初ボス
ユウキ「やべぇぞ、周りのシャドウを取り込んでるんだ」
ヤマト「なんやて、早めに対応せな手に負えんくなるぞ!」
ユウキ「念のためギルドにある程度の強さの援軍要請しておいた。俺とアユラは左からいく、右から頼む、恐らく他のPTは大半が正面から向かってるだろう。先に行ってるぞ」
マコト「多分だけどコイツここで発生した魔物じゃないよ、どこかから来たんだ」
ヤマト「なんやアイツ体の一部が変化してきよったで」
マコト「特異化だ!強い魔物ほど学習して防具や武器を身に着けたり体の一部を硬質化させたりするからやっかいになるよ!」
テク「はやいとこ俺らも行こう、右から挟み撃ちだったな」
ヤマト「右ってどっちや!俺らから見てか!?あいつから見てか!?」そう言いながらも真っ先に走り出す
オズ「ユウキさん達の反対側に行けばいいんだよ!」
何を隠そうこのゲーム、相手の強さに応じて与えたダメージや、敵対中の相手から食らったダメージの回復、バフによる与ダメージの上昇、被ダメージの減少等がそのまま経験値になる
マコト「今回の特異化は鎧タイプだよ!防具の合間を狙って攻撃するんだ!」
ヤマト「見りゃ分からぁ!」
その体躯を生かした右手の大振りで数人を吹き飛ばす。既に右手は硬質化しており今の一撃て低レベルプレイヤーは沈んだ
ユウキ「今!」
アユラ「はい!」
アユラによる魔法で魔物の右足の前の地面が少し隆起する。既に魔物の右手後ろ側に回り込んでいたユウキは盾を構え体当たりを仕掛ける。
急な硬質化により重くなった右手を振った勢い、支えきれずに前に出そうとした右足のつまづき、ユウキによる体当たりが噛み合い見事に魔物は倒れこんだ
ユウキ「もらった!」
オズ「よし!」
ヤマト「重いの行くでぇ!」
連携のとれているうちらのPT以外は魔物が倒れこんだ勢いで少し距離が開いている。その点俺たちは既に倒れこもうとしている状態からそのまま突撃していた
ユウキが倒れこんだ魔物の右足を踏み台にしてジャンプする、空中で勢いをつけつつ硬質化していない部分を見つけそこに片手剣を突き立てる
その間俺は近づきながら銃撃を浴びせダメージを稼ぐ
ユウキ「ありゃ、やっぱり浅いなぁ」
ヤマト「だあらっしゃぁ!!」
ベタンと倒れこんでいる魔物のまだ硬質化していない左腕に身の丈ほどある片刃の大剣をヤマトが叩き込む。
かなり刃が食い込むが切断には至らない、見えていないだけで表部分は硬質化がはじまっていたようだ
ヤマト「踏め!」
テク「まかせろ!」
すぐ傍まで走り寄っていたテクが大剣を勢いよく踏みつける。ガキッという音がして直後にズドンという音がする。切断に成功したようだ。身体強化全振りは伊達じゃない
マコト「コア持ちだよ!ユウキの刺したところのもう少し奥!」と先ほどの機械を向けながらマコトが走り寄っている
ユウキ「ダメだこれこの剣じゃとどかねぇや」
オズ「ヤマト!踏み台!」
ヤマト「よっしゃ!」
ヤマトが両手を組んで踏み台になる態勢を取る、一番後ろを走ってきた俺を勢いよく放り投げる
オズ「ユウキさん!エンチャント!アユラさん同時に持ち上げて!」
ユウキ「分かった!」
アユラ「やってみます!」
取り回しの良い少しばかり短めの剣だが柄まで突き刺さっている、そこにユウキがエンチャントを施し飛び退く。属性は黄色、電気だ
オズ「これでどうだ!」
剣へのエンチャントと脚への身体強化を集中させユウキの剣の突き刺さっているすぐ隣を突き刺しながらユウキの剣を踏み抜く。同時に地面がせり上がり勢いが増す。パキと小気味の良い音がした。
俺の脚ごと剣が魔物に突き刺さっている
ユウキ「それ抜けんの!?」
オズ「まだまだ!」
「あいつらすげぇぞ!」「まだ倒れてる!畳みかけろ!」「経験値ウォアアアア」
腰に全身体強化を集中させ突き刺した剣ごと体を回転させる、その最中他のプレイヤー達が攻撃に転じてくる
オズ「うぉら!」
グルンと剣を一回転させる、それと同時に残った右腕を使い起き上がる魔物。すると胴がすっぽりと抜け落ちた。コアのある部分を無理やり切り出したのだ
マコト「それ!コアだよ!」
ユウキ「俺の剣」
オズ「あ、ありがとうございました。コアすっぱ抜けましたよ」
マコト「これを中心に魔物が現れるんだよ」
ユウキ「知ってるさ。ただうーん...これを壊して大量の経験値にするか、魔物を数湧かして倒すか迷うな」
マコト「え...?」
ユウキ「ああいや、数倒しておくと後々魔物の沸く頻度が減るらしいんだよ」
マコト「あ、そうだったんだ。知らなかった」と胸をなでおろす。確かに住民からしてみれば恐怖の元凶ともいえる物が目の前にあってそれを利用しようだなんて恐ろしいことだろう
悩んでいるところ魔物の解体が済んだようでいろんなプレイヤーが寄ってくる
「なんだそれ!レアドロか!?」「ちげーよコアだよ、ギルドで教えてもらったろ」「それどーすんの?」「経験値うまかったなぁ」
オズ「ああ、今ここで壊して経験値を分配するか、このままにして魔物沸かして狩るか悩んでたところ」
「なら数沸かそうぜ、ギルド報酬も増えるしランクも上げやすくなる。壊すのはそれからにしようぜ」「俺も数ほしいわ」「私も、ちょっと人多くて狩れなかったし」
そんな話をしている間にも魔物が湧き始めている、あまり大きくないとはいえこれがコアの力
オズ「数欲しい人のほうが多いみたいだしそうしよう、人も多いから湧き次第倒して逃がさないようにね」
「はいよー」「おっけーさんきゅー」「よろしくねー」
マコト「証持ちが戦うところを見るのは初めてじゃないけどやっぱり凄いね」
ユウキ「そうだな、ただこいつらは単に別格の連携だと思うぞ。特にオズの発想は驚かされた」
マコト「ここら辺にいるってことは皆ギルドランクⅠだと思うし、君らもユウキ以外Ⅰでしょ?それなのに18人相当のランクⅢを5人で、しかも数秒でコアを抜くなんて...」
テク「そういうこともある」
オズ「わかる」
ヤマト「アユラちゃんやっけ?見てたけどアシスト凄かったなぁ」
アユラ「あ、ありがとうございます」
ヤマト「よかったらウチらのPTと合流せぇへん?ランクも同じやし、あ、これフレコ、よろしぅなー」
テク「お前ほんと目離したらナンパしよってからに」
ヤマト「違う!俺は純粋にフレンズの輪を広げようとだな!」
オズ「はいはい俺らも狩りしような~」
ユウキ「PT合流はいいと思うぞ、俺はこの辺りだともう相手にならないし」
ヤマト「言ってみるもんやな!」
マコト「このカワイイカワイイマコトちゃんがいるのになんたることか」
オズ「マコトには俺がいるだろ」
マコト「えっそれはちょっと...」
テク「草」
マコト「冗談だよ」
ヤマト「NPCといちゃいちゃすんなや」
マコト「君らも今や一般人だよ。証持ちは回り見ての通りたくさんいるんだから」
NPCは一般人と訳されるのか
テク「ほらほら狩りして砕くんだろ、さっさとギルドランクⅡにしてもらおうぜ」
この後めちゃくちゃ狩りした




