表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/65

第38話 コロシアム

皆さん

おはよう?

こんにちは?

こんばんは?

いつ観覧いただいているかはわかりませんが、観覧ありがとうございますm(_ _)m


最近は予想以上に忙しくなり書き上げるスピードが遅くなってきました…

前に言ってた1ヶ月1話も今じゃできそうにありません。ごめんなさい(>_<)

それでも打ち切ることなく最後まで完成させるつもりですので、どうか見捨てないでください。



長々と失礼しました。

それでは本編をどうぞ!

奏達は元に言われコロシアムに来ていた。

元は今受付にエントリーをしに行っている。

暫く待っていると元が帰ってきた。

そして、奏は元に何をするのか質問した。

元の計画はこうだ。

まず、依頼屋クエストやで6000SR以上稼ぐ

これは完了しているから肝心なのは次からだ


次に元がコロシアムに参加する

このコロシアムは戦う選手2人の内どちらか勝つと思う方にSRを賭け、賭けた側が勝てば選手ごとの倍率だけ賞金がもらえる仕組みだ

なので全て元に賭けて元が勝ち続けると言う作戦だ



「この作戦勝ち続けるのって無理があるんじゃない?これなら元じゃない方に賭けて元がわざと負ければ良いんじゃないの?」


「いや、それは駄目だ。例えば相手の倍率が1.2だった場合10万SR賭けていたとしても2万SRしかプラスにならない、それなら無名の俺が出て俺が勝った方が倍率は高い。恐らく最低でも10倍にはなるだろう、良くて15倍位だ。それに…」



「それに元は負けるの嫌いだしね」



「いや、負けるのが積極的に好きな奴なんて居ないだろ」

元が喋っている最中にアナウンスが聞こえてきて元は控え室に行ってしまった。

元が行ってしまったので奏達は受付に行き、元に25000SR賭けた。

因みに、元の参加費に5000SR必要だった為、掛け金は25000SRなのだ。



レフェリー

「レディースアンドジェントルマン!本日17番目のファイトが始まります!一人目は先ほど選手登録したばかりのルーキー、HS!対するは俊足の狩り人、アルカシス!勝利の女神はどちらに微笑むのか?それではレディ、ファイト!」

レフェリーの合図で試合が始まった。

ここで試合のルールについて説明しよう。

武器は持ち込み禁止、武器を使う場合はコロシアム側が用意した物を使用する。

次に勝敗のルール

相手をステージ外に落とす、相手に敗北宣言をさせる、相手を気絶させる、相手を殺すの4種類。

ステージ外に落とすの定義はステージ外の物に体の一部ないし衣服が触れた瞬間とする。

以上の4点が勝利条件、ルールは自前の武器を使わなければ何をしてもいいというルールだ。

因みにアルカシスの倍率は7倍、元の倍率は30倍だ。

勝てば75万SRになる。



では試合に戻ろう。


レフェリーの合図があった瞬間、アルカシスが元目掛け凄いスピードで走り出し殴りかかろうとした。

元はそれを避ける、するとアルカシスはバランスを崩しステージから落ちてしまった。



レフェリー

「ウィナーHS!どうだHS、初勝利の感想は?」



「バランスを崩してくれてラッキーだったよ」




試合が終わり元が戻ってくる。



「まさか30倍とは、嬉しい誤算が続いたな」



「嬉しい誤算が続いた?」

「軍資金と倍率だ。俺の計算では軍資金は1000SR、倍率は10で一回戦目で1万SRまで増やし、二戦目は5倍で5万SR、三戦目は2倍で10万SRで目標達成の予定だったんだ」



「そうなんだ。でもこれで目標達成なんだよね?ならそろそろ戻ろうよ、私この街見て回りたいんだ」



「すまない、もう少し付き合ってくれ、俺も欲しい物が出来た。目標を2000万まで上げたい」

奏は元がそう言うので、もう少し付き合うことにした。

そして、再び元はアナウンスで呼ばれ二回戦目が始まる。

今回の元の倍率はなんとさっきと同じ30倍、これはさっきの試合で勝ったのは『運が良かったから勝てた』という理由で倍率は下がらなかった。




レフェリー

「レディースアンドジェントルマン!本日19番目の試合だ!一人目はこのコロシアムのNo.3のカミリア選手!もう一人は先ほどアルカシス選手に運良く勝利したHS選手!ちなみにこの対戦カードはカミリア選手の御指名だ!ではカミリア選手、一言どうぞ!」

レフェリーはカミリアにマイクを渡す。



カミリア

「おい、HS!さっきはまぐれで勝てたようだが本当はそうはいかない、俺様がルーキーのお前にたっぷり教えてやる!」

カミリアはレフェリーにマイクを返す。



レフェリー

「おっと、ここで面白いニュースが飛び込んできたぞ!この対戦カードでカミリア選手に賭けていないギャラリーの方が居るようだ!その方は……この人だ!」

レフェリーの合図と共に、奏にスポットライトが当てられた。



レフェリー

「彼女は先ほども25000SRをHS選手に賭けて75万SRという大金を手にしているぞ!そして、今回の試合において75万SR全てをHS選手に賭けるという大博打に出ているぞ!」

カミリアがレフェリーのマイクを奪い取り話し出した。



カミリア

「はっはっはっ、お嬢さん、そんなルーキーにそんな大金賭けずに俺様に賭けておけ、倍率は1.3倍だが、それだけの大金だ。十分稼げると思うぜ?」

レフェリーがカミリアからマイクを奪い返す。



レフェリー

「今ならまだ変更が認められますがどうします?」

レフェリーにそう言われ、奏は元の方へ顔を向けた。

すると、元は奏に対し、拳を作り、親指を立て、グッドサインを見せた。

それを見た奏はレフェリーの提案を断った。



レフェリー

「これは大胆な発言だ!お嬢さん、私の所まで来ていただけませんか!貴女のその勇姿隣で見届けたい!それに観客席の皆さんもそれを望んでる!」

このレフェリーの一言で会場が更に盛り上がった。

奏はそのレフェリーの提案に従い、レフェリーの隣まで歩いていった。

レフェリーの隣まで行くとレフェリーに名前を聞かれ、それに答える。

そして、カミリアが奏に話し掛けてきた。



カミリア

「お嬢さん、あんたの勇姿確かに凄い、ある意味尊敬するぜ、だが手は抜かない、後悔しても知らないぜ。」

カミリアはそれだけ言うとリングに戻っていった。




レフェリー

「それでは試合を始めましょう!HS選手が勝てば、奏さんは2250万SR獲得だ!それでは、レディ、ファイト!」

レフェリーのファイトの合図でカミリアが元に殴りかかる。

元はそれを避ける。

カミリアはアルカシス同様バランスを崩しステージ外へ落ち掛けた。しかしそこはNo.3、簡単には落ちない、カミリアは元と距離を取り、両手を前に突き出した。そして



カミリア

「フレイムバースト!」

カミリアの両手から炎が吹き出し、元を襲った。

元は炎に包まれた。



カミリア

「残念だったなHS、俺様はスキルホルダーなんだよ!これで勝負あったな」

燃え続けている元を見たレフェリーは勝敗のコールを始めた。



レフェリー

「あーっと!あっさり決着が着いてしまった!勝者カミリア選……」



「レフェリー、早計過ぎだ。」

レフェリーがコールを宣言しようとしたとき、元を覆っていた炎が弾け飛び、薄い水の膜に守られた元の姿が現れた。



カミリア

「なっ!貴様もスキルホルダーか!!」

今度は元が、片手だけカミリアに向けた。



「ウォーターシュート」

元の掌から掌サイズの水の塊がカミリア目掛け放たれた。



カミリア

「吸収!」

カミリアは水の塊を掌で受け止めた。

すると、水の塊は散開し、カミリアに吸収された。



カミリア

「残念だな。俺様のスキルは『吸収』なんだ。属性攻撃は全て吸収し、俺様のエネルギーになる。貴様がどんなスキルを持っているかは知らないが貴様が属性攻撃をしてくる限り貴様に勝ち目は無い!」

カミリアのこの言葉に対して、元はゆっくりと片手を天に掲げた。



「勝ち目が無い?なら試してやる」

元が言った直後に、元の掌の上に水がみるみる集まっていき、一瞬でステージ並みの大きさの水の塊を生成させた。そして、それをカミリア目掛け投げつける。



カミリア

「ちょっ、デカすぎだろ!」

カミリアは初めこそ分解、吸収をしていたが、だんだん吸収仕切れなくなり、最終的には水の塊に押し出されてリングアウトしてしまった。



レフェリー

「ウィナーHS!それと同時に奏さんがこのコロシアムの最高獲得金額を叩き出したぞ!皆さん、お二人に盛大な拍手を!」

こうして、奏達は2250万SRを獲得した。






第38話 コロシアム END

「それにしてもアルカシス戦はラッキーだったね」



「え?かなちゃんなに言ってるの?あれは走ってくるアルカシスに元が足を掛けてバランスを崩させて後ろから押したんじゃない。速過ぎて普通の人には見えないみたいだったけど。カミリアにも同じ事したけど落ちなかったよね」



「あれって押してたの!?全然見えなかった」



「奏にもその内見えるときがくる」



「そう、かな?」



「かなちゃんならきっと見えるようになるよ!」






今回はショートコント(コントでは無いか。なんて言うんだっけ?)を造ってみました。

そんでもって、次はもっと早く投稿できるように頑張ります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ