第39話 スキルホルダー
お久しぶりです
遅くないました
すみませんでした
では本編をどうぞ
奏達の姿はまだコロシアムの中にあった。
元は奏と紫を先導している。
そして元は、コロシアム内にあるテントの前で立ち止まった。
奏
「ここは?」
奏は疑問を口に出す。
紫
「かなちゃん!ここはスキルショップだよ!スキルホルダーの人は基本的にみんなこのスキルショップでスキルを買ってるんだよ!詳しいことは中の人が教えてくれるから早く入ろ!」
と、紫に促され奏達はテントの中に入っていった。
店主
「いらっしゃい、スキルショップの説明は必要かい?」
元
「ああ、頼む」
店主
「それじゃあ説明するよ。まず最初に断っておくけど、スキルショップに来たからと言って、誰もが確実にスキルを手に入れられる訳じゃないから気をつけな。スキルは資質を持つ人しか手に入れられないんだ。その上失敗しても代金の返金はなしさ。そしてスキルは基本的に1人につき1つだ。稀に2つ持つ奴も居るけど、こいつも資質の問題さね。それと手に入る能力はその人の資質によって変わるんだ。つまりはこれも資質の問題って事だね。そして手に入る能力は、何かしらのスキルと4属性の内の1つが宿る。さて、説明は以上だよ、料金は10万SRだよ、どうする?」
元は何の躊躇もなく10万SRを店主に渡した。
そして、奏は店主に促され、水晶玉ではなく、恐らく水晶で作られたピラミッド型の置物が置かれた机の前に座らされた。奏が座ると店主は呪文のようなものを唱え始め、ピラミッド型の置物が輝きだした。
暫くすると輝きは収まった。
店主
「……。さて、お嬢さん。両手を水晶に翳してご覧なさいな」
奏は言われるままに水晶に手を翳した。
すると、右手に『聖』左手に『水』という文字が浮かび上がった。
店主
「おぉ、成功さね、あんたには資質があったんだね」
元
「右手はスキル、左手は属性が現れる。奏のスキルは『ホーリー』、属性は『アクア』だな」
奏
「『聖』と『水』じゃないの?」
元
「あぁ、それでもいい。でもホーリーとアクアの方がかっこいいだろ?」
奏
「そっか、うん!かっこいいもんね!…ところで元?属性って他にどんなのがあるの?」
元
「属性は全部で4つ、さっき俺が使って、奏が開眼した『水』、カミリアが使った『炎』、後『地』と『雷』の4つだ」
スキルショップであらかたスキルの説明を終えると、店を出て移動を開始した。
元に連れられ、暫く歩いていると、商店の並ぶ通路の一角に着いた。
商店店主
「なんか買ってくかい?」
元
「ディメンションリング(以下DR)をくれ。勿論セットでだ」
奏は元の指定した商品の値札を見た。
《DR8個セット1800万SR》
奏は目を疑った。
奏
「ちょっと待ってよ元、これ高すぎない?リングだけだよ?宝石とか付いてないんだよ?」
元
「いや、DR8個でこの値段なら安い方だ。普通なら2400は下らない」
奏
「そんなに値段が下がってるなら、これ偽物なんじゃないの?」
元
「いや、これは全て本物だ。魔力が宿っている。そのうち奏にも見えるようになるさ。それにこのための2000万だぞ?」
最後のこの言葉に奏は諦め、DRの購入を認めた。
元はDRを受け取ると、奏にDRを指はめるよう促してきた。
奏は断る理由が無いので指にはめる。
奏
「でもこの指輪、青く光ってて綺麗だね」
奏のこの言葉を聞き、元は驚いた。
元
「青い光が見えるのか!奏が見ているその光が魔力だ」
奏
「これが魔力なんだ。結構綺麗なんだね」
そして、元がDRの説明を始めた。
元
「このDRは装備者の周りに異空間への扉を作り、中に色々な物を収納できる。そうだな、22世紀から来た猫型ロボットの四次元ポケットと思ってくれればいい」
元はそこまで説明すると、「後は奏が好きに使ってくれ」と10万SRだけ残し、残りの430万SR全てを奏に渡した。
奏はSRを受け取ると元を引き連れ、バザーを見て回った。
数時間後、2人は宿に戻り部屋に入っていった。
元は部屋に入ると荷物をDRにしまい込み、部屋を出ていこうとした。
奏
「元?どこ行くの?」
元
「男と同じ部屋で寝るの嫌だろ?だから俺が出て行く」
奏
「出て行くって、元はどこで寝るの?」
元
「俺は何処でだって寝られる」
奏
「嫌じゃないよ、ベッドは2つ有るよ、だから元も一緒にここに泊まろ、元だけ野宿なんてやっぱり悪いよ」
元
「……わかった。奏がそう言うなら」
こうして、元も同じ宿に泊まることになり、夜が更けていった。
第39話 スキルホルダー END
それではまた次回で!