表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/18

4、若林純一市議のブログに寄せられたコメントに対する天乃川の反論(nさん編)②

前回エッセイの続きです。


若林純一市議のブログコメント欄において、私は「n」と名乗る人物のコメントに対して反論したのだが、その返答がn氏より寄せられた。


この返答が私には衝撃的だった。本当に驚いてしまった。


――いや、この人物は「分かっている」のだ。分かっていながら……。


ここでグダグダ説明を始めても仕方ない。まずはn氏から私に寄せられた反論――ではないなコレって。コメントを紹介しよう。


●「n」氏から「天乃川シン」に寄せられたコメント


天乃川シン様


(統計や論文とかは知りませんが)おっしゃる通りかと。


(ほぼ毎回)勢いに任せて書いた駄文と思っていただいて結構です。


しかも,ですね。医学的見地をかなり無視した(あえて参照していない),直感的・市民的わかりやすさを重視した,あたかも映画のごとき「大団円」をイメージした「シナリオ」に沿って書きました。


感染対策の実際,とくに統計的なところは(面倒なので)自分は検証していませんし,するつもりもありません。




全世界規模でロックダウンを1ヶ月してもインフルエンザが消滅することはあり得ない。


これも承知です。


よしんば,仮に消滅したとしても,消滅するのは,今,人類の間で流行しているインフルだけであって,インフルエンザそれ自体が消えることはない。


それは当然でしょう。



ウイルスがどっから湧き出てきたかを見れば,今後も人類とウイルスの間の戦いは続くでしょう。


どれか一つのウイルスがいなくなっても,そう遠からず,別の何かが出てくるだけです。


(今回の騒ぎにしても,致死率20パーセント以上,潜伏期間3週間以上,R0=それなり以上になった空気感染しまくりの超凶悪型ニパウイルスとかでなくて,本当によかった,と思っています。)。


あるいはいなくなったと勘違いしているだけか・・・・・・。



重要なのは政治的なシナリオです。


今回のコロナウイルスは実のところ,それほど一般人に被害を与えうるようなものではなかった。


しかし脆弱な我が国の医療機構を直撃し,高齢者を含め,社会的に要配慮者とする方々をそこそこの被害を及ぼした。


普通の人々であっても,ただ死ぬだけならともかく,神経症的後遺症に苦しむなど,少数事例であったとしても,その見た目が問題です。



こうなってしまいますと,理屈を超越する動物的恐怖感と「ケガレ」意識がもたらす心理的・政治的影響,そしてそれらにあやかろうとする政治的野心がある方々による影響は深刻です。



これを克服し,事態を正常化するには,安心を担保してくれる一定の儀式を行うしかありません。


人々は医学で動いているわけでも,科学で動いているわけでもありません。



一定の儀式を経過して,「もう大丈夫!」と,安心を誰か,または何かから担保してもらう必要があります。



そのための儀式こそが,感染症対策であり,厳しい対策を経た後のゴールとしての「ワクチン」でしょう。



事実,ワクチンは完全なる生理食塩水よりかは,確実に効果があるようです。


よかったじゃないですか。塩水同等じゃなくて。塩水打って,「あなたはもう大丈夫!」と言わなくてすみます。



別のコメントで,「決断のとき」といいましたが,私が真に意図しているのは,「感染症対策の医学的効果などどうでもいい。コロナもまったく無害というつもりはさらさらないが,医学者というシャーマンが,(一定の安全性を担保しうる)安全策を提示しているのだから,さっさとワクチン打って,この件は終わらせよう。」ただそれだけです。


(どうせ普通の人々に医学・科学の専門的見地にたって,リスクを正しく定量し,自己の自由判断に基づいて,手段を講じるなど,現代においては不可能です。市民の無能化は,現代社会においては不可避です。)


私はあえて,自由を愛する一市民として,物事を単純に見ます。私としては,ワクチンの接種希望者が全員打ち終わったら,その時点で感染対策は(マスクも含め)すべて終わりにすべき,あとは医学者が状況を注視しておればよい,というふうに考えています。


逆に言うと,潜在的な希望者にワクチン接種が進まず,いたずらに感染対策が長引かせざるをえないのは非常によろしくないと考えているわけです。


追伸:

① プレプリントは正式刊行前のものなので,「正しいとすると」という仮定を置きうるか疑問があります。

② ワクチンの効果があるとするかのごとき,研究成果が出てきています。ただこれらは交絡因子がどうしても排除できないので,ワクチン打つくらい意識高い人だから死亡率低下という効果が出ているように見えるのか,そうではないのか,わからないという問題点があります。

③ なので,ワクチンに効果があるとするならば,早急に実証実験を行い,目に見える形で国民に安心を提供する必要があります。

④ その後の死者等が許容できるものであるならば,許容すべきです。


●上記、「n」氏のコメントに対する「天乃川シン」の反論


なるほど、面白い考え方をする方ですね(いや、イヤミではなく)。


>どうせ普通の人々に医学・科学の専門的見地にたって,リスクを正しく定量し,自己の自由判断に基づいて,手段を講じるなど,現代においては不可能です。市民の無能化は,現代社会においては不可避です。


現在の日本人の劣化具合を見るに、この意見を簡単に排除する事はできませんね。正直言いまして同感です。


あなたがコロナ禍を「あなたなりに」終わらせたいと考えている事は理解できました。


しかしですね、出口戦略が「ワクチン」というところだけは賛成しかねます。これだけは絶対に認められない。


ワクチンは、もしかしたら生理食塩水よりも効果はあるかもしれません。しかし、生理食塩水以上の恐ろしい副反応があるとはお考えになりませんか?


宜しければ、あなたがワクチンの有効性や危険性に関してどのようにお考えなのかお聞かせいただきたい。というのも、私はあなたの「ワクチン観」が分からないのです。


あなたは多くの日本人を「畜群」と思っていらっしゃるようで、その点に関しては私も同感です。しかし、私は「畜群」だらけだとしても、有効性が極めて低く、そして何より人体にとって大変危険なワクチンを打たせたいとは思わないのです(ワクチンの有効性については別の機会に述べさせてください)。


いや、噛んで含めるようにワクチンの危険性を説いても分からない馬鹿な大人は勝手に死ねば良いと、こんな不穏な事を私は思ってしまっていますよ? 


しかしですね、今の日本における「ワクチンマンセー状態」においては、自ずと子供達もワクチンを打たざるを得なくなるではないですか? これは絶対にダメです。罪のない子供達を殺してはいけない。


日本の大人が畜群だらけの馬鹿野郎だとしても、子供の命を奪う事も必要悪だとするような出口戦略は人道に対する罪ですよ。ダメです絶対に。


ワクチンを接種して、既に10代の少年が3人亡くなっています。コロナによって死んだ10代は一人もいないのにです。これは非常に恐ろしい話ですよ。


あなたがあなたなりにコロナ禍を終結させようとしている事は分かる。しかし、その出口は決してワクチンではない。


あなたは全体を俯瞰して眺める事のできる頭の良さを持っている人でしょう。文章からも伝わってきます。出来たらですね、その頭脳でもって別の出口戦略を考えてみてはいかがですか? 


※プレプリントに関するご意見は耳の痛いところです。しかし、私個人的には説得力を感じたので紹介させていただいています。



――以上で引用終わり(筆者注)


……どうでしたか? このタイプの人間と議論をした事がないので、私は少なからぬ衝撃を受けています。


この人物は日本人というものを「分かっている」し、そんな日本人がコロナ禍を終わらせるにはどうしたら良いか「分かっている」のだ。


しかし、私はこのドライで達観した考え方に賛成する事はできない。なぜなら、この人物は子供の命を奪っても構わないとするような考え方をしているからだ。


私は、この人物はいずれかの省庁に属す役人ではないかと考えているのだが、どうだろうか? 現在の劣化した精神性を抱えた畜群共の巣くう日本をリアルに統治していこうとしたら、きっとn氏のような考え方をするのではないだろうか? ドライに、リアルに、冷酷に。


しかし、n氏は分かっていない。畜群を畜群たらしめたままにしておく者も、おそらく畜群の汚名を免れないのだ。


n氏はリアルな思考かもしれないが、ただの惰性だ。やはり――言うのはこっぱずかしい気もするのだが――日本のあるべき未来を描き、そこに向けて行動していかなければならないのだ。そうしないと、日本はいつまで経っても「畜群天国」なのだ。


n氏からの返答が寄せられたら、また紹介させていただく。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ