第９話 ７月１５日戦場(ゲームセンター)中盤
モンハンに時間を奪われ１ヶ月以上経ってしまいました。
イャンクックは狩猟笛で簡単に倒せました。
そして昨日、遂にHR９になれました。
やったぜ(￣▽￣)ｖ
「くそ～、やっぱり元、アリアさんチームが勝ったか」
と雄騎がぼやいている。
「これで元、アリアさんチームは100点リードだな」
と雄騎が言い出した。
何だって？100点リード？
俺は雄騎に説明を求めた。
雄騎曰く、このチーム戦は、ゲームをやって、勝ったチームにポイントが入っていき、最終的に、一番点数の高いチームが優勝するらしい、
「それじゃあ、次行こうぜ」
次にやって来たのは、パンチングマシーンだ。
雄騎曰くここのポイントの付け方は、マシーンで計測された数字の合計を、そのまま加算するルールらしい。
しかし、女性陣が「痛そうだからやだ」と言うので、女性陣は、誰が何位かを当てて、正解した人数に応じてポイントを、加算していく方法をとった。１人当てるにつき100ポイントだそうだ。
女性陣は予想を提示させていった。
杏の予想
１位元、２位建太、３位雄騎、４位蒼太
奏の予想
１位元、２位雄騎、３位建太、４位蒼太
秋季の予想
１位元、２位蒼太、３位雄騎、４位建太
アリアさんの予想
１位元、２位建太、３位蒼太、４位雄騎
……なんか、１位の予想だけ全員一致だな。
「それじゃあ、１人づつ殴っていこう」
と雄騎が言った。
何か、この言い方だと雄騎が俺たちを１人づつ殴っていくみたいだな。
最初に殴るのは雄騎だ。
「よし、行くぞ」ドン！
小気味の良い音が鳴り響き計測が始まる。
計測結果は124ポイントだ。
「ま、こんなもんかな」
雄騎は少し誇らしげに言っている。
このゲームは合計３発殴って、合計が定数を越えていればゲームクリアになるゲームだ。
なので、あと２発残っている。
「それじゃあ、２発目だ」
ドン！
118ポイント
少し下がった。
雄騎も少し悔しがっている。
そして、次が最後だ。
ドン！
136
「おしっ！」
雄騎が打ち終わった。
「じゃあ次は俺が行くは」
次は俺が殴ることにした。
１発目
ドン！
101
101か、雄騎って結構強いんだな。
２発目
ドン！
98
くっ、下がった。
そう思っていると元が助言してくれた。
「建太、殴るときに少し体を捻りながら踏み込みを入れて殴ってみろ」
３発目
俺は元に言われたようにやってみた。
少し体を捻って、踏み込みを入れて、殴る！
ドン！
138
すごい、さっきより40も多い。
「ま、それでも勝つのは俺だけどな」
「何だよ！40も上がんのか？なんで俺の時に教えてくれなかったんだよ」
「お前は必要なかっただろ？」
「凄いね、建太」
「強いね、健ちゃん」
「凄い、おと…じゃなくて、建太」
「いや、むしろスゴいのは元じゃないのか？」
２発目と３発目の差を見て、蒼太は自信満々に戯れ言をほざいている。
雄騎は元に文句を言っている、が、元はそれをいなしている。
奏とアリアさんと秋季は俺を賞賛してくれている。
杏はむしろ元を賞賛している。
「よっしゃ、次は俺様の出番だな。」
と、蒼太がゲームを始めた。
１発目
125
２発目
124
３発目
126
何とも平均的な数字だな。
「くそー、130越えねー」
蒼太が吠えた。
「まぁ、こんなもんだろ」
この時、この場に居る蒼太以外のメンバーが、同じ事を思っていた。
そして最後に元の番が来た。
「…やっとか」
元の１発目
バン！
151
…え？151？初代ポ○モンの数？
「ま、１発目はこんなもんか」
と元が呟いた。
２発目
バン！
155
また上がった。
２発目を終えた所でアリアさんが
「元君、最後は本気でやってみてよ」
と元に頼んだ。
何？150以上を出しておいて、本気じゃないのか？
「150位なら、ボクシングやってる奴なら、当たり前のように越えてるからな」
と、雄騎も言っている。
そうなのか、知らなかった。
「分かった。一回だけな」
アリアさんと雄騎に言われて、元が本気を出すようだ。
そして、最後の１発
元は俺に教えた様に、体を捻り、踏み込みを入れ、殴った。
ボンッ！
『ボンッ！』？なんだこの音？さっきまで『バン！』だったのに、
そんなことより点数は…
572
なんだ？500!?元のやつこの１回で俺の合計を越えてるじゃないか。
そして、結果発表
「まず、俺が378ポイント、次に建太が337ポイント、蒼太は375ポイント、元が878ポイントで、順位が元、俺、蒼太、建太でした。」
その後、初めの予想の点数を合わせた計算が完了した。
俺、杏チーム
437ポイント
建太、奏チーム
578ポイント
秋季、蒼太チーム
575ポイント
元、アリアさんチーム
1078ポイント
が加算されます。
§チーム、圧倒的だな。
次は今月中にはあげたいです。
