第44話 砂漠越え
前回の荒すぎるあらすじ
マント、食糧、水、薬を購入
砂漠に向かう
バーニングスネークに襲われる
砂漠に到着
以上!
皆さんお久しぶりです!
最近更に忙しくなり、投稿のペースがだんだんと遅くなってきています
申し訳ありませんm(_ _)m
それでは本編をどうぞ!( ・∀・)つ
奏
「紫ちゃん!危険地帯ランクってなに!?というか、ここ危険地帯なの!?」
と前回、紫が言った 一言に奏は取り乱した。
紫ぬ
「大丈夫だよかなちゃん。危険地域って言ってもスキルホルダーじゃない一般人が基準だから。ランクFは普通の道にモンスターが出る程度だよ。さっきもバーニングスネークが出てきたじゃない、あれくらいだよ」
この言葉に奏はバーニングスネークを思い出し、あれくらいなら大丈夫か。と落ち着きを取り戻した。
そして、紫は続けて危険地域ランクについて説明しだした。
紫
「危険地域ランクは下からF・E・D・C・B・A・Δ(デルタ)・χ(カイ)・Ω(オメガ)っていうのがあるの。Fは一般人でも武器とか持ってたらなんとかなる地域、EはF+天候が不安定な地域、Dは戦闘訓練を受けた人じゃないと倒せないモンスターが出る地域、CはD+天候が不安定、Bはスキルホルダーじゃないと通行許可がおりない地域、AはB+天候が不安定、Δは経験を積んだホルダーの人だけが入れる地域、χはΔ+天候が不安定、Ωは侵入を規制はしてないけど入ったら生きて帰れないって言われてる地域だよ!今のかなちゃんならランクAまでなら入れるよ!」
紫の説明を聞き終えると、元は「着いたぞ」と一言言い立ち止まる。
奏と紫も立ち止まり、前を向いた。
すると、目に映るのは辺り一面の砂、所々に岩と仙人掌。
奏達はデンクルスデザートに到着した。
奏はさっそく砂漠に足を踏み入れる。すると踏んだ部分の砂が少し沈み、バランスを崩し、転びそうになった。
そこへ元が手を伸ばし、腕を掴み、抱き寄せる。
奏
「え?…あ、ぁ、りがと…。ご、ごめんね、元」
元
「大丈夫か?初めは戸惑うかもしれないがすぐ慣れる」
元はそれだけ言うと砂漠を歩いていく。
奏と紫も元についていった。
砂漠を歩いていると時折バーニング・スネークが襲って来たが、奏が全て返り討ちにしていた。
一時間ほど歩いていると奏が立ち止まった。
奏
「ご、ごめん。ちょ、と休憩、したい」
奏は丁度その場にあった高さ15m程の大岩のその日陰にある茶色い石に腰掛け、DRから水を取り出しそれを飲む。
すると、奏が腰掛けた石が急に動き出し、奏は驚いて飛び退いた。
奏
「な、なに!?動いた!?」
奏が腰掛けた石が動くと同時に日除けにしていた大岩も動き出した。
元
「『ドンドドン』(石の方)と『ドン・ドンドドン』(大岩の方)か、珍しいな」
紫
「かなちゃん!この子達はこっちから手を出さない限り何もしてこないから大丈夫だよ!」
元
「しかし、ドンドドンとドン・ドンドドンだけで助かったな。もしドドン・ドンドドンが出てきていたら今の奏じゃまず勝てなかっただろう」
紫
「そうだね~。もしドドン・ドンドドンが出てきたら今の私じゃ勝てないかもだもん。と言っても、この砂漠じゃドン・ドンドドンはドドン・ドンドドンまで成長できないんだけどね」
と、元と紫が安心していると今度は地面全体が動き出した。
よく見ると、砂を掻き分け、白い大きな岩が砂の中から姿を表した。
紫
「ドドン・ドンドドン!!」
紫によれば白い大岩がドドン・ドンドドンなのだと言う。
元も間違いないと宣言した。
紫
「ドン・ドンドドン達より強い生物がいないとドドン・ドンドドンに進化できないのにどうして?」
元
「おそらく旅人が刺激したんだろ」
こんな会話をしている最中でも敵は待ってくれない、ドドン・ドンドドンは体当たりをしてきた。
奏
「きゃぁ!」
紫は空中に回避し、元は奏を抱きかかえ飛び退いた。
元
「紫!奏と2人であいつを倒してみろ!」
元の指示を聞いた紫は2人の下に降りてきた。紫はやる気のようだ。
奏
「え、無理だよ!紫ちゃんだって倒せるか分からない相手なんでしょ?」
元
「大丈夫だ。2人でなら勝てる見込みはある」
奏
「…分かった。元が勝てるって言ったら勝てるんだよね?私やってみる!」
第44話 砂漠越え END
奏
「ねぇ、紫ちゃん一つ聞いて良い?」
紫
「何?かなちゃん?」
奏
「ドンドドン?ドン・ドンドドン?ドドン・ドンドドン?誰が付けた名前?」
紫
「う~ん…私は元から聞いただけだから誰が名付けたかは知らないよ」
奏
「え?それじゃあ名付けたのって元?このネーミングダサくない?」
元
「あいつ等の名前を決めたのはダルニアン・マドッレイという人物だ。俺が付けた訳じゃない」
奏
「あ、そうなんだ。なんかごめんね、元」
第44話砂漠越え END