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戯曲 トルーデン  作者: 岩﨑大翔
7/11

第二幕 第三場 賢人達の予見と、レードル

第二幕 第三場

 

 7

 

 トルーデンの自室 

 トルーデンとレードルが座っている

 

 レードル 城下ではそのようなことがあったので!二者共に間違いなく誠の賢人でありましょうな。まさかこのレードルの施した変装がそうも簡単に破られるとは、所詮、小手先の技やも知れませぬがしかし幾らも通じないものとは。いや何よりジダールその人がそのような場所に腰を下ろしているものとは驚きでしたな。さようでしたか。いや聞く限り先見の明の一つや二つ、彼の者たちにあったとしてもおかしくないように思われますな。トルーデン様、私の考えによりますと、はい。ここはひとつ襟を立てて木立の戦ぐ音にも側耳を添えておくのが妥当かと存じます。そのように口を揃えて仰るならば、何か嫌なものが蠢いているやも知れませぬ。塔の鐘を鳴らすのはいつ何時でもその僅かな歯車が起点に。その一刻が刻まれる前に、手を打たなくてはなりませぬ。

 トルーデン そのようであるな。

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