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第41話 健太復活

前回の荒すぎるあらすじ


道に迷う

ベルムの小屋に到着

雄騎、ベルダに勝つ

雄騎、ベルムに負ける

杏、ベルムと交渉

健太、復活



以上





皆さんおはこんばんにちは!スリ師キャンドルです!

今回は長期休暇中と言うことで今までと比べるとかなり早く更新できました!


てなわけで、早速本編の方どうぞ!

健太

「俺、なんで生きて…」

健太は目を覚まし、自分の状況を把握しようと、説明を求めた。

その健太の問に雄騎が答える。



雄騎

「このベルムのおっちゃんが助けてくれたんだよ、健太」

雄騎に真相を聞き、ベルムの方を向き礼を述べる健太。



健太

「ベルムさん?…ありがとうございますベルムさん、命を助けて、くれ、て…」



ベルム

「いや、だから儂は何もしとらんと」


健太はベルムを見た途端固まってしまった。



健太

「え?羽?尻尾?目が、三つ?え?誰これ?てか何これ?」



雄騎

「おい健太。命の恩人にそんな言い方は無いだろ」



ベルム

「いや、だから、助けたのは儂じゃ無いって」


雄騎はベルムが健太を生き返らせたと主張し、ベルムはそれを否定する



「健太、本当によかった。もし、このまま死んじゃってたら私…私…」

そして、杏は安堵したのかこの場で泣き崩れてしまった。

健太はそんな杏に駆け寄り慰めている。

その傍らベルムが雄騎に落ち着いたら小屋に入ってこいと一言残し、小屋に入っていった。


ベルムが小屋に入っていき、約10分程経ちようやく杏は落ち着き、三人は小屋へ入っていった。



ベルム

「やっと来たか。さて、儂が見たところお前達はスキルを持ってないようだ。だから儂がお前達にスキルをやろう。ま、手に入るかどうかはお前達次第だがな」



雄騎

「スキル?なんだそれ?」

雄騎は疑問に思ったことをそのまま言葉にした。

それを聞いたベルムはスキルの説明をする。

(スキルの説明は『第39話スキルホルダー』参照)


スキルの説明を一通り聞き終わり尚健太は疑問を口にした。



健太

「スキルのことはわかった。でもなんでそれを俺達にくれるんですか?」



ベルム

「死なれちゃ困るからに決まっとるだろ。強い奴と戦わせてくれるんだろ?」



健太

「あ、結局自分のためなのね」


どうやらベルムは自分のために健太達にスキルを与えるようで一応健太は納得した。


そして、三人は順番に数秒間ベルムの手を頭の上に乗せていた。見た目に変化はない



「今のでそのスキルってのが手に入ったの?特に何も変わらないけど」



ベルム

「とりあえず、左手に力を集中させてみろ、さっき説明した属性が出るはずだ。出なかったら残念だけど資質が無かったって事だ」

ベルムに言われ、三人は左手に力を集中させた。

すると、健太の左手に電気が走った。

杏の手の周りには石が飛び交っている。

しかし、雄騎には何の変化もなかった。



雄騎

「あ、はは、何も出ねぇや、俺、才能無いんだな」

雄騎は笑っているがやはり自分だけが何も起こらなかったのがショックなのだろう、少し暗い印象を受けた。



ベルム

「おぉ、2人も開眼したか!本来なら100人に1人開眼すれば良い方なのだがな」


「ところで、属性は判ったけどスキルはどうすればいいの?」



ベルム

「スキルはここじゃ使わないでくれ。自分のスキルがどんなものかを理解せずに使うと何が起こるか分からん。町に行ってスキルショップで見てもらえ」


ベルムに一通りの説明を受けると、健太達はジイサの居る村へ向けて出発した。

森を暫く歩いていると目の前にス○イムの群れ(3匹)が現れた。



健太

「何だこれ!?どこのRPGだよ!」


健太達が驚いているとス○イム達は不意を打って体当たりをしてきた。

健太はそれをかわし、左手でス○イムを掴み、電気を流した。

すると、ス○イムは弾け飛んだ。

それを見た杏はス○イムに左手を向け、石を飛ばした。

こちらのス○イムも石にぶつかった途端に弾け飛んだ。

雄騎はハンドガンでスライムを撃つ。

こちらも勿論弾け飛んだ。

3匹全部が居なくなるとどこからともなくベルムの声が聞こえてきた。



ベルム

「早速属性攻撃を使いこなしているみたいだな!因みに今のは儂の魔力で作り出した練習用のモンスターじゃ、流石にこれくらいは余裕だったな!」



健太

「1つ聞いて良いか?何でス○イムだったんだ?」


健太がベルムにそう訪ねるとベルムは「定番じゃろ?」と返してきた。

そして、ベルムの声は「死ぬなよ」とだけ言い残し聞こえなくなった。

ベルムの声が聞こえなくなると再び歩き始めた。

暫くすると、ジイサが籠を背負って森を歩いているのを見つけ、4人で村まで戻っていった。








第41話 健太復活 END

ベルム

「ふぅ、行きおったか」



ベルダ

「親父、『属性が出ないスキル』の事、アイツ等に言わなくてよかったのか?」



ベルム

「む?…、あ!『ブースト』か!そういえばそんなスキルもあったな」



ベルダ

「アイツ等森を出ちゃったぞ、もう声届かないじゃん」



ベルム

「まぁ、それはその内気づくだろう。それよりも、儂、あの子等の代理人と戦う理由無い気がする」



ベルダ

「何でだよ、親父」



ベルム

「彼女は少年を生き返らせてと願い、儂に勝つ代わりに代行者を立てた。しかし儂は少年を生き返らせてない、ならば代行者が儂と戦う意味が無くなっとる」



ベルダ

「あ、ホントだ。どうすんだよ親父…」



ベルム

「どうしようかの…」





第41話 健太復活 END

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