表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: よるのとびうお
3/4

黄落


二人は一日中、一緒だった


今日もいい天気ね

私はベットのあなたに話しかけた


コーヒー入れるわね。

コップを一つ取り出し、中に少しだけ注ぐ

辺りに漂う消毒液の匂いに混じり、

あなたの好きな香りが漂ってくる


私もこの香りは好きよ。

でも、やっぱり苦いわ。


いつものやりとりを一人でしていると、

ふと、あなたのしわくちゃな顔が綻んだ気がした


あなたは目を瞑っている

私はそっと手を撫で、優しく握った


出会ってから随分と時間が経った


けれど、未だに色褪せぬ日々を一つずつ辿り、

眠っているあなたと語り合った。


私は幸せだわ。

だって、あなたといられたんだもの。


そう呟くと、

あなたが優しく握り返してくれた気がした




秋の陽射しがまた一段と傾き、消毒液の匂いにも慣れた頃、

あなたは遠くへ行ってしまった



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ