表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/65

第40話 ベルムの森

前回のあらすじ

奏がスキルを手に入れた。

ディメンションリング(DR)8個購入

以上



どうも皆さんお久しぶりです

みんなのアイドル(笑)スリ師キャンドルです

自分で言ってて悲しくなりますが気にせずいきましょう!


さて、今回からあらすじを荒々しく付け加えた訳ですが

要約するとものすごく内容が薄いですね

正直自分でもビックリですよ



とりあえず、あらすじは次回以降も載せていこうと思います



それでは、本編をどうぞ


亀村長

「お主達が倒れておった森は『ベルムの森』と呼ばれとって、その名の通りベルムという者が住んどる。その者ならこの少年も助けられるやも知れぬ」

と言われ、雄騎、杏は、ジイサに助けられた森へ入っていた。



「本当にこんな森に人なんか住んでるの?」



雄騎

「そんなん知らん!亀のじいさんが居るって言ったんだから居んじゃねーの?」



「確か泉の近くに住んでるって言ってたよね?」



雄騎

「そうだな、でも泉を探すより先に元の道を探さないと」

お気づきの方もいるでしょう、雄騎達は完全に道に迷っています。

2人は道案内を頼まなかったわけではない。

途中までジイサに送ってもらい、「後は真っ直ぐ歩いていくだけじゃ」と言われたが、途中、猪に追いかけられ道を外してしまっていた。

因みに、ジイサはベルムに会いたくないようで、村に帰って行った。


2人が元の道を探していると、再び猪に遭遇した。

猪は2人を見つけると、いきなり突進して来た。

杏は猪から逃げようと背を向けて走り出そうとしたとき、背後から銃声が聞こえた。

杏が振り返ると雄騎がハンドガンで猪を撃っていた。



雄騎

「お前が悪いんだ、俺の邪魔をするから……。よし、行こう杏」


雄騎は森の奥へ進んでいく、杏は一瞬躊躇したが猪に手を合わせ雄騎の後を追った。

暫く歩いていると亀村長の言っていた泉が現れた。

その泉の傍には小屋が建っている。



「あ、泉だ。村長が言ってたのはここなのか?」



雄騎

「多分そうだ、行ってみよう!」


2人は小屋へ走っていった。

小屋の前まで来ると杏はノックした。

すると、後ろの方から声が聞こえた。



???

「何の用だ?」


振り返るとそこには馬が1頭いるだけだった。



「馬?じゃあさっきの声はどこから?」



雄騎

「…さっきの声、この馬じゃないか?亀のじいさんも喋ったんだし」



「そうだ、さっきの声は私だ。そしてもう一度聞く、お前達はここへ何の用で来た?」



「私たちはベルムって人に会いに来たのよ。その人なら健太を、友達を生き返らせられるって聞いたから」



「そうか…。ならば力を示せ!」


馬がそう言った瞬間、どこからともなく1人の青年が現れた。

しかし、青年の容姿は人間に酷似しているが、人間のものではない。

彼には黒い悪魔のような翼と尻尾が生えており、目は両目と額に1つ、合計3つ あった。



青年

「我が名はベルム!貴様の力見せて貰うぞ、人間!」

ベルムはそう言うやいなや雄騎に飛びかかった。

雄騎は冷静にベルムに向けてハンドガンを撃つ、弾丸はベルムの肩に当たり、ベルムは吹き飛んだ。



ベルム

「痛ってー!何だよこれ、メッチャ痛いよ!」

ベルムが痛みで転げ回っているところへ雄騎が歩いていき、銃口をベルムに向けた。



雄騎

「降参するか?しないなら撃つ」



ベルム

「…参り、ました」


雄騎

「さぁ、力は示した。俺たちの願いを叶えて貰うぞ」

しかし、ベルムは倒れた状態でなにかブツブツ呟いている。

次の瞬間、空からベルムを大きく、厳つくした感じの人が降ってきた。



???

「どうした?」



ベルム

「親父!コイツら挑戦者だよ!」



親父

「ほぉ、では手合わせ願おう」


親父は雄騎に向けて腕を振り下ろす。

雄騎は親父の腕を狙ってハンドガンを撃つが、親父はビクともせずそのまま振り下ろす。

雄騎はそれをもろに受け、地面に叩きつけられ気を失ってしまった。



親父

「次はお嬢さんの番だ」


親父は杏に振り返り、雄騎同様腕を振り上げ殴りかかってきた。



「ちょっと待って!」


杏が叫ぶと親父の腕がピタリと止まった。



親父

「なんだ?…はっ!まさか挑戦者はそっちの少年だけでお嬢さんは違ったか!いや~すまんすまん、最近強い奴と戦ってなかったから、ちと先走ってしまったわい」



「あ、いや、一応私もそうなんだけど…。そうじゃなくて!私達はそこのベルムに勝ったんだよ、なのになんでまだ戦わないといけないのよ」



親父

「何を言っとる?ベルムは儂じゃよ?まさか、ベルダ!お前またやったのか!」


親父はそう言うと、ベルムに向き直り拳骨を振り下ろした。

※親父→ベルム、ベルム→ベルダ


ベルムは再び杏に向き直った。



「ねぇ、どうしても戦わなくちゃダメ?」



ベルム

「儂はお前達の願いを叶える。そのかわりお前達は儂と戦い、儂に勝つ。それがルール」



「じゃ、じゃあ!後で私の代わりに他の人が戦うのは?私なんかじゃベルムさんには絶対勝てないから…」



ベルム

「後で…か。それを守れる保証は?」



「守れなければ私の命で償う」



ベルム

「…そこまでして、叶えたい願いとは?」



「私の…私達の大切な友達を生き返らせてほしい!」



ベルム

「……。その代行者は強いのか?」



「凄く」



ベルム

「よかろう!お前達の願い、叶えてやろう!」


ベルムは杏が出した提案を飲み、それを承諾した。

ベルムが願いを聞いてきたので、杏は健太を生き返らせて貰うようベルムに頼んだ。が、ベルムはそれを拒否した。



「どうして?貴方なら助けられるって聞いてきたのに!」



ベルム

「落ち着きなさいお嬢さん、儂が言ってるのはその少年を生き返らせるのは出来ない、と言っとるんだ。なにせ、その少年は死んで無いからな、と言うより、既に生き返っている」

ベルムはその証拠にと健太の身体をこの場に転送させた。

しかし、健太は横になっている状態でまだ目を覚ましていない。

杏は健太に駆け寄る。

それを見たベルムは後ろで延びている雄騎を叩き起こした。



ベルム

「その少年は後数分で目を覚ます」


数分後、ベルムの言った通り健太は目を覚ました。



健太

「ここ…は?あれ?俺、生きてる?」



「健太!よかった。健太が死んじゃったら私…私…」



雄騎

「このやろう、散々心配かけやがって」





第40話 ベルムの森 END

ベルム

「ベルダ、小屋に入ってアレの用意をしておいてくれ」



ベルダ

「ああ、アレね。分かったよ、親父。ところでアイツ生き返らせたの親父じゃないんだよな?ならセグラって人間が治したのか?」



ベルム

「いや、セグラでは無いだろう。あの少年を治したのはスキルだ。セグラはスキルホルダーでは無いからな」



ベルダ

「へぇ~、そうなんだ。じゃあ誰なんだろうな…。ま、いっか。それじゃあ準備してくるよ」



ベルム

「ああ頼む」






第40話これで終了です

それではまた次回でお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ