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032 応援
二日目からは実況さんが入る。試合も全てメインステージの筐体で行われるので、全観客の視線が集中することになる。緊張感がやばい。
スマホのバイブレーション始動。俊はステージ横でカメラの準備中だし、両親には今朝連絡をしている。東のおっちゃんは仕事中のはずだし…。
―――誰だろう?…あ、悠美さんだ。
悠美さん、今日は模試で学校に行っているそう。高校生はいろいろと忙しいのだ…俺も高校生だけど。
――――――会場に行けなくてごめんなさい。大会、がんばってください!応援してます!
謝ることなんて全然ないし、こんなメールをもらえるだけで全然うれしい。返信に悩むこと数分。スマホを片手にうろうろする俺の姿、俊のカメラでとらえられてしまった。また何か言われるかもしれない。
送信ボタンを押した瞬間、会場の照明が少し暗くなった。いよいよ二日目がスタートする。
『本日はお足元の悪いなか、FPS全国大会にお越しくださいまして、ありがとうございます。FPS運営インテグラル社長、結城です。』
スポットライトが当たり、社長さんの挨拶が始まった。司会さんとの当意即妙な掛け合いが続き、会場があたたまってくる。ちなみに司会はゲーム好きで有名な芸能人の方。
『それではFPS全国大会…決勝ステージの開幕です!』




