暗黒界の書物
俺からのファンサービスだ!受け取れぇ!
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――どこかの商店街 8月30日 PM.13:00
一哉「何か月も異次元の狭間に放置なんてぜってぇ許さねぇ!」
洋「何言ってるんだ?一瞬だったろ」
ハル「うわぁ……異世界ですねぇ」
レイニー「そんなことより視線が痛いですね」
ハル「そうね」
一哉「だって服装が」
洋「あぁ、仕方ないな。メイド服だもんな」
有紗「ていうかお腹空いた」
初花「私も」
洋「だが金がないぞ」
一哉「俺はまだいいや」
レイニー「そりゃ、お城で食事してすぐですからね」
有紗「え!?一哉だけズルイ!」
初花「私たちが一生懸命探し回ってた間に一人だけご馳走になってるなんて酷いわね」
ハル「最低ですね」
一哉「ハハッ!何とでも言えばいいさ!」
女「きゃー!ひったくりよー!」
一哉「ひったくりだって!?」
ハル「ひったくりとはなんです?」
洋「人の鞄をすれ違いざまに奪っていくやつのことさ」
一哉「いくzうぇあっ!」
有紗「派手に転んだねぇ。今回はわたしgうぇあっ!」
初花「何をやってるのかしら、私に任せnうぇあっ!」
洋「だらしねぇなお前rうぇあっ!」
レイニー「なんで何もない所であんなに転んでるんですかね」
ハル「違うわ、よく見なさい。転んだ人が次の人の足を引っ張ってるのよ」
レイニー「うわぁ」
ハル「まぁ、ひったくりとは悪人のようですし、私が捕まえて鞄を取り返してあげましょう」
一哉「させるかっ!」
ハル「うぇあっ!」
一哉「ハハッ!ざまぁねぇな」
ハル「……いいでしょう、あのひったくりを葬る前にあなたからぶち殺してあげます!」
レイニー「ひったくりは捕まえるだけにしときましょうよ」
一哉「おぅ、できるもんならやってみやがれ。病み上がりの癖に傷開いて死んでも責任は取らねぇぞ?」
ハル「大きなお世話だッ!シャイニングストライク!」
洋「おいおい、ひったくりどころじゃねぇぞコレ」
初花「あら?何かがすごいスピードでひったくりに迫ってるわ」
有紗「え?なになにー?一哉とハルさんの光で見えないんだけどー」
??「待ちやがれー!」
ひったくり「うおっ!なんだてめぇ!」
??「悪人に名乗る名前はねぇぜ!おとなしくその鞄をあの人に返しな!」
ひったくり「フン!ガキがエラそうな口を利くんじゃねぇ!」
初花「高校男児ね。ひったくりを捕まえて鞄を返させようとしているわ」
初花「でもひったくりは戦闘態勢に入ってるわね」
??「おせーよ!俺にはお前が止まって見えるぜ!ってうおっ!」
有紗「おっとここで一哉がひったくりに向かって落ちて行ったーっ!」
初花「クリティカルヒット!」
ひったくり「うべぇ!」
一哉「ってぇ!ちくしょう!」
ハル「ふぅん、まだまだ力押しだけのキチガイに負けるわけがないでしょう」
??「なんだてめぇら!?」
一哉「てめぇがなんだよ!」
雨宮「あん?俺は雨宮速人だ」
一哉「で?」
雨宮「……え?いや、名乗ったんだから名乗ってくれるかなって」
一哉「そうか」
ひったくり「今のうちに……」
女「逃がすかァ!オラァ!」
ひったくり「ぐえっ!」
女「やったぜ……あ、誰だか知らないけどありがとうございました」
初花「どういたしまして」
洋「ちょっと待って、意味わかんない」
ハル「考えてはいけません」
レイニー「感じるんですね。わかります」
洋「わかりません」
雨宮「同じくわかりません」
一哉「仕方ないな、名乗ってやろう。俺は雲居一哉だ」
雨宮「あ、どうも」
有紗「正直こんだけの人数が自己紹介していくのって面倒くさいことこの上ないよね」
初花「略って入れたらいいんじゃない?」
レイニー「そうですね略」
有紗「略」
洋「お前ら真面目にしろよ!俺は暁洋だ」
初花「略」
ハル「略」
雨宮「うん、正直名前とかどうでもよかったわ。なんなのお前ら」
一哉「俺たちは異世界から来たんだ」
有紗「目的は不明」
雨宮「なんのこっちゃ?」
か、感想はいつでも待ってるんだからねっ!




