王者の看破
十年後と言ったな。あれは嘘だ
http://ncode.syosetu.com/n5257bm/
――誰かの家
一哉「ここはどこだ!」
有紗「みんなどこに行ったんだ!」
一哉「なぜ誰かの家の中に……」
有紗「なぜ二人きりに……」
文「それは私が説明しよう!」
有紗「誰だ!」
一哉「お、お前は慈乃文!」
有紗「知っているのか一哉!……って慈乃文!?」
文「やっほー!文ちゃんだよぉ!よっろしくぅ!」
一哉「慈乃!なぜ慈乃がここに!自力で脱出を!?」
有紗「…………(無言の腹パン)」
一哉「ガハッ!」
有紗「彼女は慈乃では……あるんだろうな」
文「えー、とりあえず今の状況を教えよう」
有紗「早く」
文「まず旅の目的をぶっちゃけると、君たちには世界を巡ってもらい強くなってほしかったんだ」
一哉「何のために?」
文「奴を……はるを倒すために」
有紗「ハルさん悪い人やってん?」
文「ちゃうちゃう、アンタらの知っとるハルやのうて藤宮はるっちゅうやっちゃ」
一哉「そいつを倒すことに何の意味がある?」
文「数々の世界を救うことができる」
有紗「どういうことだ!まるで意味がわからんぞ!」
文「いずれわかるさ……いずれな」
一哉「今答えろ!」
文「君たちの仲間は今、別の世界で戦っている」
一哉「ちくしょう!よくわからん目的よりも気になる情報出しやがって!ぜってぇ許さねぇ!」
文「だが安心してほしい。二人ずつに分かれているし、その世界の戦闘レベルに合わせてある」
有紗「じゃあ藤宮はるとやらを倒すことでどうして世界が救えるのか答えろ!」
文「君たちが巡っていたのは奴が作った世界だ」
一哉「で?」
文「彼は世界を作る途中で飽きて世界を壊そうとした」
一哉「そうか」
文「それを止めているのが私なのだが」
有紗「もうそろ限界と」
文「ああ」
一哉「てか、じゃあ何であんたここにいるんだよ。世界が滅びるんじゃないのか?」
文「私は私であり私ではない」
有紗「どういう……ことだ……?」
文「ああ!それって」
一哉「ちゃんと答えろ!」
文「怒っちゃやーよ」
有紗「一哉どいてそいつ殺せない」
文「私を殺すと君たちも死ぬよ?」
一哉「なんだって?」
文「君たちははるに対抗するために私が作った」
有紗「もうちょっとくやしく」
文「あのはるの野郎をぎゃふんと言わせたくて作ったんだよ!」
有紗「違う違う。もっとくやしく」
文「ちくしょう!あのやろう!今に見てろよ……ぜってぇフルボッコにしてやっからな!」
一哉「詳しく」
文「私の作った世界の人間は私が死ぬと死ぬ」
一哉「そうか」
艦これのアニメはブッキー主人公、比叡ちゃん出演、夕張主任出演ってだけで満足してます。