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魔法石の採掘

正直これを読んだ人がどんなこと考えてるのか知りたい

http://ncode.syosetu.com/n4249bm/

 ――洞窟


初花「なんで私たち洞窟の中にいるのかしら」


レイニー「さぁ?そんなことより、皆さんどこに行ったんでしょうね?」


初花「全員一緒に移動して、気が付いた時点でいないってことは、この世界にいない可能性もあるわね」


レイニー「そうですか」


初花「まぁそんなことはどうでもいいのよ。重要なことじゃない」


レイニー「と、言いますと?」


初花「向こうにいるアレは何?」


レイニー「暗くてわかりにくいですけど、おそらくゴーレムですね」


初花「つまり自分の身最優先ってことよ」


レイニー「たかだかゴーレムくらいでビビらないでくださいよ」


レイニー「シューティング・サファイア!」


初花「あら、ゴーレムってあんなに脆いのね」


レイニー「私の魔弾が水属性っていうのもありますが、そんなに強い部類ではないですね」


初花「へぇ、まぁとりあえずこの洞窟を出ましょう」


レイニー「そうですね」


 ――草原


初花「魔物多くない?」


レイニー「そういう場所なんでしょう。町の近くまで行けば少なくなりますよ」


初花「街、近いわね」


レイニー「そうですね」


初花「ところで、なんで私たちがペアなのかしらね」


レイニー「どういう意味ですか?」


初花「弱体化目的なら一人でいいじゃない」


レイニー「確かに妙ですね」


初花「おっと、ゆっくり話すのは街に入ってからにしましょう」


レイニー「早くしないと日も沈みかねません」


 ――街の宿


レイニー「宿はいいですね」


初花「魔物倒してたからかお金がたんまりあってよかったわ」


レイニー「これは私も驚きましたね。換金せずに直接お金が手に入るなんて」


初花「異世界移動で睡眠もろくに取れてなかったからもうくたくた」


レイニー「そういえばそうですね。ずっと昼でしたからね」


初花「だから、今はゆっくり寝かせてもらうわ」


レイニー「私もそうしましょう。今後何があるともわかりませんから」


 ――お城


初花「なんでお城に呼ばれたのかしら」


レイニー「さぁ?」


王様「よくぞ来た。そなたたちが、この街の周囲にいた魔物を狩ってくれたのだな」


初花「ええ、成り行きで」


王様「うむ、あの数の魔物を倒すとは……流石勇者じゃ」


レイニー「勇者?私たちが?」


王様「ああ、昨日占いによって出たのじゃ。妙な格好をした勇者が現れると」


初花「妙な格好……まぁ制服とメイド服じゃあねぇ……」


レイニー「それで、私たちを呼んだ理由を話していただけますか?」


王様「そうじゃな。そなたたちに頼みがある。この世界の魔物の王を倒してほしい」


初花「勇者扱いしてたから予想はしてた」


レイニー「面白そうですし、いいんじゃないですか?」


初花「そうね。いいでしょう。魔王討伐ぐらいやりましょう」


王様「そうか、ではこれを持っていくといい」


初花「銅の剣ってとこかしら」


レイニー「ユキちゃんだって魔王討伐させるならもっとまともな装備渡しますよ」


初花「使わないからいいけどね」


王様「さぁ、行くのだ勇者よ!」


 ――洞窟の奥


初花「なんでここ?」


レイニー「あの王様がここにいるって」


初花「こんな近くにいるの?」


レイニー「情報がそれしかありませんでしたから」


??「誰だ!」


初花「誰かいる」


レイニー「ただのしがないメイドです」


??「何をしにこんなところへ来た」


レイニー「魔王討伐に」


??「ちっ……帰りな。魔王なんざどこにもいやしねぇ。この世界のどこにもな」


初花「どういうこと?」


??「そのまんまの意味だ。どうせ王様に唆されてきたんだろ」


レイニー「王様には言われたけど興味ですね」


初花「何故あの王はいもしない魔王を倒しに行かせる?」


??「俺を魔王として扱っている。だからあいつらの中では魔王はいる」


初花「?」


レイニー「あなたのような年老いた人間を魔王扱いとは?」


??「敵が欲しかったのさ。金のために」


勇者「俺は元勇者。本物の魔王を倒して世界に平和をもたらした。」


初花「なるほど、平和になって勇者のために金を出す必要がなくなった」


レイニー「そして他国の支援金がなくなってしまった。だから敵を作って支援を募った」


勇者「今のでよくわかったな」


初花「ゲームでもないのに、魔王倒しに行けって銅の剣渡された時点でねぇ」


レイニー「私たちが王様に会う前にも、勇者っぽい格好をした人が銅の剣もって城から出てきてましたし」


勇者「ここまでたどり着いてねぇってことはそいつらは途中で死んでるな。ここは魔王が住み着いてたせいで魔物が強くなってるんだ」


レイニー「そうなんですか?」


初花「むしろ弱いようにも感じたけど」


勇者「……お前らここに来るまでに何体の魔物を倒した?」


初花「いちいち数えてられないわ」


レイニー「この洞窟に入ってからここにくるまでで3289体ですね」


初花「数えてたの?」


レイニー「癖になってるんです。倒した魔物数えるの」


勇者「こいつはとんでもねぇな……お前らとなら……」


初花「何?王様への復讐?」


レイニー「他の仲間だった人でも殺されましたか?」


勇者「何お前ら怖い……ああ、そうだよ。俺は妻も友も守ることができなかった。だから王の奴に復讐したい……なんか文句でもあんのかよ」


初花「別に。一緒にやってもいいわ」


レイニー「意外ですね。面倒なことは嫌いそうなのに」


初花「私は面白さのためなら悪にも走る一哉とは違うのよ」


レイニー「そうですか」


勇者「いいのか?国を相手にするんだぞ?」


レイニー「国ですか。魔王よりも面白いですね」


初花「あいつがいないから私が言うわ。クズ国王ぜってぇ許さねぇ!」

設定の矛盾気にしてたら長編なんて描けないって知った

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