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夏のホラー参加作品

怪談


会社からの帰り道、早く帰って冷蔵庫でキンキンに冷えているビールを飲むぞと考えている私の目に、川沿いにある公園の中に多数の子供たちが集まり夕涼みをしながら引率の大人が語る怪談に耳を傾けているのが映る。


子供たちはブルーシートに座り、配られたジュースやお菓子を食べたり飲んだりしながら怪談を聞いていた。


「キャア! 怖い」


時たまブルーシートに座る子供たちの中から悲鳴が上がる。


川沿いの公園の道路を挟んだ向い側にある訳ありで格安の中古車が売られている中古車販売店、その駐車場に並んでいる多数の展示車の周辺にも数人の子供やお年寄りがいた。


お年寄りは展示車の前に座り、向い側から聞こえて来る怪談や子供たちから上がる悲鳴に耳を傾け。


子供たちは展示車によじ登ったり周りを駆け回ったりして遊んでいる。


公園で夕涼みをしながら怪談を聞いている子供たちが、中古車販売店の展示車の周りにいるお年寄りや子供たちの姿を見ることができたらパニックになることだろう。


中古車販売店の訳ありで格安の展示車は全て自損事故や交通事故を起こした車。


展示車の周りに屯しているお年寄りや子供たちは、死亡事故を起こした展示車に轢かれ亡くなった犠牲者なのだから。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 霊が怪談を聞いている。 なんとも奇妙で不気味な光景ですね。
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