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  作者: 朱鷺
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曹操の心変わり

董卓が呂布に暗殺された後。


黄巾の乱平定後も、黄巾賊こ残党は各地で散発的に蜂発していた。


青州で黄巾残党軍の反乱が起きると、献帝を擁して朝廷を支配していた李傕や郭汜らは、兗州東郡の太守となっていた曹操に詔を出して、黄巾残党の討伐命令を下す。


曹操はこれを見事に平定。


鎮東将軍に昇進し、以後は人材集めに専念した。


黄巾残党の精鋭を青州軍ときて組織したほか、荀彧や于禁、典韋などを配下に迎えたのである。


こうして山東一帯を支配するほどの力を得た曹操は、当時瑯琊群にいた父の曹嵩を兗州に呼び寄せることとした。


夏侯惇

「曹操様!!

董卓が呂布の手によって殺されたそうです」


曹操

「長安を乗っ取ったのか!?」


夏侯惇

「それがそのまま姿を消したそうです」


曹操

「フッ、大方李傕や郭汜等が朝廷を支配したのだろう。

で、お前は蛍とどうなっている」


夏侯惇

「あっ、そ、そられは・・・」


曹操

「平行線というところだな。

フッ、私もまだまだ自由という事だ。」


夏侯惇

「ですが俺はあきらめません!」


曹操

「お前は本当に良いのか、火傷の傷跡は酷いものだと知っているだろう。

それに美しい女官達も沢山いるというのにどうしてだ。」


夏侯惇

「あの時、言った言葉のままです。

俺は蛍に惚れているんです。」


曹操

「ほぉ〜、そう熱心に言うと邪魔したくなるな〜」


夏侯惇

「曹操様も蛍を好きなのですか!?」


曹操

「私も蛍の勘の良さ、武には惚れているぞ。

だが火傷の傷が致命的と言うところだけだ」


夏侯惇

「前々から興味はあるのですが顔を見て見たいのです。」


曹操

「そうだな、私もそう思う。

噂をすれば何とやらだ蛍が此処に来るぞ。」


「曹操様、少しお時間貰えますか」


曹操

「良いぞなんだ」


「妹の情報が入りましたので数日お暇を貰いたいのですが宜しいでしょうか」


曹操

「そうだったな、お前は私の所に居ながら生き別れの妹を探していたな数日とはどれくらいなのだ。」


「それは私もまだ考えていません。」


曹操

「その後私の元を去るか。」


「それも分かりません。」


夏侯惇

「では、俺が付いて行こう」


「いや、すまないがお前はいらん!

かえって邪魔だ。」


夏侯惇

「なっ!?

何故だ!」


「曹操様は誰が守る、それはお前の役目であろう。」


夏侯惇

「そ、そうだな・・・」


曹操

「蛍、お前にこれをやろう。」


曹操は綺麗な金細工の腕輪を出す


「ですが、私がそんな高価な物を身に付けても損なだけです。」


曹操

「お前も女なのだ、たまにはお洒落をしろ」


曹操は蛍の腕に金細工の腕輪をはめる。


「有難き幸せ!

では、私は数日屋敷を空けます。」


曹操

「必ず帰って来い!

お前はこの曹操軍に必要な武将だ。」


「ハッ!!

必ず帰って来ます。」


部屋に行く蛍だが何故か曹操は後を追うのだった


夏侯惇

「曹操様?」


曹操

「夏侯惇、すまないが蛍を私に譲ってくれぬか、とても気に入ったあの目が良い。」


夏侯惇

「えっ、あっ、ですが曹操様は火傷の傷跡は酷い物だとか言ってなかったですか?」


曹操

「だから顔を見たくて後を追っている」


蛍は部屋に入り着替えているようだった


部屋の戸が開くのが分かる蛍


「夏侯惇か、着替え中だそこに腰掛けて待っていてくれ」


夏侯惇

「俺も居るが曹操様も居る」


「えっ、しばしお待ちを曹操様」


曹操

「蛍、ついでに包帯を全部取って出て来てくれぬか」


「えっ!?」


曹操

「嫌なのは分かるが一度お前の本当の顔が見たい。

それと火傷がどれ程のものかも確かめたい」


「・・・はい。」

(不味いな〜

火傷は腕だけなんだだよね〜

上手く誤魔化せたと思ったのだけど流石曹操様勘が良い)


蛍は素直に包帯を解き始めるのだった


(久しぶりに包帯を取るから素肌が真っ白だわ〜)

「では失礼します」


曹操と夏侯惇は息を飲みながら見ると・・・


曹操

「フッ、美しいものだな蛍よ。

何故腕だけの火傷で顔まで隠す」

(これは驚きだ絶世の美女貂蝉や二喬より美しい・・・。)


夏侯惇

「何者かから逃げて居るのか」


「女だからと馬鹿にされるのが嫌なだけです」


曹操

「フッ、それだけ美しいければ武器もまたしたくないものだな。

妹を探しに行かず私の妻となれ蛍よ」


「えっ、あー、今なんと?」

(私の聞き間違いだよね妻とかなんとか・・・)


曹操は蛍を抱き寄せる


曹操

「お前が欲しいと言っているのだ。」


「えー!!!!!

お断りします!!」


曹操

「うーん、私がお前より弱いとでも言いたいのか」


「とんでもないです!

いや、矢張り美しい貴族の妻を迎えるのが宜しいかと思います。

な、夏侯惇!?」


夏侯惇

「俺にふるな、なぜ断る。

曹操様は強く頭も良くお前には申し分がないはずだ」


「妹を探し出すまでという事なので・・・」

(不味い、逃げる理由が思い浮かばない。)


曹操

「フッ、妹はもう夫を持ち幸せに暮らしているのかもしれぬぞ、それでも会いに行くのか私と共に此処で暮らすのも良いかと思うがな」


「曹操様を受け止める程の器が私にはありません。」


曹操

「何故だ?

お前程の女なら太守の妻としてもつとまるぞ〜」


「そ、それは・・・」


曹操

「夏侯惇、蛍を私の部屋の隣に移せ。

妹に会いに行くのは駄目だ。

これは命令だ、分かったな蛍。」


「ですが曹操様!?

約束が違います!!

私は、私は!」


曹操

「そうだな〜約束をしたな。

では、妹に会い戻り次第お前を妻と迎える。

それで良いな蛍」


「帰っては来ますが私は許婚が居るのです。

それは無理な話です。」


曹操

「その許婚は生きて居るのか」


曹操は目を細め顔色が変わる。


「知りません、その許婚も探して居るところです」

(生きて居るのは生きて居るのだけど〜

その許婚が嫌で逃げて居るのも確かなのよね〜

それに名前も偽って居るのだから)


曹操

「では、私がその許婚を探そう。

名前はなんと言う〜」


ビクッ!!


「そ、それは言えません!!」

(袁紹なんて言えない!

曹操様のライバルで仲も悪いと聞く。)


曹操

「フッ、お前〜その許婚が嫌で逃げているな」

(絶対逃さん!!)


(図星だわ〜)

「そ、それは・・・・・・」


曹操

「その許婚の名前を言わなければお前をこの屋敷から出さん!いいな蛍!」


「クッ、曹操様それは酷いです!

戻って来ると言っているのです、私は逃げません!」


曹操

「ほぉ〜

こう言っても約束を守るか〜

では、これも命令だ!?

私の妻となれ蛍」


「嫌です!

だから先程お断りしました。

それにどうして私なのですか!?

夏侯惇と話しが進むかと思った時に何故、曹操様まだ私を求めるのです。

分かりかねます!」


夏侯惇

「蛍・・・・・・。

お前、自分の美しさに気付いてないのか」


「はあ!?

何が美しい!?

意味がわからない!」


曹操

「ダチがあかぬ!」


蛍をいきなり抱き上げると曹操


「曹操様な、なにを!?」


曹操

「このままお前を抱く!

私のものにするのだ。」


「嫌です!!

夏侯惇助けて!!」


曹操は歩き出すが夏侯惇がその前に片膝をつき言う


夏侯惇

「曹操様申し訳ありません。

これでは蛍が可哀想です。

曹操様も蛍をお口説きになって下さい。」


曹操

「ほぉ〜

口説けと言うのだな。」

(邪魔をするのだな夏侯惇・・・)


夏侯惇

「はい、これでは蛍の心が壊れて使い物になりません。

何卒お気を改めて頂きたいしだいです。」


曹操

「フッ、分かった。

抱くのはよすとするが許婚の名前を言うまではこの屋敷からださん。

それで良いな蛍」


曹操は蛍を優しくおろし部屋から出て行くのだった


「夏侯惇感謝する・・・」


夏侯惇

「クッ、もう、お前は曹操様から逃げられぬぞ!!

俺の申し出でを受けておけば良かったものを・・・・・・」


「どさくさに紛れて逃げるわ」


夏侯惇

「そう容易くいくと思うな。

俺も居るんだぞ!」


何故か夏侯惇は蛍を抱き締めていた


「夏侯惇・・・」


夏侯惇

「なぜお前はそんなに美しいんだ!

顔の一部でも火傷をしていたら俺が喜んでもらっていたのに・・・」

(もう、曹操様の物だ・・・

諦めぬといけない。)


「気持ちだけで嬉しいよ夏侯惇。

それと曹操様に言ってくれる。

私の許婚は袁紹だとね」


夏侯惇

「な、なんだと袁紹だと!」


「ええ、袁紹がどうしても嫌で婚儀当日に逃げた。」


夏侯惇

「袁紹はお前の顔を知って居るのか?」


「知らないわ。

顔を合わすどころか直ぐに結婚すると言いだしたから逃げたのよ」


夏侯惇

「袁紹軍でお前の顔を知る者は居るのか?」


「多分、顔良と文醜は私の顔を知って居ると思うわ。

衣装を着るため部屋に案内したのはあの2人だからそれと私は妹に会いにいくから曹操に逃げたんじゃないと言ってね」


夏侯惇

「必ず戻れよ。

曹操様を怒らせると大変なことになるからな」


「ええ、じゃね夏侯惇」


蛍は素早く包帯を巻き出て行った。


夏侯惇

「曹操様、蛍が許婚の名前を明かしました。」


曹操

「で、誰なのだ」


夏侯惇

「袁紹です。」


ガタン!!


曹操

「袁紹だと、それは本当か」


夏侯惇

「はい、蛍は嘘は吐きません。

それともう妹の元へ出て行きました。

曹操様に逃げたんじゃないと言ってねと言ってましたので必ず帰って来ます。」


曹操

「そうか〜

フッ、面白い。

この調子なら蛍は名前も偽っているな〜

一度噂を聞いたことある。

袁紹が婚儀当日に嫁に逃げられたと花嫁の名は桜花と言っていた。」


夏侯惇

「桜花ですか。

確か冀州の貴族の娘ではないでしょうか?」


曹操

「だが、桜花は養女として迎え入れられたと聞いている一体何者なんだ。」


夏侯惇

「そうですね。」


曹操

「父がここに来るまでに蛍も帰って来るだろう、これで良いのだろう夏侯惇」


夏侯惇

「あっ、は、はい。」


曹操達は蛍の帰りを待つ事にした。


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