

この体当たりでとうとう紫のプロテクトが打ち破られ、奏と紫は風圧で吹き飛ばされた。

そこへ追い討ちをかけるようにドドン・ドンドドンが空高くジャンプし、ボディプレスを仕掛けてくる。

奏と紫は後ろへ飛び退きそれを回避する。



「奏、聖のスキルの基本は守りだ、お前にもプロテクトが使えるはずだぞ」


元に言われ、奏はプロテクトを試してみた。

すると本当に、奏の前にプロテクトが現れた。



「そこからどう攻撃に繋げるかは奏次第だ。俺ならプロテクトから直接属性魔法をぶつける方法をとる」



そして、ドドン・ドンドドンは奏のプロテクトへ体当たりしてくる。

しかしプロテクトが攻撃をしっかりガードして動きが止まった。

そこで奏が動いた。



「プロテクトランス!」

プロテクトから水の槍が突き出しドドン・ドンドドンを貫いた。

しかし、ドドン・ドンドドンは水の槍を振り払い体当たりを繰り返す。

奏は2度、3度と持ちこたえたが、4度目の体当たりでプロテクトが壊され後ろへ吹き飛ばされる。



「かなちゃん!クソッ、ストップ!」


紫は奏が砂に叩きつけられた後、ドドン・ドンドドンにストップを使い動きを止めた。



「元!やっぱり今の私たちじゃ勝てないよ!このままじゃ私はともかくかなちゃんが死んじゃう!」


元は紫の呼び掛けを無視するかのように微動だにしない。



「元聞いてるの?元のスキルの制限越えちゃってるんだよ!ここでかなちゃん死んじゃったら生き返れないんだよ!」


紫に此処まで言われて漸く「まだだ」と一言呟いた。



「紫ちゃん、スキルや属性って出来ることなら思った通りに出来るんだよね?」


紫は頷く



「じゃあ、後1回だけ、出来るか分からないけどやってみる。それで駄目なら今度こそ助けてね、元」



奏はストップで止まっているドドン・ドンドドンの前に立ち、2度、大きく深呼吸した。



「ごめん、かなちゃん…、もぅ、保た、ない……きゃぁぁ!」


紫の悲鳴と共にドドン・ドンドドンは解放され目の前の奏に体当たりを仕掛ける。



「…アイゼルネ・ユングフラウ!」


迫り来るドドン・ドンドドンの前後左右上下にプロテクトを掛け、覆い尽くし、内側に数多の水の槍を出現させ、その槍でドドン・ドンドドンを貫いた。

が、ドドン・ドンドドンは勢いを落とすことなく直進し、奏のプロテクトを破壊し突っ込んでいく。

ドドン・ドンドドンは奏のいた場所まで到達すると『ドスッ』という音を立て砂煙を舞わせると同時に動きを止めた。



「かなちゃーん!!」



紫は奏の立っていた場所へ飛んでいき、ある程度近づくと立ち止まった。



「『アイゼルネ・ユングフラウ』相手の周囲に壁を形成し、内側に展開した槍で相手を串刺しにする。いい技だが相手はもっと小さい方がいい、コイツは大きすぎて全体的に強度不足だ。」


そこには、左手一本でドドン・ドンドドンを受け止める元の姿があった。



「ごめんね、やっぱり私じゃダメだったみたい」



「よく頑張った。後は任せろ」


元の言葉を聞いた奏は安心したのかその場で気を失った。



「紫、お前も魔力を使いすぎだ。戻って休め」


紫は頷くとその場で消えてしまった。



「さぁ、お前もそろそろ消えろ。『ゼロ』」


元はゼロを使いドドン・ドンドドンを消し去った。






第45話 VSドドン・ドンドドン END

「アイゼルネ・ユングフラウ、和名は鉄の処女、一番なじみがあるのはアイアンメイデンか?まぁそんなことはどうでもいいか、奏は眠ってしまっているから今日はここで野宿だな」


そう言うと元はテントを組み立て、DRからなべと食料を取り出し料理を始めた。


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