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第21話 未来の景色

21話やっと出来ました。

今回は健太の視点です。


頭がグラグラする。

上も下も前も後ろも右も左も分からない。

方向感覚が奪われている。

目も開けられない。

なんだこれ?


秋季

「皆さん、今私達は時間の壁を越えています、慣れていないと苦しいと思いますが少し我慢してください」


なるほど、つまりこれは時間酔いってやつか…。

俺たちはしばらく、この時間酔いに耐えていた。体感時間としては10分程だろうか、正直気持ち悪い。

しばらく耐えていると、急に気持ち悪さが消え、地面に足がつく感覚が伝わってきた。


???

「おお秋季、戻ったか、皆さんようこそ、対機械人間殲滅最終特別部隊本部、通称『オリュンポス』へ」


健太

「対機械人間…、え~と、何だっけ?」

???

「対機械人間殲滅最終特別部隊本部ですよ、健太殿」


健太

「俺の名前知ってるんですか!?あなたはいったい?」


???

「私は対機械人間殲滅最終特別部隊本部指揮官代理兼戦闘部隊隊長代理のオルぺウスで御座います」


オルぺウスと名乗る老人はにっこりと微笑んだ。そして


???

「お帰り、姉さん、その人が?」


そう言いながら、車椅子に乗り、パソコンを持った少年が近づいてきた。


秋季

「そうだよ秀院」


秀院と呼ばれた少年は俺を見上げた。


秀院

「あなたが、父さん…。それで?姉さん、母さんはどっち?」

秀院は杏と奏を見比べながら秋季に問いかけた。

それに対し、秋季は苦笑しながら答えた。


秋季

「残念ながらお母さんが誰なのかは分からなかったんだ。ごめんね」


秀院

「そっか…残念だ…。」


秀院は落ち込んでしまった。


奏

「健太と結婚するのは杏ちゃんじゃないかな?」

と、秀院の落ち込み様を見ていた奏がとんでもないことを言い出した。

俺が?杏と?いや、杏の事は好きだけど、友達としてだぞ?

と、俺が思っていると杏も否定しだした。


杏

「な、かな、おま、な、何言い出すんだよ奏!わ、私が健太と結婚なんてあり得ないだろ!」

と顔を真っ赤にしながら否定した。

そこまで否定されると結構傷つくな…。雄騎は雄騎で「それもありじゃね?」と笑いながら茶化してくるし…。

そんな中、


元

「根拠の無いことを言って場を混乱させるな」

元はそう言って場を納めてくれた。

そう言われた奏は元に謝った。

というか元、もう少し優しく言ってやれよ


オルぺウス

「皆さん早速で申し訳ないのですが敵が攻め込んで来たので迎撃をお願いします」

そう言われ部屋に取り付けられている液晶モニターを見ると、これぞロボットという感じの機会兵士がこちらに向かってきていた。


健太

「迎撃って俺たちが?」


オルぺウス

「はい、健太殿、雄騎殿、元殿、杏殿、奏殿の5名でです」

そう言われ、俺たちは日本刀とハンドガンを手渡された。

ちょっと待て、俺たちはこんなもん使ったこと無いぞ。それでもオルぺウスは俺たち5人をオリュンポスの外へ出した。


健太

「やるしかないのか?」


杏

「だろうな…」


雄騎

「俺、こんなの使ったこと無いぞ」


奏

「私もだよ」


元

「ハンドガンの使い方は基本的にエアガンと同じだ。ただしトリガーはエアガンよりも重くなっている。更に撃った時の反動はかなりのものだから素人は両手で支えて撃つことを推奨する」

と元はハンドガンの簡単な使い方を説明してくれた。

っていうか元はハンドガンを使ったことあるのか?

更に元は続けて日本刀の使い方も説明しだした。


元

「日本刀は刀身が細い割にかなり重たい造りになっている。なので両手で構えることを推奨する。刀を振るときは剣道の動きを参考にするといい、あれはそのまま実戦にも使える」

俺たち4人は少し圧倒された。

元はなんでこんな事を知ってるんだ?

そんな疑問を抱いていると、オルぺウスの声が聞こえてきた。


オルぺウス

「皆さん、敵は約2500機程です。頑張ってください」

は?2500?なんだその数字、ていうか頑張ってじゃねーよ、あんたも戦えよ!

そう思っていると機会兵士達が目の前まで迫ってきていた。

仕方がないので俺たちはハンドガンで機会兵士を撃ち始めた。しかし、当然のごとく弾丸は弾かれている。


雄騎

「オルぺウス!やっぱハンドガンじゃ無理だ!」

そりゃあそうだろ、分かりきってた事だ。


オルぺウス

「ですが元殿は着実に撃退してますぞ」

振り返ると確かに元はハンドガンと日本刀を駆使し、着実に機会兵士を破壊していた。

いや、普通こんなん出来ねぇよ


雄騎

「あんなこと出来るの元くらいだって!」


この雄騎の訴えによって、オルぺウスはロケットランチャーを渡してくれた。

有るなら初めから出せよ

ロケットランチャーを受け取ったので元に使い方を聞いてみた。

すると、元は機会兵士を破壊しながら「適当に撃っとけ」と言ってきた。

随分適当だな。

それでも俺たちは元に言われた通り適当に撃ってみた。

撃った時の反動で吹っ飛ばされたが弾丸は機会兵士達の中心で爆発しかなりの数の機会兵士を破壊する事が出来た。

その後、ロケランをぶっ放して機会兵士全てを破壊する事が出来た。

本当、最初からロケラン出しとけよ

その後、オリュンポスの中へ戻った。


オルぺウス

「皆さんお疲れさまです。只今戦える者が居なかったので助かりました。では皆さん、お部屋をご用意しましたのでそちらでお休みください。」

オルぺウスにそう言われ、俺たちは各々に用意された部屋へ行き休むことにした。

次回は少しめんどくさいのを予定しています。

何がめんどくさいのかは、次回のお楽しみです。

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