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8/21

みんなでゲートキーパーモンスター撃破ですね!


「そぉーらっ!!」


──ズサッ!


「……ん。あれ……硬ッ!!」


おかしい。この槍の手応え──……さっきの敵とは違うレベルの差を感じる。


ゴォー!!!


敵モンスターに攻撃を与えた直後、敵の名前、ステータス画面が頭上に表示される。


□―――――――――――――――――――■


『フレイムゴーレム』(Lv8)


・属性『炎』


■―――――――――――――――――――□



「──マズイ!! Lv8このレベルが3体……。」


──シュン!!シュン!!


ひとまず、パーティメンバーの戦闘ラインまで引き下がる。


「任せてくれ!!!」

【挑発】【シールドバリア】


ジョニーが敵を引き付ける。


「わっ、私も!! ええい!」

【威圧の光】


……──ウゴゴゴゴ!! ウッウガア!


呪文によりゴーレム2体が目くらましをくらい、混乱させる。


AGIアップの時間制限は45秒。

この時間はあまり無駄にしたくない。直ぐさまもう1人のDPSに協力を求める。

「ペティさん一緒に行きましょう!!」


「ああ、無論。そのつもりだ!!」


「えっと! ……そうだこれ。はい!!ペティルさん!!」

【光の加護!!】 【光の加護】


《▫光のヴェールによって、特定の属性のステータスダウンを無効化する》


《属性攻撃上昇10%》


《▫無効化:受ける体術攻撃のクリティカルを一定時間を無効する》


【▫加速:身体能力の上昇】


──フォオン!!

ゴーレムに効果的な属性ステータスアップ、属性耐性がペティルにも付与される。


「はあああぁっ!!!」


「──これで!!」


「「おわり!! だ!!」」


──ウゴォオー!!!


ズガガガガン!!


目にも止まらぬ2人の連撃、連携力でゴーレム軍団を一掃する。


そのコンビネーションは初めてパーティを組んだ2人とは思えない位のチームワークであった。


剣技と槍による攻撃のシンクロ。

相手の行動を鈍らせる槍スキル【パラライズアタック】を発動させ、1体目のゴーレムを拘束。瞬時阿吽の呼吸でペティルがそれを凄まじい連撃により撃破。


それに次ぐ2体目、3体目とスムーズに片付けていった。あっという間に殲滅完了。ゴーレムの脅威は消え、パーティへと立ち塞がったその巨体が砂と消え消滅する。


「──……凄い、この人何でこんなに息が合うんだろ……。」


「よし、これで先に進めるね。リリー良い連携だった。さ、宝箱を開けよう」


「お!! ホントだキタキタ!」


……──ジャラァ。


ピロロン。


◇―――――――――――――――◆

▫フレイムゴーレム3体撃破。

・《戦利品》

ゴーレムのレンガ×6

ヒールポーション×2

636ゴールド


・ ゲートキーパー戦利品『赤宝箱』

・ダンジョンディメンションアイテム『鍵の欠片』

◆―――――――――――――――◇


「おぉっ。結構良さげなドロップ……! さてさて宝箱っ。宝箱っ!!」


──……ギィイイ。


宝箱を空け、その中身が露わになる。


「えっ!! わぁああ!!! いーなー!!これ!!わー!」


「おぉ、良いじゃないか。」


「ふふっ。この装備は絶対リリーさんですね!」


【装備アイテム:フェアリルパーカー黒】【装備アイテム:フェアリルフード うさ耳】その2つが宝箱の内容だった──……。


アイテム投票の結果は無論、種族がフェアリルのリリーに集まりそのアイテムを獲得する。


……──|E【装備】


早速装備する。


自分のしっぽを追いかけながらくるっと一回転。ダボッとしたモフモフでふりふりのスカート付きパーカーと黒兎の耳付きフードがとても可愛い。


とても個性的でゴシックな色合い、そのスキンの魅力に引き寄せられるリリー。


「どうかな!! みんな!!」


「ああ!! とても可愛いよリリー」


基本無表情なペティルがにこっと微笑んだ。


ぽわっ。

──……プシュー!


「あっ、あわわ。さ! さーいこー!! あはは!!」


耳まで真っ赤になってしまったその火照る顔をフードで隠しながら次の階層への扉へと駆け足になるリリーであった──……。

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