黒姫物語
シンデレラに登場する魔法使いは、一体どんな気持ちで彼女を舞踏会へ行かせたのか。
世界から魔法が徐々に消えていく時代。魔法使いたちは細々と生きていた。
七歳の少女だったケイラは、記憶をなくしてさまよっていたところを一人の少女と魔法使いマーリンに助けられる。その後彼の家で彼と黒猫のブブと一緒に暮らし始めるのだった。
ケイラは歳を重ね魔法を習得し、失われた自分の過去や両親の事を知りたいと思い始める。
魔法使いと国王の娘が両親だとマーリンに教えてもらったケイラは、城へ行く事を決意する。
ケイラはそこで国王と対面し、孫を助けてほしいとお願いされる。
呪われた王子、そしてもう一人の恩人との出会い。
複雑に絡み合う運命に向き合い、最後に彼女が選択する道とは…。