赤い花の続き
赤い花がおちる。
おちて、おちて、おちていく。
それを見た緑の髪色の少女は右手を上に向ける。
赤い花が手のひらにのった。
「わーきれい」
少女はくるくると、うれしそうにまわる。
「きれいーなんでこんなにきれいなんだろう」
そこに声がした。
とても優しい耳に心地の良い声だ。
“「はじめまして」”
少女は少し驚いたがにこっとして答えた。
「はじめまして!あなたは誰?」
声は優しい。
誰と聞かれ、声は少し悩んでいるのか少し時間が経ってから答えた。
“「…私は赤い花」”
「あかいはな?さん?」
“「あなたは?」”
「私は…」
緑の少女は答えたくなさそうにしていて、それを気づいたのか声はいう。
“「ごめんなさい、何もいわないで」”
声は気づけたのはいいが、言わなければよかったと思う。
緑の少女は明るく声を出す。
「うん!ありがとう!赤い花さん」
それが赤い花と緑の少女の出会い。
“「ここへ来る人はいないの」”
「うん、そうだよね、私さみしかったからここに来たの」
“「ここには赤い花しかないのに?」”
「うん、一人が好きだけどさみしかったから、赤い花がおちてて、一人じゃないと思って来たの」
赤い花が落ちていく。
赤い花で地面が赤く染まっている。
“「一人が好きなの?」”
「わかんない!でも、一人は好き!」
“「さみしいのに?」”
「わかんないの、私自分が何を考えてるか分からないの」
“「…あなたが来て、私とてもうれしいの」”
緑の少女は言葉にうれしそうに答える。
「私も赤い花さんと会えてうれしい!ここ来てよかった!私と出会ってくれてありがとう!」
声はその言葉に泣きそうになったが、いう。
“「私の方がありがとうだよ」”
「私のほうがだよー!」
二人は笑いあった。
赤い花の落ちる場所で。
“「いつかあなたが誰かと笑ってるのも見たいな」”
「えー」
“「あっごめんね」”
「ううん、それは無理かもしれないけど赤い花さんとずーーっとわらってたい!」
“「私はあなたの幸せを永遠に願っているわ」”
「私も赤い花さんがずっと笑ってますようにってねがうね!ずっとずーーっと!」
ある二人の話
ある赤い花の落ちる下であった話
赤い花がおちる
赤い花がおちる
赤い花が、おちていく
緑の少女は笑う。
「赤い花さんは笑ってたんだね、ちょっとだけ、ほっとした」
隣の男性は何も言わない。
ただ拳を握りしめていた。
緑の少女は言葉を続ける。
「赤い花さんずーーっと大好きだよ、ずっとね」
男性は赤い花の落ちていくのを涙をこらえて見続けた。
緑の少女は男性の手をにぎる。
そして、笑顔で手を引いていく。
_さあ、それでも前へ進もうというように_
男性はいう。
「行くよ、進むよ、俺…」
緑の少女はにこっとする。
「行こう、一人じゃ進めなくても一緒なら、多分行けるよ」
「一歩くらいなら、行けるよ」
二人は歩いていく。
一歩を進むために。
後悔を持ちながら
苦しみながらも
行く




