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第36話 離れ離れ

皆さんお久しぶりです。

覚えているでしょうか?

みんなのアイドル、スリ師キャンドルです

え?誰がアイドルなんだって?

そうですよね、私じゃアイドルになんてなれないですよね

解ってるんです。

ただ、1つ言っておきたいことがあるんです。


投稿遅くなりました。申し訳ありません



では、気を取り直して…


てな訳で、今回から異世界編です!

楽しみにしていただいた方お待たせしました!


それではどうぞ!

デウスによって姿を消された健太、雄騎、杏、奏、元の五人は未来に行く時に通った空間とよく似た空間を漂っていた。



雄騎

「(なんだこれ、身体がふわふわする、それに気分が悪い。未来に行く時も感じたけどこれはあの時の比じゃない。ヤバい…意識…が…)」


……………………………


???

「君ら大丈夫かいな?」

健太、雄騎、杏は深い森の中にあった。

その三人に背中に籠を背負った老人が心配そうに声を掛けていた。

老人が声を掛け続けていると不意に雄騎が目を覚ました。



老人

「おお、気がついたか」



雄騎

「う、ん…はっ!奏!杏!元!健太!」

雄騎は周りを見渡す、そこには杏と健太の二人がうつ伏せで倒れていただけだった。

そして横で心配そうに見守る老人の存在に気がついた。



雄騎

「爺さん、後二人居なかったか?」



老人

「いんや、儂が来た時には御主とそこに倒れとる二人だけじゃったが。それより、何故御主は儂の名を知っとるんじゃ?」



雄騎

「え?何が?」



老人

「ほれ、御主、儂のことをジイさんと呼んだじゃろ?儂の名前は『ジイサ』じゃ、村のみんなからはジイさんと呼ばれとる」



雄騎

「そうなんだ……。あ、そうだ。杏!起きろ杏!」

雄騎が杏の体を揺すると、杏は目を覚ました。



「ん…、雄、騎?…!健太、健太は!」

杏は目を覚ますと健太を探し、見つけ、駆け寄り、抱き寄せた。

杏が抱き寄せた健太の服には血がベットリと付着している。



ジイサ

「そっちの子怪我しとるのか!えらいこっちゃ、君らとりあえず儂らの村まで来なさい」

健太の様子を見たジイサは雄騎達をジイサの村まで案内した。



村の子供A

「あ、ジイさんだ!今日は何とってきたの?見せて見せて!」



ジイサ

「すまんのジフ、今怪我人が居るんじゃ、儂はお医者様の所へ行くからお前は村長さんを呼んできてくれ」



ジフ

「大変!急いで呼んでくる!」

ジフと呼ばれた村の子供Aは村の奥へ消えていった。



ジイサ

「さぁ、こっちじゃ」

雄騎達はジイサに連れられ、一件の家へ入っていった。



ジイサ

「セグラさん、怪我人が居るんです。見てやってくれませんか?」



セグラ

「怪我人ですか!では、こっちの布団に寝かせて下さい」

セグラと呼ばれた二十歳前後の男性に促され、健太を布団に寝かせた。

セグラは健太の服を脱がせ、傷口を調べ、聴診器で心音を聴いたりしている。

雄騎達がそれを見守っていると家の扉が開き、ジフと亀が一匹入ってきた。



ジフ

「ジイさん連れてきたよ」



雄騎

「(村長ってどこ?もしかしてあの亀か?)」



「(もしそうならツッコんだ方が良いのかな?でもみんな普通にしてるし…)」



ジイサ

「村長さん、事の経緯は奥で話しましょう」



村長亀

「うむ、では行くか」



「(喋ったー!!え?亀が?えー?これはやっぱりツッコんだ方がいいよね?でも雄騎も何も言わないし…どうしよ)」



雄騎

「(へぇ~亀って村長に成ったら喋れるんだ…ってそんな事あるか!危うく現実逃避しかけたぞ!やっぱりツッコむべきか?いやでも…う~ん…)」

杏と雄騎が迷想している最中、セグラが聴診器を置いた。



セグラ

「脈なし、心音停止、呼吸停止、残念だけどこの子はもう…」

その言葉を聞いた杏と雄騎のは迷想は一瞬にして霧散していった。



「やっぱり…そうなんだ…」



雄騎

「なぁ、あんた医者なんだろ?何とかしてくれよ!」



セグラ

「残念だけど僕にはどうすることも…」



村長亀

「一つだけ、助かるやもしれぬ方法がある」



雄騎

「本当か亀!」



ジイサ

「これ、村長と…」



村長亀

「よいよい…。主等、この方法は絶対ではない上、主等まで命を落とすやも知れぬ方法じゃ、それでもやるかの?」



「やる…、健太が助かるなら何だってやる!」



村長亀

「そうか、ならば教えよう、その方法を」









第36話 離れ離れ END

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