死者蘇生
一話切りしないなんて流石ですね!
――三途の川 ?月?日 ??.??:??
男「ここは……川?俺は確か化け物に挑んでやられて……」
文「やぁ、お目覚めかい?」
男「誰なんだ、アンタ一体」
文「私は慈乃文という名のものだ。君は?」
一哉「あっはい、雲居一哉といいます」
文「そうか、一哉というのか」
一哉「なぁ、ここはどこなんだ?」
文「川だよ」
一哉「そうか」
一哉「いや、それは見たらわかる」
文「そうだね、三途の川だね」
一哉「やっぱりかー」
文「おや、もうちょっと反応あるかと思ってたのに」
一哉「騒いだって意味ないだろ」
文「ふーん。まぁいいや、君には生き返ってもらうよ」
一哉「え?なんだって?川のせせらぎでよく聞こえないなぁ」
文「君には生き返って異世界に行ってもらいたい」
一哉「何も言えねぇ」
文「落ち着いて聞いてほしい。何もどこぞの小説投稿サイトに腐るほどあるようなチート能力渡して即異世界楽しんでねっていうほど私は優しくないぞ」
一哉「へぇ」
文「まぁチートっぽい能力は渡すけどね」
一哉「へぇ」
文「君の町に現れたキモイ爆発怪人を倒して、それから異世界に行ってもらう」
一哉「へぇ」
文「異世界でもいろんなものと戦ってもらうよ。邪神とか権力とか」
一哉「へぇ」
文「と、いうわけでどうぞお帰りくだされ」
――死んだ場所 4月20日 PM.02:55
化け物「ウヘヘヘヘ……綺麗な花火にしてやるよ」
女「キャータスケテーナンデモシマスカラー」
一哉「助けに来たぞ有紗ぁ!」
化け物「肉片が集まって体を再構築しているだとっ!」
有紗「キャー一哉スッゲーカッコイー」
一哉「なんだか知らないが力が湧いてくる……」
化け物「へっ!もう一度しめやかに爆発四散させてやるぜ!」
一哉「うおおおおおおお」
化け物「ひでぶっ」
有紗「凄い……目にも留まらぬ速さの拳が化け物の身体に突き刺さった!」
一哉「これが暴力……俺の求めていた力!」
化け物「なかなかの威力だ。だが、そんなもので俺は倒せんぞぉ!」
一哉「そうなのか!ぜってぇ許さねぇ!死ね!」
文(まぁ待ちなさい)
文(そのまま特殊能力使わずに勝ってしまうのは読者的に面白くないでしょう)
有紗「さっさとやっちまいましょうよ一哉!」
文(君に渡した能力は魂を具現化させ武器に変えるという力だ。なんとなくそんなイメージをしてつかってみるといい)
化け物「行くでぇぇ!!」
一哉「フォオオオオオオオオオオオオオオ!」
有紗「なにこの激しい光!」
化け物「ぐわあああああああああああああああああああああ」
有紗「光の剣で化け物を真っ二つにするなんてさすが一哉!」
一哉「なるほど……これが力ってやつか」
――隣町 PM.03:12
一哉「化け物は倒したが町が壊れたからな」
有紗「しばらくはどこかでホームレスしないとね」
一哉「ああ!」
文(いや、君は異世界に飛ぶよ?)
一哉「行くなら有紗と一緒にしてくれ!」
有紗「どうしたのよ急に」
文(しかたないな。どうぞ)
有紗「なんだこれは……視界が曲がって反転して気持ち悪い」
一哉「一緒に来てください」
そんなことよりクッピーラムネおいしいよね